第1090話 エリカと九尾の血脈の開放
九尾の狐「…おのれの手で正気に戻るとは…」
エリカ「あのね九尾の狐様!!意識を乗っ取るのを止めてくれないかしら…?血脈を開放する変身は自分でするわ!!」
九尾の狐「そうじゃな…ならば水巫女の姿で血脈を開放すれば九尾の狐形態になれるようになるじゃろう…」
アーク「すんごく分かりやすい説明だな…」
エリカ「なるほどね…水巫女にバーストシフトしてから…九尾の血脈を開放すればいいわけね!!」
九尾の狐「無論そう言う訳じゃ…じゃが…九尾の狐形態になったとて…どのような力を得るかはわからぬ…」
タヌ助「つまりギャンブルって訳か…」
雷狼太「なぜそうなる…」
エリカ「あっそうだ…雷狼太は初めてだよね…私の水巫女の姿…」
雷狼太「ああ初めて見ることなるな…気になるのか…?反応が……」
エリカ「まさか…まあいいわ…いくわよバーストシフト水巫女!!」
ドドジューン!!
エリカは水巫女にバーストシフトした!!
水巫女状態のエリカの肌は…イルカみたいな肌色につまり…水灰色にお腹以外の全身が染まってお腹側だけは白色をしているが
強制的に競泳水着姿になるため…大半が隠れてしまっている…
イルカのような尾びれのついた付け根が太い尻尾が生え…新たに背中側にイルカの背びれ部分も生えている…
顔の目の下には3対のエラが発生し…水中呼吸が可能な性能をしており…体中から分泌されたぬめりが体表を覆っていて乾燥を防ぐ役割がある…
エリカ「これが私の水巫女の姿よ!!」
雷狼太「なんというか…かんというか…魚だな…」
エリカ「失礼するわ魚ですって…これはイルカよ!!」
九尾の狐「その状態で血脈を開放するのじゃ…」
エリカ「分かったわ!!」
するとエリカは手を胸に置き心臓の音を聞く…
ドンコッコーンッコッコーン!!
ピカッ!!!
すると水巫女状態のエリカの肉体が再構築されていく!!
金色の光を放って更に銀色の光も放ちだす…すると…
モフモフフッ
エリカの口が狐のようなマズルになって…狐の耳が生えており…
体全身がグリーンゴールド色の狐の体毛で覆われてまるで狐の獣人というべきだろうか…
九尾の狐の血脈を開放したエリカは巫女服を着衣しており…全身に生えている狐の体毛はグリーンゴールド色に輝いており…
太くて短い9本の尻尾が生えたようだ…尚…肉球もついている模様…
九尾エリカ「これが…私の新しい力…!!」
アーク「エリカの九尾の狐の力を開放した姿かこれが…つまり九尾エリカ!!」
九尾の狐「さすが我が末裔じゃな…美しい姿じゃのう…」
九尾エリカ「さあ始めるわよラジール!!!」
ラジール「始めてください…」
九尾の狐「ちと…思うが九尾の力を使えるのか…?」
九尾エリカ「きゅ…九尾の力ですって…?」
九尾の狐「そうじゃ…見る限りその状態だと…それぞれ炎・氷・雷に特化した姿に更に変身できるようじゃな…」
九尾エリカ「そ…そんなに?恵まれすぎじゃない…?」
タヌ助「それは無いと思う…ヒロイン補正だろ…」
アーク「いや…違うな負けヒロイン補正だな…」
九尾エリカ「ちょっと黙りなさいじゃないと…煉獄に堕とすわよ?」
アーク&タヌ助「「すみませんでした」」




