地下室
リイド達は、地下室に向かうために旦那様の部屋に来ていた
「ここに地下室への入り口があるのか?」
「言い出したリイド様が知らないんですか?」
「俺は、シンから聞いただけだからしらねぇよ」
「じゃあ、なんでシン様は、そんな事を知ってるんですか?」
「俺はしらねぇよ。とりあえず、入り口を探そうぜ」
ピアスとリイドがそんな事を言っていると、氷魔が魔法を使う
「スノー」
すると、粉雪が部屋に降り注ぎ、細かい傷などが浮き出る。そして、床の一部に何度も触った形跡が浮かび上がった
「あそこ」
「魔法って、こんな使い方もできるんですね」
「とりあえずあの床を剥がすか」
リイドは、床を無理矢理剥がす。すると、ハシゴが出てくる。それは、地下へと続いている
「本当に、地下室があるんですね。中はどうなっているんでしょうか?」
「今はまず、地下室に行こう」
3人は、地下室へと向かって行く
地下には、部屋が一つだけで行き止まりになっている
「ここなら、護りやすい」
「なぁ、奥に魔法陣があるぞ?」
「魔法陣ですか?お父様は、ここで何をやっているんでしょう?」
3人は、魔法陣に近づく
「これ、召喚陣」
「氷魔様は分かるのですか?」
「召喚陣なのは分かるけど、それだけ」
「召喚魔法なら、今本持ってるぞ」
リイドが取り出したのは、昼に魔法の勉強様に買った召喚魔法の本だ
「これが何の召喚陣なのかわかりますか?」
「ちょっと待てよ。えーとな、全部似ててわかんねぇ」
「ちょっと、わたしが読んでもいいですか?」
「あぁ、いいぜ」
リイドは、ピアスに本を渡す
「これ、悪魔の召喚陣じゃないですか?」
「悪魔?そういえば載ってたな」
「はい。どんな願いも叶えてくれ邪神の眷属。召喚する悪魔の強さは、召喚の際に憑代にする器と、人の生命力で決まる。絶対に召喚してはいけない禁忌。と書いています」
「禁忌ってなんだ?」
「してはいけない事です。でも、なんでお父様がこんな事を?」
「今は、その事は置いといて、盗賊に集中」
氷魔の言葉で、リイドも迎撃体制に入る
「ピアスは危ねぇから下がっとけ」
「わかりました」
こうして、一夜の籠城戦が始まる
すみません。少し忙しいので休みます




