表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
邪神?でも神なんだから楽しもう!  作者: 毛糸玉
第一章
79/81

ゲルトゴルとの戦い3

 「クソが!あいつ異様に気配を感じねぇ」


 人間は、死闘をするときどんな達人であろうと、ほんの少しの殺気が漏れる

 だが、あいつからほ何も漏れてねぇ。つまり、あいつはオレを殺す気はねぇって事だ

 つまり、これはただの時間稼ぎ。あいつには、別の狙いがある


 「このままじゃ、拉致があかねぇな」


 オレは、煙からの脱出を試みるが、あいつはそうはさせてくれない

 煙に塗れて、オレを攻撃する。しかも、いろんな場所から来やがるから、方向感覚もずれそうだ。このままだと一生煙から出られねぇぞ


 「しかも、この煙。あいつがオレを攻撃する時の爆破で出やがるから、攻撃され続ける限り、煙が消える事もねぇな」


 これは、本当にまずいぞ。あいつの魔力切れを狙うにも、時間がかかり過ぎる。その前に、あいつの狙いが、来る可能性が高い

 やっぱり、煙から出るしかねぇ。どこかにねぇか、あいつの攻撃が来ない脱出経路


 「...そうか。あるじゃねぇか!脱出経路!」


 オレは、魔剣に精一杯の力を込めて振り壊す

 そう、地面を切った

 地面は崩れオレは落ちる。たどり着いたのは、オレが、王都に侵入する時に使った地下水路だった


 「ここには、煙がねぇから隠れらんねーぞ」


 あいつも、地下水路に降りてくる。今は、はっきり姿が見えるぜ


 「さぁ、第3ラウンドといこうじゃねぇか」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 まずいな。ゲルトゴルに、煙から脱出されて、着いたのは地下水路。ここは、狭くて魔剣を躱すのは難しい。今度は、相手の有利なフィールドに誘い込まれた

 だけど、騎士達が来るまで、そう時間はかからないはずだ。せめて、あと5分。時間が稼げれば


 「どうした?そっが来ないなら、こっちから行くぞ!」


 ゲルトゴルは、声高らかに叫び。距離を詰める。地下水路の広さ的に、横に避けたらすぐに捕まる。なら、バックステップで避けるしかない

 自分は、バックステップで魔剣を躱すも、ゲルトゴルは直ぐに仕掛けてくる

 ゲルトゴルは、完全に短期決戦に持ち込もうとしてる。自分は、ギリギリ躱し続けるも、1分も持たない。直ぐに追い詰められる


 「これで終わりだ!」


 ゲルトゴルは、魔剣を振り上げ、力強く振り下ろす。ここで自分は、切り札を使う

 ゲルトゴルの魔剣は、シールドによって受け止められる

 リイドにシールドを提案したのは自分だ。なら、自分が使えてもおかしくないだろう

 本当なら、もう少し取っておきたかったけど、仕方ないだろう


 「なんだよ!これは!」

 「切り札ですよ。これで、まだ戦えます」


 ここからは、ひたすらの防戦だ。ゲルトゴルの魔剣を躱し、ときにシールドで防ぐ

 だが、ゲルトゴルもシールドに慣れてきた。フェイントなどを入れて攻撃する事で、シールドを展開する場所をズラされたりする

 だけど、ゲルトゴルは間に合わなかった。


 「ゲルトゴル!通報を受けて来たぞ!」


 声高らかに1人の騎士が叫ぶ


 「また、懐かしい顔が出て来たな。久しぶりだな、ベーツ!いや、今は騎士団長と呼んだ方がいいか?」


 ゲルトゴルは、騎士に向かって言った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ