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邪神?でも神なんだから楽しもう!  作者: 毛糸玉
第一章
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ゲルトゴルとの戦い

 「なんで、盗賊が王都の中にいるんだ?」

 「地下に気配を感じたので、地下に通路があるんじゃないですか?それも、何十人も通れる通路」

 「たしか、地下水路があったはずです」

 「なら、そこを通ったんですね」


 自分達が、そんな話をしている合間も盗賊達は地下水路から出てくる

 そこで、氷魔が魔法を放つ


 「アイスショット」


 氷の塊が、盗賊達に向かって飛んで行く

 牽制を込めた魔法は、威力は無いが数が多い

 そして、リイドも魔法を使う


 「敵が多いときは、連携をとりづらくするんだろ!」


 リイドは、魔法スモークを放つ

 あたり一帯が煙に(おお)われる


 「目眩しか!」


 そして、煙の中リイドは走る

 敵の親玉であるゲルトゴルを倒そうとしているのだ

 杖には、音魔法を(まと)わせる

 リイドは、強い魔法を多く覚えているが、それは範囲が広い魔法が多い

 そのため、街中では使えない物が多く、ゲルトゴルを倒す魔法として音魔法を選んだ

 ゲルトゴルに一気に近づき、飛びかかる


 「あめぇな、オレでも、ある程度近くだったら魔力を感じる事が出来るんだよ」


 そういい、ゲルトゴルはリイドの杖を躱し、カウンターを放つ

 リイドは、咄嗟(とっさ)に杖でガードをするも、浮いている体は踏ん張りが効かない。リイドは、吹き飛ばされる

 そして、今度はゲルトゴルが走る

 そこは、煙が視界を無くす前にお嬢様がいた場所だ

 しかし、氷魔がそうはさせないと、魔法を放つ


 「そんな、魔法意味ねーよ!」


 ゲルトゴルは、容易く躱し。氷魔との間が一気に縮まる

 氷魔は、距離を保とうとするが相手の方が早い


 「これでも喰らえ!」


 氷魔を切ろうと、魔剣を突き出す

 するとそこに、ライトニングが飛んでくる

 ライトニングは、魔剣を避雷針(ひらいしん)とし、ゲルトゴルに命中する

 しかし、ゲルトゴルは魔剣を放つ

 氷魔は、ライトニングでゲルトゴルが少し硬直した瞬間に、少し離れていたが、それでも、魔剣に当たってしまう

 致命傷には及ばないが、足を切られ機動力を失った

 そして、ゲルトゴルが二撃めを放とうとするが、自分がゲルトゴルを横から殴り吹き飛ばす

 ゲルトゴルは、もろに受けるも、服の下に何やら硬いものを仕込んでいたのか、威力が少し落ちる


 「痛ぇな。仕込んでいた、鉄板ごと骨砕くとか、どんな馬鹿力してんだよ」


 しかし、ゲルトゴルは余裕そうな顔で立ち上がる


 「おい、大丈夫か!」


 リイドが、こちらに来て言う


 「リイド、早く治癒魔法を」

 「あぁ、わかった」


 リイドは、氷魔の足に治癒魔法を使うが、傷が塞がらない


 「傷が、塞がらねぇ!」


 そんなリイドに、ゲルトゴルは笑いながら言い放つ


 「それはな、オレの魔剣の力だ。この魔剣に切られたら、治癒出来ねぇんだよ」


 そういう、ゲルトゴルの魔剣を見て、お嬢様が言う


 「あれは、わたしがお父様に頼まれて取りに行った魔剣です!」


 あの、魔剣に切られると治癒ができない。氷魔は、足を切られ動けない。そして、お嬢様を護りながら戦うには、相手が強い。なら、お嬢様を逃すしか無い


 「リイド。自分が、ゲルトゴルと戦って時間を稼ぎます。その間に、2人を連れて逃げてください」

 「なにいってんだよ、シン!」

 「今は、リイドにしか頼めないんです。お願いします」


 リイドは、少し考えて言う


 「死ぬなよ」

 「わかってます」


 リイドは、氷魔を背負い。お嬢様の手を掴んで走り出す


 「野郎ども!あいつらを追え!このガキは、オレが殺す」

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