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邪神?でも神なんだから楽しもう!  作者: 毛糸玉
第一章
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ゲルトゴル3

 ゲルトゴルと騎士副団長の戦いは、とても静かであった

 剣と剣が交わる事が無いからである

 騎士副団長の剣は、ゲルトゴルに届かない。それほどの差が、今の2人にはある


 「なぜ、攻撃があたらない!」

 「そんな事、もうお前ならわかるだろ?」

 「くっ!はぁぁぁぁ!」


 騎士副団長は、必死に剣を振る。あたれば、腕の一本は切り落とせる一撃を

 だが、ゲルトゴルにとっては、脅威にならない一撃であった

 そして、騎士副団長の胸元が、血飛沫を上げる

 ゲルトゴルが、一撃を入れたのだ

 騎士副団長は、膝から崩れ落ちる


 「がはぁっ!」

 「隙がありすぎんだよ」


 ゲルトゴルは、騎士副団長が持っていた、檻の鍵を取り、騎士副団長に背を向け歩きだす


 「ばかめ、ちゃんと息の根を止めるのが常識だろう」


 騎士副団長は、ポーションを取り出して飲む

 ゲルトゴルが与えた傷は、深傷ではあるが、ポーションを飲めばある程度動いても問題なく回復する傷であった

 ゲルトゴルが、背を向けている今。騎士副団長は、首を刎れる自信があった

 しかし、ゲルトゴルの狙いがポーションを飲んでもらう事とは知らずに

 騎士副団長は、ポーションを飲み立ち上がる


 「これで終わりだ!」


 騎士副団長は、走り出す瞬間に違和感に気づく。傷が塞がらないのだ

 騎士副団長は、脚に上手く力を込める事ができずに、立ち止まる


 「どうやら、魔剣の力は本当らしいな」

 「魔剣だと?」

 「あぁ、お前で少し試させてもらった。切れ味もいままでで1番いいし、能力も気に入った」

 「なぜ、貴方がそんなものを持っている!」

 「お前に、言う義理はねぇな」


 ゲルトゴルは、騎士副団長に近づき、容赦なく、首を刎ねた

 ここからは、一方的だった。捕まっていた盗賊達は、解放され。騎士達は、騎士副団長を失った事により、士気が下がる

 5分も経たずに、騎士達は全滅する

 

 「野郎ども!次は王都に行くぞ!」

 「お頭!こいつらが使っていた馬車を使えば直ぐに王都に着きます!」

 「そうだな。馬車に乗れ!あいつらに、誰に手を出したか教えてやるぞ!」

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