ゲルトゴル1
ゲルトゴルの話を進めます
「お頭!」
「どうした?あいつらが見つかったか?」
「はい。あいつらは、王都に向かったらしいです。おそらく、貴族の屋敷かと」
「王都か、ちぃと厄介だな」
「それと、情報屋も連れてきました」
すると、奥の方から声をかけられる
「僕なら、ここだよ」
「来たか、情報屋」
「あぁ、僕は、金を払ってくれるなら、君みたいな盗賊や、はたまた悪魔にだって情報を売るよ。ところで、今日はどんな情報が欲しいのかな?」
情報屋は、まるで子供の様な口調で話しかける
「今日は、オレの捕まっちまった仲間の場所と、この魔剣についてだ」
「ふん。なら、仲間の情報は、金貨70枚。魔剣の情報は、白金貨30枚でどうかな?」
「白金貨30枚!?お頭!こんなんぼったくりでっせ!」
「いや、それでいい。情報を買おう。ほら、白金貨30枚に金貨70枚だ」
「お頭!何考えてんですか!」
「魔剣の情報なんて、持ってる奴は少ねぇんだよ。普通なら、白金貨何百枚も要求してもおかしくねぇ。それに、こいつは信用できる」
「信用出来るなんて、照れちゃうなぁ〜。まぁ、こっちは商売上、信用第一なんですがね」
「そんな事は、どうでもいい。さっさと、情報を寄越せ」
「せっかちだな〜、そんなんだから人国騎士団長の座を剥奪されるんですよ」
「うるせぇ!」
「はい、はい、それじゃまず、仲間の情報ね。今は、ギルドの地下に捕らえられてるよ。明日、王都から騎士が来て輸送される」
「それで、輸送しに来る騎士は?」
「それは、金貨15枚で」
「たっく!…ほらよ!」
「毎度〜。連行に来るのは、君の元左腕。現在騎士副団長と先鋭が5人。流石に、君の名前が出たらそれ相応の人が出てくるね」
「そっちの情報は、わかった。次は、魔剣だ」
そういい、今回の戦利品の魔剣を出す
「うわぁー、すごいね。禍々しい力を感じるよ。どれどれ」
情報屋が、魔剣を持ち細かく調べる
「わかったよ。これは、吸収の魔剣だ」
「吸収の魔剣?どんな能力だ?」
「能力は、相手の生命力の吸収。この剣で斬られた奴は、生命力を吸収されて治癒魔法などを使っても傷が治らなくなるね。そして、吸収すればするほど、この剣は強くなる」
「そうか、わかった。情報助かったぜ。また、情報を買う時に呼ぶ」
「はい〜、毎度ご贔屓にどうも〜」
こいして、情報取引が終わる




