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邪神?でも神なんだから楽しもう!  作者: 毛糸玉
第一章
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氷魔が来た

 「誰か、いない?」


 部屋に戻ろうと、玄関の前を通るときに声が聞こえてきた

 そこには、リイドと同じ様に杖を持つ女性


 「氷魔様ですね」


 奥の方からは、秘書らしき人が来る


 「イヤーカフ様が、お待ちです。ついてきてください」


 2人は、2階に消えていった

 これは、一度リイドを連れてお嬢様の所に行くべきだね。おそらく、直ぐにお嬢様の元に氷魔は、行かされるだろうし


 そして、自分はリイドを連れてお嬢様の部屋に行く


 コンッコンッ「お嬢様、いますか?」

 「はい」


 部屋の扉が開く


 「何かありましたか?」

 「氷魔が到着したので、その報告と、護衛です」

 「そうですか。では、中にどうぞ」


 部屋の中に入って直ぐにまた、ドアが叩かれる


 「お嬢様、氷魔様が、到着しました」

 「わかりました。入れてください」


 ドアが開かれ、氷魔が入り、侍女が一礼して、扉を閉める


 「あなたの護衛をする事になった。ヒエロ」

 「わたしは、ピアス=シュミットです。そして、こちらの方が」

 「俺はリイドだ。俺も護衛をしてる」

 「あなたいらない」

 「は?」

 「魔力は、強い様だけど、隠そうとしていない。それだと、位置を教えているだけ。だからいらない」

 「なんだと!」


 リイドが、いらない扱いをされている

 それにして、隠そうとしていない?漫画で良くあるみたいに、魔力が、体から溢れ出している。みたいな感じかな?魔力などの知識に疎いため、知らない事が多い

 これは、リイドが魔法使いとして成長するいい機会じゃない?氷魔は、Bランクの魔法使いだ。学べる事は、多いだろう


 「少し、待ってください」

 「…?貴方は?」

 「自分は、シンです。リイドとパーティーを組んでいます。護衛の事なのですが、自分とリイドは、邪魔にならない様に少し離れた場所にいます」

 「おい、シン!何言ってんだよ!」

 「リイド。少しうるさいですよ。…それなら、いいですか?」

 「それなら、いい」

 「では、自分達は部屋の外で待機しています」

 「あの、シン様?」

 「お嬢様、大丈夫ですよ。ちゃんと、何かあったら守れる位置にはいるので。リイド、行きますよ」

 「ちょっと、待てよシン!」


 リイドと自分は、部屋を出て扉の前で待機する


 「なんで、こんな事するんだよ!」

 「それは、リイドに強くなってもらうためです」

 「どういう事だ?」

 「リイドには、今から氷魔を観察して、その技術を奪って貰います」

 「技術を奪う?」

 「そうです。自分は、魔法使いではないので、リイドに魔法の提案や、戦う時の基礎を教える事しかできませんが。氷魔からなら、魔法使いとして、大切な技術を学べると思います」

 「だからって、なんで、離れた場所にいるんだよ」

 「視野を広く持てば、戦いの全体が見れるので、離れた位置にいます。とにかく、リイドはこの護衛の間に、氷魔から3つ技術を盗まないと、罰を与えます」

 「おい、聞いてねぇぞ!」


 こうして、護衛と一緒に、リイドの特訓も始まる

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