料理と反省会
「ただいま帰りました」
自分は、食材を買い家に戻って来た
今日は、リイドを元気づける為に、肉を買って来たのだ
自分は、この世界に来て料理はしていない
だけど、家が手に入りキッチンがあるなら、たまには料理をしよう
異世界物で、料理無双は定番だ。自分は、カレーやハンバーグなど、家庭科で習った奴しかできないけど
とりあえず、今日はハンバーグを作ってみよう
「リイド。今から料理をするので少し待っていてくださいね。今日は、オークの肉ですよ」
「わかった!」
どうやら、リイドも一旦持ち直している様だ
自分は、料理を開始する
あれから、少したった。自分は、料理を終える
少し焦げちゃったけど、大丈夫だろう
自分は、リイドの部屋へハンバーグを持っていく
「リイド、できましたよ。少し焦げましたが、食べれます。リイド?」
難しい表情をするリイド。そして、やっと口を動かす
「なぁ、シン。俺は、今日の戦いどうやって戦えば良かったんだ?」
「どうしたんですか。急に?」
「俺だと、どうすればいいかわかんねぇんだよ!だから、俺に教えてくれ」
「とりあえず、反省会は食事の後です。みっちり反省会をしましょう」
「わかった」
リイドは、料理を食べ始める
「なかなか美味いな」
「なかなかは余計です」
くっ、『やべぇ!めちゃくちゃ美味え!』って反応を期待したのに!
まぁ、少し焦がしたし、調味料がないため味付けが単調だから仕方ないけど
「では、自分は料理器具を片付けてきますので、その後で反省会をしましょう」
「あぁ」
その夜、自分達は長い反省会をした
内容は簡単にまとめて以下
・リイドの魔法は、溜めるのが長いが一撃は強い為、攻撃力は十分にある
・あの戦いでは、障害物などを作り溜める時間を稼ぎやすくするのを優先するべきだった
・自分で自分を補える魔法を覚える事
・接近戦でも、ある程度は戦える様になる事
この四つだ
リイドは、家に魔法の本が一冊あり。それを見て練習したと言う
その本は、上級魔法ばかりが載っており、初級魔法などは、片手で数えられるぐらいらしい
そのため、リイドは上級魔法以外は余り使えないらしい
普通、上級魔法が使えなくて、初級魔法が使えるのがあたり前だけど、これはに関しては、リイドの才能が凄いとしか言えない
自分も、魔法はほとんどわからないし、魔法使いのツテもない。なら、オリジナルの魔法を作るしかない
自分は、この世界の魔法は知らなくても、漫画などで読んだ知識がある
そしてここには、穴ぼこだらげでも、魔法を完成させるだけの才能があるリイドがいる
「では、傷が治り次第、一緒に魔法を作りましょう」
「おう!誰にも負けねぇ。俺だけの最強魔法を作ってやる!」
こうして、反省会は終了した




