家が手に入った
城を出て数十分、自分達は案内人に案内され、家に着いた
「ここが、獣王様の与えた家です」
その家は、ほかの家よりも若干大きく、手が凝った作りになっている
獣王が与える家が、他の家より劣っていては、ダメだろうから当たり前だろうけど
「では、ドアノブに手を触れてください」
「こうですか?」
ドアノブに触れると、ドアノブが淡い光を放って数秒で消える
「これは、家主の決定です。登録した者以外では、開ける事ができなくなります。リイドさんも、ドアノブに手をお願いします」
「おう」
「そして、シンさんがドアに触れて登録と言ってください」
「わかりました。登録」
すると、またドアノブが淡い光を放ち消える
「これで、リイドさんも登録完了です。他にも登録させたい方がいたら、シンさんがドアに触れて登録と言えばできます」
「わかりました」
「中には、家具が一式ありますのでそれはご自由にお使いください。それでは、失礼させていただきます」
「ありがとうございました」
案内人が、去っていき。自分達は家の中に入る
中は、広く部屋も6つある
リビングには、机やソファーがあり。部屋には、ベットがある部屋が二つ何もない部屋が二つ、残りの部屋はトイレなどだ
一つ一つの部屋が広いため、いろんなものが置けそうである
自分は、リイドをベットの上に置く
「自分は、食材を買ってくるので安静にしていてください」
「わかってるよ」
「では、いってきます」
自分は、家を後にする。
自分が帰ってくるまでに落ち着いてくれればいいけど
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リイドは、ベットの上で1人泣いていた
さっきまでは、普通を装っていたが、1人になって感情が爆発する
「クソ!クソ!クソ!」
リイドの胸を、負けた悔しさが締め付ける
今まで、負けた事がない分締め付けは大きい
今回の戦いは、最後に一矢報いたが、完全に完敗だと言っていい。その事実はリイドも受け止めている
なら、リイドには何が足りなかったのか
それは、リイドでも分かる。単純明快、リイドが、戦い方を知らないためだ
リイドは、いつも魔法を放つだけで終えていた
自分では、余り考えずともシンが相手を引きつけ、隙を作るからだ
そのため、今のリイドは戦い方を知らない。駆け引きを、相手の行動を見る事を、自分の戦い方を
リイドは、考え続ける




