リイドの褒美
『リイド。何も思いつかないなら、前から欲しがっていたアレなんてどうですか?』
『アレってなんだよ?』
『二つ名ですよ。獣王から二つ名を貰うなんて、世界初じゃないですか?』
『マジか!』
「俺は、二つ名を貰いたい!」
テンションが上がり、獣王に対する言葉じゃなくなるリイド
ラウラは、顔が引きつっている
自分も、顔をリイドに向けてしまった
「二つ名?はっはっは!我にそんな事を頼むとは、面白いな。なぜ、二つ名を貰いたい?」
「俺は、世界に名を刻むんだ!二つ名は、俺の伝説の一つになる!」
「伝説とは、大きく出たな。いいだろう。ただし、お前の力量を試させてもらうぞ。獣王が二つ名を付けるのだ、弱い奴では認めぬ」
「じゃあ、誰かと戦うのか?」
「では、騎士団長を呼びましょう」
参謀のチンパンジーが言う
「あぁ、そうしてくれ。おい、こいつらを訓練場まで案内しろ」
「わかりました」
案内人が、返事をする
「では、ついてきてください」
自分達は、案内人の後をついていく
「リイド。自分は、かなりびっくりしましたよ。言葉づかいが、獣王相手にするものではなくて」
「やべ!忘れてた!でも、大丈夫だったからいいじゃねぇか」
「いや、ダメですよ!次からは気をつけてください」
「あぁ、わかったよ」
「それで、リイドは騎士団長と戦って勝てるんですか?」
「当たり前だ!俺の魔法で倒してやる!」
「いや、それは難しいと思う」
「ラウラは、騎士団長について知っているんですか?」
「うん。凄腕の戦士で、魔剣使い。魔法使いは、魔法を使う暇なく倒されるって聞いてる」
「魔剣使いって、かなり厄介そうですね」
「相手がなんだろうと、近づかれなければいいんだろ」
「キングボアとの戦いを見た限り、無理そう」
「なんだと!俺ならそんくらいできる!」
自分達は、少し不安に思いつつ。リイドを信用することにした
「着きました」
着いたのは、体育館より一回り大きいひらけた訓練場だ
「ここで戦うのか?」
「はい。御二方は、2階の観覧席へ」
自分とラウラは、2階の観覧席に向かう
待つ事数分。獣王と参謀、そして1人の騎士が現れた
一度書いたものを消してしまい焦りました。(17:55)




