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邪神?でも神なんだから楽しもう!  作者: 毛糸玉
第一章
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キングボアの討伐大会2

 あれから山を登り続け、今はおよそ半分を登った辺りだ

 ラウラが罠を全て解除してくれるので、安全に登る事が出来る


 「ラウラがいるので、安全に登る事ができますね」

 「あぁ、たしかに。俺でも見抜けない罠がいくつかあったからな」

 「リイドは見抜くどころか、ラウラが言った落とし穴に掛かりそうになったじゃないですか」

 「あれは!片足だけだからセーフだ!」

 「それより、左側に罠があるから右に寄って」

 「わかりました」


 そうしていると、リイドがある事に気づく


 「なぁ?あそこに洞窟があるぞ?」


 リイドが指す方を確認すると、洞窟がある

 その洞窟の中には、何か動く物を感じた


 「本当ですね。それに、中に何かがいるのを感じます」

 「もしかして、キングボアが隠れてる?」


 たしかに、この山にはキングボア以外の魔物はいない

 なら、必然的にいるのはキングボアになる

 まさか、キングボアは頂上ではなく。中腹でやり過ごそうとしていた?

 それなら、リイドが洞窟に気づかなかったら。自分達は、魔物に心理戦で負けた事になる。

 だけど、今回は気づいたから自分達の勝ちだ!


 「早く行こうぜ!キングボアを倒して優勝だ!」

 「急がないでください。むしろ、洞窟に入るのは危険です」

 「洞窟の中は暗いから、罠が見つけづらい」

 「じゃあどうするんだよ!」

 「自分に、一度やってみたい事があるんですが?」

 「何か、いい方法があるの?」

 「はい、リイドが居ればできます」

 「なんだ?言ってみろよ」

 「それはですね」


 リイドが洞窟にインフェルノを打ち込む

 洞窟の中が明るくなり、炎が燃え続ける

 すかさず、洞窟の入り口を初級魔法ウォールで塞ぐ


 「これでいいのか?」

 「はい。後は待つだけです」


 この方法は、洞窟に蓋をし、中で炎が燃え続ける事で、酸素が無くなり呼吸出来ずに死ぬという方法だ。

 漫画で、ゴブリンを殺す方法で見たので、やってみたかったのだ


 「よくそんな事思いつくね。中の空気が無くなるなんて初めて知った」

 「本で読んだ方法なので、凄いのは作者ですね」

 「て、なんでこんな方法で倒すんだよ!俺はもっと激しいバトルをだな!」


 そんな事を言っていると、あたりから地響きが聞こえる


 「なんですかね?」

 「洞窟の方から聞こえる」

 「なんか、こっちに近づいてないか?」


 すると、塞いだ洞窟の壁が吹き飛ぶ

 中から、大きな牙を生やした豚が飛び出して来た


 「おい!あれはなんだ!」

 「どう考えてもキングボアですよ!」


 洞窟の中から、討伐対象であるキングボアが飛び出して来た!

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