獣人の国に着いた
あれから10日、馬車の旅は順調に進んでおり、獣人の国の領土なの入っていた
途中、リイドが景色を観るのが飽きて話し相手になったり、食事でリイドが干し肉を一口で食べて騒いだりしたけど、魔物が出たりはしていない
そして、もう馬車の旅も終わる
やはり、いきなり10日間はリイドには大変だった様で、馬車の旅が終わるのを喜んでいる
獣人の国では、観光した後、獣人の国特有のクエストを受ける事にした
リイドは、早く干し肉や乾パン以外を食べたいと言っている
そんな事を話していたら、獣人の国の最初の街が見える
街壁は、人間の国の物より低く、単純な作りをしているのがわかる
「おいシン!街が見えてきたぞ!」
「そうですね」
「早く美味しい物が食いてぇ!」
「まずは、宿からですからね」
自分達は街壁を越えて街の中に入った
街に着いたので辺りを見渡す
建物は全て一階だってになっているのがわかる
「おいシン!早くいこうぜ!」
「わかりましたから、あまり焦らないでください」
自分達は、商人に聞いたおすすめの宿に向かった
宿は一階建てのため、広い面積を使っていた
入り口の所は、酒場になっており、奥に部屋がある様だ
すると、奥から白い虎の獣人が出てくる
「いらっしゃい」
「宿泊したいのですが?」
「今は、2人部屋と、1人部屋が一つ空いる」
「では、2人部屋で」
「これがカギだ」
「おいシン、俺腹が減ったぞ」
「では、今すぐ食事はできますか?」
「あぁ、大丈夫だ」
「それでは、1人分お願いします」
自分とリイドは席につく
「シンは食べないのか?」
「お腹は空いていないので、大丈夫です」
「それにしても、やっぱり獣人ばっかりだな。おいシン見ろよ!鳥の獣人がいるぞ!」
「わかりましたから。それに人に指を差しては失礼ですよ」
そんな事を話していたら、虎の獣人が料理を運んできた
焼いた肉に、肉がゴロゴロ入ったスープ、肉8割野菜2割の炒め物、まさに肉づくし。見るだけで、胃もたれしそうだ
だけどリイドは、美味しそうに食べる
「うめぇ!シンも食うか?」
「自分は遠慮します」
リイドは、次から次へと口に肉を入れていく。完食まで、10分かからなかった
「美味かった!」
「よくそんなに食べれますね」
「美味いんだから仕方ないだろ」
「美味しくても、自分ではそんなに肉は食べられません」
「それで、今日はどうするんだ?」
「観光をしようと思います」
自分とリイドは、観光をしに外に出ていった
街の描写って難しくないですか?




