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邪神?でも神なんだから楽しもう!  作者: 毛糸玉
第一章
35/81

初めてのパーティー

魔法使いなのに、戦士みたいな口調ですね

 「なんで断る!俺と戦え!」

 「戦う理由がないので」


 これは、諦めてくれそうもないな。こうなったら最後の手段だ!


 「じゃあ、今日一日だけ自分とパーティーを組みましょう」

 「は?パーティー?」

 「パーティー組んだら一緒に行っていいですか?」

 「はい、構いませんが」

 「おい!勝手に決めんな!」

 「ワイバーンの討伐行きたくないんですか?」

 「いや、それは…。わかったよ!行くよ!」


 これこそ平和的解決

 自分は時間を取られなくて、少年はワイバーンの討伐に行ける

 これぞ、一石二鳥!

 こうして、初めてのパーティーを組む事になる


 ワイバーンは山を二つほど超えた麓にいる

 自分は、少年と一緒に馬車に揺られていた


 「おい、なんで俺とパーティーを組んだ?」

 「めんどくさいからです」

 「めんどくさくて悪かったな!」

 「そう言う貴方は、なぜワイバーンを討伐したいんですか?」

 「それは、俺が早くランクを上げて名を刻むためだ!俺の才能があれば、世界に名を(とどろ)かせ歴史に残る事ができる!この前だってSランク冒険者に認められて二つ名を手に入れた奴がいるらしい、だから俺も二つ名をゲットして歴史に名を刻むんだよ!まず俺の伝説として最初に討伐したのはワイバーン!ってやりたいんだよ!」


 つまり、自分の才能に慢心をしたんですね

 でも、それは自分も分かります

 自分も神じゃなければ、名を上げていたかもしれません

 神なので目立たない様にしつつ、目立っても情報を少なくして有耶無耶(うやむや)な存在にしてますし

 神とバレたら絶対大変ですからね


 「凄い夢ですね。でも、死んでしまったら名は残りませんよ。残っても、慢心した愚か者としてです」

 「愚か者じゃねぇ!見てろよ!俺の魔法がワイバーンを倒す瞬間をな!」

 「はい、期待せずに待っています」

 「そういえば、お前の名前を聞いてなかったな。お前なんて言うんだ?」

 「人に名を聞く時は、自分から名のるものですよ。自分はシンです」

 「名乗ってんじゃねえか!たく、俺はリイドだ」

 「よろしくお願いします」

 「あぁ、俺の最初の勇姿を最初に見れるんだ!ありがたく思えよ」


 こうして、声の大きい魔法使いリイドとワイバーン討伐に向かう事になった

 2人なら喋れるけど、3人になると喋れなくなるよね

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