あれから町で
あれから町に戻って約半年、いつもの日常を過ごしていた
最近は変わった事もない
それと、爆殺拳の情報は、炎帝に二つ名を付けられた事と、二つ名で格闘家と推測されているだけ
一応他にも、よく暴れてるだの、女性に手を出しているだの、噂を聞いたけど、自分は何もしていないのでただの噂だ
すぐに王都を出たかいあって、例外を除いて誰も自分までは辿り着いていない
ダンジョン攻略は最後尾にいた事と、ブレスで見られてない事がさいわいした
だけど、この町は違う
自分が戦っている所を見た冒険者多数、炎帝が推薦した時に王都に行っていた事
そして、自分のランクがCランクになっている事で簡単にバレた
さらに、誰も自分の名前を知らないのだ、受付嬢は忘れているし
そのため、からかいも込め自分は皆に爆殺拳と呼ばれる様になった
だけど、自分は余り人付き合いしないので情報がほとんど出ないのだ
そのため、変わらない日常を過ごせていた
今日は、いつもの様にギルドでクエストを受けに行くと
「おい!なんでこのクエストが受けられねえんだよ!」
「それは、CランクのクエストなのでFランクでは受けられません」
騒がしい、少年がいるな
「俺は、そんじょそこらの奴とは違う!」
「あなたが凄い魔法の才能を持っているのは知っていますが、FランクではCランクのクエストを受けられないのは規則ですので」
そういえば、この町に凄い魔法の才能を持った子がいると聞いていたけど、あの子の事だろう
大きな杖背負ってていかにも魔法使いだし
とりあえず、さっさとクエスト受けてギルドを去ろう
Cランククエストのワイバーンの討伐があるね、ワイバーンは見た事ないからいい機会かもしれない
自分は、騒いでいる少年の隣しか空いてない受付に行きクエストを受ける
「おい!なんであいつはワイバーンの討伐を受けれて、俺は受けれないんだ!」
「あの方は、Cランク冒険者ですので」
どうやら、少年もワイバーンの討伐を受けようとしていた様だ
「だったらアイツぶっ飛ばしたら俺をCランクに上げろ!」
やばい、火種がこっちに点火しそうだ
自分はクエストを受けたので、急いで離れようとするが肩を掴まれる
「おい待て!」
「お断りします」
「まだなんも言ってねぇ!お前俺と戦え!」
「お断りします」
なんで自分は、少年が受付を離れるまで待たなかったんだ!




