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邪神?でも神なんだから楽しもう!  作者: 毛糸玉
第一章
30/81

ボス戦

 休憩も終わりボス部屋に入る

 ボス部屋で待っていたのは、九つの首と大きな胴体、紫の目が禍々しいヒドラがいた

 冒険者達は一斉に襲いかかり、ヒドラを切り刻んだり魔法を当てる

 だが、ヒドラは傷ついた場所からすぐに再生する


 「一体どうなってるんだ!?」

 「切っても切っても再生しやがる!」

 「尻尾がくるぞ!」


 冒険者達は苦戦し負傷者がで始める

 ヒドラはブレスを放ったり、尻尾で薙ぎ払ったりしてくる

 ブレスは食らうとかなりの猛毒で、当たれば皆顔が真っ青にあり泡を吹いて倒れる

 その中一つの火柱が上がる


 「俺の前じゃその再生能力は無意味だぜ!」


 Sランク冒険者の炎帝だった

 炎帝が炎の魔剣でヒドラを切り裂く

 ヒドラは再生しようとするが切り口が炎で焼かれ続けていた

 炎が邪魔をし、再生できず切り口がどんどん増えていく

 ギルマスがうまくサポートしていて攻撃もままならない状態になっている

 他の冒険者達は、歓声をあげる


 「さすが炎帝だぜ!」

 「これじゃ俺の出番はねぇな」


 だが、ここで状況が変わる

 ヒドラが先ほどから吐いていたブレスが部屋に充満してきていたのだ


 「お前ら!早く部屋を出ろ!」


 炎帝が叫ぶが、部屋がブレスで充満している事に気づかない冒険者達は戦いを眺めている

 すると何人かがブレスにやられ倒れ始め、やっと冒険者達は気づく

 冒険者達は急いでボス部屋から脱出する

 炎帝とギルマスは皆が逃げるまで時間稼ぎをしている

 だけど、ヒドラは尻尾で入り口のすぐ上の壁を叩く

 叩かれた壁は崩れ何人かが生き埋めになった

 出口は塞がれ、20人ほど冒険者が取り残された


 「余計なことしてくれるな!」

 「こいつはわしらが引き受ける!主らはダンジョンコアを破壊するのじゃ!」


 ダンジョンコアを破壊するとダンジョンは消滅し、ダンジョンの中の人は外に出される

 だけど、ボスを倒さずに破壊するとボスの素材は手に入らない

 それでも、老人ギルマスはダンジョンコアの破壊を命じている

 だが冒険者は動けない

 ブレスで部屋全体を把握できなくなっているからだ

 何も見えない毒の中で探すのは、不可能である

 更に見つけてもブレスを吸わずに近づくのも難しい

 この中でダンジョンコアを探せるのは、一人だけだった

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