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異世界転移したけどアイドルの推しに会いたいから帰りたい男

初めて書きました。簡単に書いたので内容薄いです。練習でプロローグだけ書いてみました。

タグには続きを書くときのためのものもあるので出てきてない内容があるのはすいません。



「絶対に俺は帰るんだ!そして必ず君に会いに行く!」


・・・



ここにワイヤレスイヤホンをつけながら学校に向かって歩いている一人の男子高校生がいる。

彼の名前は神尾 拓。この春から高校三年生である。

そんな彼はかなりのアイドルオタクであった。今もイヤホンで好きなアイドルの最新シングルを聴いている。

彼がアイドルにハマり出したのは高校1年生の入学前だ。

彼は高校受験をしており、受験が終わった開放感からアイドルにどハマりしてしまったのだ。

不幸だったのはハマった時期が悪かったことだろう。

入学前で友達ができる前にハマってしまった彼は友達を作ることよりもアイドルに熱中してしまった。

そのせいで現在絶賛ぼっちである。しかし彼は気にしない。なぜなら推しがいるから。


遅刻ギリギリに学校についた拓は次の握手会にどんな服を着て行こうか考えながら自分の教室に向かっていく。

教室に入ると自分の机に行き、すぐに突っ伏せる。

拓は徹夜でライブDVDを見ていたため寝不足なのだ。

そんな様子の拓を見てもクラスメートたちは何も言わない。

なぜなら拓に興味がないからだ。クラスメートたちから見る拓は勉強ができるボッチだ。

拓がオタクであることをクラスメートたちは知らない。なぜなら話したことがないから。

拓は毎朝遅刻ギリギリにきて、誰よりも早く帰る。さらに休み時間は常に突っ伏している。

他にも会話の場面はあるが拓は必要最低限のことしか話さない。

クラスメートたちが拓の成績が良いのを知っているのは学校で成績上位者が張り出されるためだ。


そんないつもの日常が突然非日常に変わる。

もうすぐ先生が来て朝のホームルームが始まる。そんな時突如、教室の床に奇妙な陣が描かれ出す。陣は教室全体に広がり輝き出す。

クラスメートたちが騒ぎ出す中、陣の輝きは強くなっていきやがて目を開けていられないほどになる。

次の瞬間教室には何も残されていなかった。


・・・


目を開けたクラスメートたちは呆然とする。なぜなら目を開けると突然教室ではなく見知らぬ場所にいたからだ。

床に先ほど教室に現れた似たような陣が描かれており、周りにはたくさんの人により囲まれていた。

周りの状況を理解しクラスメートたちのひとりが悲鳴を上げようとした瞬間、囲んでいた人たちの中から一人の女性が進み出て言った。


「ようこそいらっしゃいました勇者様」


その言葉を聞き、悲鳴を上げるの止めるクラスメート。

全員の注目が集まったのを確認した女性は名乗り出す。


「わたしはライアー王国第1王女のユリア・ライアーと申します」


王女は続けてこの世界の状況や、なぜ召喚をしたのかなどを細かく説明していった。

説明が終わったあと不安で泣き出す者や冷静に周囲を分析する者、まるで自分が主人公になったかのように振る舞い出す者、正義感に燃える者など様々なクラスメートがいたが、拓が考えていたのはただ一つだった。


(次の握手会何着ていこうかな〜)


なぜ拓はこのような思考に陥ってしまったのかそれは簡単である。話を聞いていないからだ。

拓はいつも眠い時は目を閉じている。そして考え事をするのだ。

拓は前髪が目を隠すほど長いため、目を閉じていることを気づかれることはない。

基本的に朝のホームルームは先生が来ると全員起立し、そのままホームルームを行う。そしてホームルームが終わり、先生が教室を出るとみな座り出す。

そのことを拓は分かっていたため召喚によって驚いて皆が立ったのを先生が来たためだと思い、

王女が話しているのは先生がホームルームをしているのだと思っていた。

だから拓はいつものように先生の話を聞き流して握手会のことを考えているのだ。


そんな拓も疑問に思い出す。


(なんかよく考えると泣き声とか聞こえるんだけど。一体どうゆうことだ?)


そう考えここでやっと拓は目を開き周囲を観察する。


(え...どこだよここ!意味わからん。周りを囲んでる人たちの服装も変だしどうなってるんだ?)


拓は驚きながらも冷静であった。この男アイドルに対して以外への反応はやはり淡白である。

そんな中王女は言う。


「皆様はこちらに召喚された際にユニークスキルを授かってる筈です。確認のためにステータス・オープンと唱えてください」


その言葉を聞き、クラスメートたちは一斉に唱えだす。唱えた瞬間クラスメートたちの目の前に文字が表示される。

自らのステータスを見てまたも騒ぎだすクラスメートたち。

そんな中、拓も王女に言われた通りステータス・オープンと唱えた。



【名 前】神尾 拓

【種 族】人族


【スキル】

 体術 Lv3

 思考加速 Lv1


【ユニークスキル】

 勇者 

(これがステータスか。勇者っていうのは確かすごい筈だよな。前に読んだライトノベルとかいうのにあったはずだ)

そう考え、拓が勇者の項目に目を向けると詳細が表示される。



 『勇者』

 <固有能力>

 聖剣召喚

 聖闘気

 自己再生


 <特性>

 状態異常耐性

 獲得熟練度上昇

 身体能力補正

 魔力補正

 光魔法適性


(なんかめっちゃすごいのではないか?

けどどこがどうすごいかは俺にはわからないな)


拓があれこれ考えているとクラスメートの1人が王女に質問をした。


「私たちは元の世界に帰れるのですか?」

「残念ながら不可能だと言われています。あなたたちを召喚した古代の召喚魔法には帰還の方法がありませんでした。それについては非常に申し訳なく思っております」

「そ、そうですか。」


そういうと尋ねたクラスメートは泣き出してしまう。だが不思議なことにクラスメートたちは誰一人として怒りだすものはいなかった。拓を除いて。

王女の言葉を聞いた拓は怒りでどうにかなりそうだった。


(もう二度と戻れないだと!ふざけるな!)


拓にとってアイドルと会えなくなるということは死と同意義だった。拓は怒り、悲しみ、混乱によってどうにかなりそうだった。拓は人生においてここまで感情が動いたことがなかった。それによりスキルは進化する。

スキルというものは稀に進化すると言われている。しかし、どのような要因で進化するかは解明されていない。


拓は感情の渦に呑まれながら身体に凄まじい熱が宿るのを感じていた。


(なんだ?身体が熱い。力が内側から溢れてくる!)


拓がそう考えている間にステータスに変化が生じた。


【名 前】神尾 拓

【種 族】人族


【スキル】

 体術 Lv3

 思考加速 Lv1

 

【ユニークスキル】

 女神の狂信者 


それに気づいた拓はスキルの詳細を確認する。


 『女神の狂信者』

 <固有能力>

 神器召喚

 魔眼

 神闘気

 超速再生

 転移

 <特性>

 状態異常無効

 成長速度超上昇

 獲得熟練度超上昇

 身体能力超補正

 魔力超補正

 適性無視

 

(なんだこれ!さっきよりなんか増えてるぞ!

しかも『女神の狂信者』ってなんだよ、おれは神など信じてないぞ。)


(おれが信じているのはアイドルの推しだけだ!!!)


(あーー!!!!どうすれば戻れるんだ!!

握手会に行きたいーー!!!!)


そんな拓の強烈な意思が能力を暴発させる。

元の世界に戻りたいというイメージが転移のイメージに変換され、能力が発動する。


次の瞬間拓の姿が掻き消える。

その瞬間を見ていたのは数名だった。しかしあまりにも一瞬の出来事であり、気のせいだと思われることで忘れられるのだった。


・・・

「え...ここどこ?」

拓が驚くのも無理はない。

瞬きの間に景色が変化し、あたりは森の様相になっているのだから。


「一体なんだよ!場所がいきなり変わったりするし、この世界はおかしすぎる!!」


拓は泣きたくなった。いきなり召喚されたかと思えば、また今度は場所が変わる。

しかも元の世界に戻れないときてる。

拓は絶望のあまり死ぬことすら考えてしまった。

そんな時、拓は思い出す!

前回の握手会を!!


「絶対にまた来てくださいね!約束ですよ!」


天使のような笑顔で言われたその一言を!


(なにを諦めてるんだ俺!

約束しただろあの子と!

異世界に召喚されたぐらいで諦めて言い訳がない!

絶対に諦めない!

)


拓は決意する。必ず元の世界に帰ると。

 

「絶対に俺は帰るんだ!そして必ず君に会いに行く!」





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― 新着の感想 ―
[一言] キーワードのほとんどが何も書かれていない詐欺のような短編。 せめてプロローグと書くべきでは?
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