第55話 修行
あけましておめでとうございます。
今年も不定期更新でありますが宜しくお願いします!
私は受験があるのですが、元気にAPEXとVALORANTしてます。
昨日は昼間から汗も拭かずに寝たため体がベタベタし、まだ太陽が出ていなかった。
「んー、」
体を伸ばし軽く体操をする。この世界に来てからかなり経つが、前世からの習慣は残ったままだった。
『おぉやっと起きたか。飯ができているぞ』
そうドラゴンは言うと、ボロボロの机に料理といえるか怪しいものを盛り付ける。
「今日は最初から人型なんですね。」
ただ焼いただけの何かの骨付き肉にかじりつきながらドラゴンが答える。
『まぁ人間と居るなら同じ形態の方がいいじゃろう?それにこの状態だと消費する量が少なくて済むからな』
ヒロトもぐらつく椅子に座り、茹でた山菜?らしきもののスープを飲む。
味は悪いもののお腹にはたまった。
飯を食べた後、ヒロトはドラゴンに呼ばれた。
『ところで名をなんて言う?』
一瞬頭の中にハテナがうまれる。
「…あっそういえば名前を言ってませんでしたね。僕の名前はヒロト・ウェリングです」
『そうかヒロトか。ではヒロトよ』
「はい」
『強くなるための修行の件じゃが、内容は今日の晩飯となるなんか魔物を討伐してくること。』
「…それだけですか?」
思ったよりキツくなさそうで逆に聞き返す。
『そんな訳ないじゃろ。月夜と魔法の禁止を付ける。代わりの武器はこの特製の剣じゃ』
もらった剣を鞘から出すが、何処か違和感と重い感覚がする。
「あの、これって」
『重い感覚がするじゃろう?ただの鉄剣ではここらの魔物は斬れないから斬れるように重量を倍にする魔法をかけてある。』
確かに重量を増やせば叩き割ったりする…かもしれない。
『それと月夜を渡してくれ』
「はい。何かに使うんですか?」
『いや、預かるだけじゃ』
「そうですか…ありがとうございます。では行ってきまーす」
『…油断するんじゃないぞ』
最後に忠告を受け、緊張感を持ちながら森の中を進んでいく。
「ふぅー。それにしても流石に暑いな。」
まるでジャングルのような蒸し暑さに苦労していると、獣の足跡らしきものを見つける。
「この足跡によると…こっから左側に進んでいったらしい。じゃあ探索魔法を…って使っちゃダメだった。」
仕方なくそのまま足跡を辿っていく。
「…あれ?足跡がない。一体どこに…」
そう言ってると上空から大きな生物らしきものが落ちてくる。
「わっ!っとと。」
寸でのところで回避に間に合い、剣を構える。
「ガァァァァァ!!」
咆哮をするゴリラとサンダーバードを混ぜたキメラのような生物が姿を現す。
直後に雷撃をお見舞いされ、体勢を崩される。
「こいつサンダーバードみたいに魔法を使ってくるのか!!」
(サンダーバードと違い空を飛ぶことはなさそう…なら)
キメラを正面にして右回りで雷撃を避けながら詰める。
「ここだ!!」
キメラの足を狙い斬りつける。
狙い通り足に傷を付けることに成功するが、飛んだ思い違いをしていたことに気付かされる。
「えっこいつ飛ぶの?」
その言葉通りキメラが上に飛び上がる。しかし高度は高くなく、近くの木と同じくらいの高さだった。
(その高度なら木を辿れば)
そう思った瞬間、キメラが突っ込んできて不意の一撃を剣越しにくらう。
「ぐっ」
剣を盾にしたことによりダメージ自体は少ないが、接近して真正面から戦うのがほぼ不可能に近いことが判明した。
「そっちが正面から戦う気なら俺は。」
地面に立っているキメラ目掛けて姿勢を低くして突っ込む。
「ふんっ!」
スライディングしながらキメラの下腹部を斬る。
「グガァァァァァ!!」
傷は浅いものの、こちらの攻撃が有効なことが分かった。
そこからキメラは空中から降りて来にくくなった。
ただ分かったことが1つある。それは、
「こいつは雷撃をあてるために高度を低くするタイミングがあること、これがこのキメラを倒す現在唯一の手段だ。」
高度が低くなると言っても地面からでは剣が当たらない。そのため飛びつく必要がある。
「来た!」
雷撃を当てるためにキメラが高度を下げてくる。
ヒロトは剣を鞘に戻して走り出す。
「森にはいっぱい木があるんだ。こいつを使わない手はない!」
木に右足を付けそのまま軸にして飛び、左手で剣を鞘から抜く。
『グエエエエエエ!?』
「くらえ!!」
そのまま首を落として着地する。
「ふぅ…ほんとに疲れた…とりあえずインベントリに入れて帰ろう。」
戦いの余韻に浸りながらキメラを回収し、少し休憩した後に帰路に着いた。
早いもので初投稿から2年近く経とうとしています。次回作を投稿する時期を考えていますが、投稿されてもこの作品はしばらく続くと思われます。この頃暇ではなくなってきたので次話は2~3ヶ月ぐらい空きそうです。(いつも通り)




