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第5話 ウンディーネに質問

水の精霊、ウンディーネと暮らすことになって早1ヶ月。水の精霊なのに水辺にいなくていいのかな?と思い、質問すると、

「私達精霊は基本、どんなところにいても問題ないのです。」

と、笑顔で答えてくれた。

まだ気になることがあったのでどんどん聞いてみる。



「そういえば、僕が産まれた時から寵愛している。と言っていたけど、なんで産まれた時から寵愛していて、どうやって遠い僕のことを寵愛したの?」


と聞いてみた。この質問は、ウンディーネと会ってからずっと気になっていた事だからさっき質問したのとついでにしてみたことである。

すると、ウンディーネは苦笑いをしながら


「あまり子供らしくない質問ですね」


と言ってきた。まあ確かに外見は子供で思考、頭脳は………子供やんけ!あれ?知識とか足りないんじゃ…とても大切でやばい事に気づいてしまった。だって死んだの13歳だもんなぁー。まあやれることをしようと思う。そんなこんなで内心焦りに焦りまくっているが、ウンディーネが


「質問に答えますと、まず何故寵愛していたかと言うとヒロト様が産まれた時、私は森にいました。すると突然私はヒロト様の家に引きずり込まれるようにして森から出て、自分の意志とは別に森から出てヒロト様の家に着きました。」


なるほどわからん。なんで俺の家に引きずり込まれてしまったのだろう?

そんなことを考えて、質問した。


「どうして僕の家に引きずり込まれるようにして来てしまったの?」


と、言うと


「私にも分からないのですが、気付いた時にはヒロト様の隣に立っていた…というぐらいですね」


!!!


「えっ!周りの人は気付いていなかったってこと?!」


うちの家は屋敷だから絶対に門番がいるはず…でもどうやってそこ通り抜けられたのだろう…


「えーとですね…精霊は基本、才能のある人しか見えないのはご存知でしょうか?」


俺は本で知っていたので首を縦に振る


「なので門番さんは私を見ることが出来なかった、ということです」


あれ? ここで疑問が発生した。


「じゃあ今はどうして周りの人全員がウンディーネのことを見ることができているの?」


もっともな質問をするとウンディーネは


「精霊の力を借りるには基本的に契約が必要です。しかし、精霊に力を借りる時は一時的に姿を見ることができます。なぜなら姿を現した時にしか力を貸すことが出来ないからです」


じゃあ契約者は精霊に姿を現させることで力を借りることができるのか。

すると、ウンディーネは


「けれども、寵愛は力を無制限に貸すことが出来て、周りの人にも自由に姿を現すことが出来るのです。理由は簡単で『契約』じゃないからです」


なるなるほどほど、要するに契約は約束だ。しかも契約にはきっと代償がいると思う。だから契約は守らなくちゃいけない。しかし、寵愛は相手が勝手にすることだから自由に姿を現したりどっかに行ったりできるのか。と、頭の中で結論付ける。


「あと、何故遠いヒロト様を寵愛したのかと言うと、さっき言ったのと同じでヒロト様の隣に立っていて特別な力を感じたからです」

と、答えてくれた。ここでひとつ質問をする。


「その特別な力って精霊魔法を使うことができる才能と別のものなの?」


ウンディーネは


「はい。精霊魔法の才能とは別のものです」


と優しく答えてくれた。


「ウンディーネありがとう!」


と感謝だけ伝えて、仕事をしている父の所へ向かう。




父の所へ向かう最中、1つ考え事をしていた。

『多分ウンディーネの言っていた力は前世の記憶か他の何かであると思う。けれど今はまだ正確な答えが分からない以上、考えても仕方ないな。』

考え事をしていると父の執務室についた。


コンコン

「失礼します」

ガチャ

「どうした?ヒロト?」


「父上お話があります」


俺から話を切り出した


「なんだ?欲しいものでもあるのか? うーん…わかった!妹か弟が欲しいのか!けど済まないな、仕事が落ち着いてからにしてくれ」


と、顔を赤くして父が答えている。

いい歳して…

まあいいかと思い話をする。


「父上、妹や弟が欲しいのではないですよ。今日聞きに来たのはウンディーネのことです」


と言った。


「まず聞きたいのは、ウンディーネのことを国王や王国に話しましたか?」


と聞いた。これには重大な問題がある。

もし精霊魔法が使えるとなると一生国の管理下に置かれてしまうと思うからである。この応答に父は、


「まず、ヒロトが心配しているウンディーネのことはまだ家族や兵士以外は知らないから大丈夫だ」


との事なので俺は安心した。

しかし、次の瞬間俺はめっちゃびっくりした。


「あぁ。でもな5歳式にはウンディーネのことを話すからな」

と言われ、俺はこうしか言えなかった。


「ええええええええーーーーーーー」

少しずつ文の長さや内容を濃くしていくのでどうぞこれからもよろしくお願いします_:(´ω`」 ∠):_

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