第42話 古の技術
編集途中です。申し訳ない。(´・ω・`)
というかなんで予約をこんな早めにしていたのだろう…?
土曜日。
学園の門まで来ている。そして見送りにはヒカリが着いてきてくれた。
「ほんとにありがとう!ヒカリのおかげですぐに王様と会えるよ!」
「そ、そうですか…。それよりもどんなお話をなさるのですか?」
「ん〜。ひみつだよ」
「むー、まぁいいです。気をつけて下さいね」
「うん。それじゃあ行ってくるよ。見送りありがとね」
「婚約者として当然ですよ。2人は…」
「ははは、まぁ美味しいクレープ屋さんが出来てすごい喜んでたからいいんじゃないかな?」
「クラッシェル領でもクレープがあったらすぐに飛びついてましたもんね」
クリスと2人でお花屋さんとかにも行ったよなぁ。おばちゃんは元気してるかな?
「それにしても大きな門だよなぁ」
「学園はこの国の1番大きな教育機関ですからね。むしろ小さい方が問題になりますよ」
「1番…か。そういえば他にどんな教育機関があるの?」
今後自分の領に学校を作るにあたって、他にどんなものがあるのか聞いておきたい。今じゃなくてもいいけど。
「他には職人を育成するところもあれば、使用人やメイドを育成するところもありますね。じゃなくて!早く行かないとお父様とのお話に間に合わなくなりますよ!」
「それもそうだね。それじゃあ行ってくる」
「はい。行ってらっしゃい!」
とりあえず正装はいらないってクリスから言われたけど、王様と会うからなるべく正装に近い私服で行くのと、昨日こっそり本をぬす…借りたのをインベントリに入れてるのと…今日は月夜を佩いている事かな?街中で物騒かもしれないけど、警護とすぐに対処できるようにして、身を守っている。3人から貰った剣でもいいかもしれないけど…あれはちょっと目立つし狙われそうで怖いからやめておく。
王城はいつ見ても大きいなぁ。
「あっ!ヒロト様じゃないですか!今日はどうしたんですか?」
「こんにちは、門番さん。今日は王様とお話しに来たんですよ」
「婚約者関係ですか?…まさか子供が!?」
「できてないですよ。それに、子供が出来たのは自分の母の方ですよ」
「そ、それはめでたいですね!男の子だと尚更いいんじゃないですか?」
「そうですね。男の子だったらそのままウェリング家の次期当主になりますからね。ところで…もう1人の門番さんは寝てていいんですかね?」
ザル警備だけど…いいのかな?
「ああ。そいつが起きる時って人が侵入してきた時と、何かある時なんですよ」
「…便利な機能だなー」
「そうですねー」
苦笑いである。
「じゃあ僕は行くので。門番頑張って下さいね」
「はい!ヒロト様もお気をつけて!」
俺の名前を覚えてくれるなんて…あの門兵さんはマイスくん達と戦争しかけた時に門でお世話になった人だ。俺が目を覚まして領地に行く前にすごい謝られたのを覚えている。さてと、王様の部屋はどこだったかな?
「ヒロト様は礼儀正しくてお優しいですね。ただの門兵にも気を使ってくれて」
「んあぁ?もう昼なのか」
相方の門番が起きて欠伸をする。
「全く!何のために門番をやっているんだか」
「すまんすまん。それにしても空が荒れてきたな。こりゃあ雨でも降るんじゃねえか?」
「ははは。お前が言うと本当になりそうだな」
王城内。王様の密談室。
「ヒロトよ。学園では上手く言っているか?」
「はい。おかげさまで」
「それなら良かった。ブレイドとも仲良くしてもらっているようだし、感謝してもしきれないな。それで今日の要件は?ただ話をしに来た訳じゃないじゃろ?」
流石王様。とても鋭い。
「はい。この話はとても大切です。なので他の人には聞かれたくないのですが…」
綺礼さんの事も話すから下手に色んな人に話すことはできない。
「分かった…他の者達は部屋から出てくれ。だが近衛兵の団長は残す事が条件だ。それに、こやつは信用できるしな」
「それはそれは、光栄です」
「なるほど…それでも良いでしょう」
信用できるなら聞かれても大丈夫だろう。
「まず、1つ目は30年以内に極級が復活することです。」
王様がとても青白い顔をしている。
「極級か…それはなぜ復活すると思うんだ?」
「その前に、立花綺礼という人物を知っていますか?」
これを知らないと話にならない。
「あぁ…窮地を救った英雄…いや、勇者だな」
認識は勇者か。やっぱり極級を倒した事が影響しているのか。
「そうです。そして自分は綺礼さんと話をしたりしています」
「どんな内容だ?」
「主に、月夜の事についてと、極級の事です」
「なるほど…先代王様や先々代王様から聞いていた話があるんだが…とりあえず聞いてくれ。」
「ある日聖女は言った。この世界に災い起こる。それを防ぐ為、勇者を異世界より召喚させる。その勇者は身を削り私達この世界の民を救うだろう。と、聖女が勇者を呼ぶ前日にそう語ったそうじゃ」
その勇者が綺礼さん…か。確かに民を救った。その身1つをかけて。
「それから聖女と勇者と魔物は関わりがあると言われておる。それでだ。ヒロト、そなたの話を聞こう」
気を引き締めなければ…。生唾を飲む。
「はい…。まず綺礼さんが話したのは、今後30年以内に極級が現れるという事と、極級戦では近接戦闘をしないと勝てない、ということです」
「ヒロトよ。30年以内と綺礼殿に言われてから何年経った」
い、痛い所をついてくる。
「に、2年です」
「馬鹿者が!その2年の間に来ていたらどうする気だ!」
「も、申し訳ありません」
「まぁ子供だからそんなこと信じないと思ったかもしれんが、極級の死体は見つかっておらんかった。だからまだどこかに生きていることは確定しておるのだ。だから素直に言ってくれればいいんじゃ。まあ2年は経ったが話してくれてありがとう。これで助かる人が増える」
「はい…!」
「それで。勝算は?」
「分かりません…。正直なところ神のみぞ知る…というところでしょう。しかし、こちらには月夜という切り札があります」
「なんと!しかし月夜にはとんでもない代償があることは知っている。何度も先代王達に言い聞かされてきたからな。1人の英雄が魔剣を握った時。それは極級がくる合図だとな」
そうだったのか。月夜は魔剣であり聖剣でもあるんだな。
「それで、切り札を使うにはどうすれば使えるんじゃ?」
「はい。月夜の切り札。神斬幻魔は、体の魔力道を全解放させ、全魔力を持って相手を倒すというものです。そして月夜にはリミッターがあります。リミッターを外せばきっと倒せるはずです」
「そんな切り札子供に使わせるなんてさせる訳ないじゃろ。お前はまだ子供だ。未来に希望が待っている。それを今失うなど王様として儂が許さん。そこは大人の仕事だ。それでヒロトの事じゃからまだあるんじゃろ?」
「ははは。バレてますか…。まぁそこはいいとして、今日持ってきたのは魔石銃という物の本です!」
インベントリから出して魔石銃のページを開く。
「なんでヒロトが持ってるんじゃ!この本は全て処分したはずじゃ!」
処分?なんでこんな強力な武器を?
「…この銃は魔石の2回爆発するのを利用した兵器になる予定だったものだ」
予定だった?ということは今はないということか。
「この銃には欠陥があってな。一回目の爆発の衝撃を耐えられる物質がなく、この銃のせいで死者が出たんじゃ。それで処分になったんだが、」
に、睨まないで欲しいんですけど…
「…じ、実は学園の図書館で発見しまして…」
「まぁいい。今回は非常事態だからいいんじゃ。普段なら許さんからな」
「は、はい。ところで一回目の爆発が耐えられないんですよね?でしたら魔石を使った強化魔法でその部品の強度を上げれるとしたどうします?」
「そりゃありがたく極級戦で使わせてもらうが…」
「その技術があるんですよ」
「ほ、ほんとか!?ど、どこに?」
「それは僕と精霊達です。僕を寵愛してくれている2人が使えるのでその2人に強化してもらいましょう」
「なるほど。でも極級に効くのか?」
「綺礼さんは、極級には回復能力があるから遠距離戦闘はやめた方がいいと言っていましたが、魔石の爆発がどんなものか分かりませんが、足止めや狙う場所によっては撃破できる可能性があると思います」
「なるほどなぁ。じゃあ魔石銃の工場を密かに作り、精霊の件はヒロトに任してもよいかの?」
「はい!任せてください!」
「じゃあこの本は儂が工場に渡すとして、他に何かあるかの?」
「何もないですね」
「じゃあまた情報が入り次第教えてくれ。じゃあ行くぞエディ!」
「……はっ、はい!」
王様達も行ったし、僕も学園に戻るか。
扉を開けた途端。
ガシッ
「ヒロトくんかくほー!」
「じゃあ海に連行しますよ!」
「え?ちょちょちょっとまってぇぇぇぇ!」
( ˘ω˘ ) スヤァ…してたら予約した時間になってたマンです。
42話はこのままにして、42・5話を作ろうか迷いましたが、このままにしておきます。
というか、普通に書いていたのが伏線になってた件。例えば、船を強化する時にバーストの魔法を使って爆発耐性を持っていることを確認して、魔石銃の一回目の爆発を耐えるっていうやつになったり。




