第27話 侯爵になった!
「ヒロトくん!起きてください!そろそろ陞爵式の時間ですよ!」
リットの声がする。
「ふぁぁー」
欠伸をする。今は何時だろう?と外を見ようとすると、ヒカリがいた。
「おはようございます、ヒロトくん♪」
「おはようヒカリ。それでリットくん、陞爵って?」
…ちょっと覚えてないんだけど。
「ええ!ヒロトくん!王様と話していたじゃないですか?!」
「あっ!ああ!侯爵に陞爵する話か!」
思い出した思い出した。
「そうですよ!じゃあ着替えてくださいね」
「りょーかい!」
インベントリから服をだす。メイド長に感謝…
前に名前を聞こうとしたけどメイド長と呼んでください!って言われたから名前を知らない…まあトップの威厳とかがあるんだろう。…トップがさんとかで呼ばれたら初めて来た人に示しがつかないもんな←(特大ブーメラン)
さてさてさてっと。まずは服を脱ぎ脱ぎしよう。
「えっちょ、ちょっと待ってください!」
「ん?どうしたのヒカリ?」
「…ヒロトくんにはデリカシーがないんですか?」
…いや、だって子供じゃん?無垢じゃん。着替えてもいいじゃん?
「次から気をつけます…」
「はい、気をつけてくださいね」
コクリと頷く。
「じゃあヒロトくん、行きますよ!」
「うん。案内よろしくね」
「任せて!」
こういう時に案内してくれる人がいると安心。
「そういえばヒロトくん。何でヒロトくんが王様とお話しした後すぐに陞爵式をやらなかったの?」
予測だけでも答えてみる。
「多分だけど、王様とのお話しの後にすぐやると他の貴族達が来れないのと、単純に王様にまだ仕事があったかのどっちか、どっちもかじゃないかな?」
「なるほど…さすが侯爵様だね!」
「そんなでもないよ」
「…ヒロトくんこれからはそういう言葉、一つ一つに気をつけるんだよ…。そうでもないって事は侯爵になるのが簡単だったと捉えたりする人が出てきちゃうからね。他にもヒロトくんは発言力があるから良く考えて喋るように!」
「うん。忠告ありがとう。これからはもっと気をつけるよ」
「うん!じゃあ行ってらっしゃい!」
「行ってきます」
リットが扉を開ける。
胸を張ってしっかり歩く。
王様の前に着いたら片足ともう片腕を床につけて、頭を下げる。
「頭をあげよ」
「はっ!」
返事大事!
「ヒロト・クラッシェルよ。そなたは戦争を止めるため、身を捨ててまでも我に伝えようとした。その功績を認め、侯爵に陞爵する」
「はっ!ありがたき幸せです!」
周りがザワザワしだす。
「うむ。これについても文句は受け付けん!ヒロト・クラッシェルよ、これからもこの国の為、頑張ってくれ」
「はっ!ヒロト・クラッシェル。この国のため、一所懸命に頑張らさせてもらいます!」
あのまま特に問題は起きずに陞爵式は終わった。
そのまま3人のいる部屋に戻ると、
「あれ?3人ともどこいった?」
と思ったら後ろから聞き慣れた声が聞こえてきた。
「あっ!ヒロトくんだー!お疲れ様!」
「凄いね!子供で侯爵になった人なんてヒロトくんだけだよ!…デート楽しみしてるね(ボソッ)」
「そうですよヒロトくん!しかも戦争を止めたなんて王族でもそんな子供いないですよ!」
「み、みんな。ありがとうね」
一応伝えておこうか。
「あっそうそう、明日にはみんなでクラッシェル領に戻るからね」
「「「はーい!」」」
「うん、じゃあ僕はお風呂に入って寝るよ」
「「「行ってらっしゃい」」」
「いってきまーす」
この後お風呂をヒカリに教えてもらって、お風呂に入った後に、部屋に戻って寝た。




