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第18話 ご褒美求めて王都へ

明日は遂に!王様からご褒美を貰える日!どんなものが貰えるか分からないけど楽しみな事に変わりはない!けど今日は王都に移動するだけの予定だ。後は宿に泊まるくらいかな?


王城で、王様から何かを貰う時は絶対に正装でなくてはならない。これは決まりだ。

だから正装を持ってきている。あと王城では帯剣はいけないが、王様が魔剣を見たいと言ったらしいので、今回は適用されない。


「ヒロト〜そろそろ行くぞー」


「分かりました」


王都までは馬車で5時間くらいで行ける。

今回はウンディーネやイフリートはお休みだ。安全面では危険があるかもしれないが王城には結界が貼ってあるので精霊は入ることが出来ない。

…まあウンディーネは、あれくらいなら壊せますけどね。と言っていたが…それがきっかけで精霊と人間の関係が悪化して欲しくないから今日はお休みにしてある。


だいぶ前にウンディーネが使っていた探知だが、昨日珍しくイフリートが教えてくれた。


「探知」


「どうしたんだ?」


「いえ、一応魔物に襲われないように確認するためです」


「そうか、偉いな」


頭をわしゃわしゃされた。褒められるのは嬉しい。探知は魔力を薄く広げるから魔力の多い人程、かなりの広範囲を調べることが分かる。と言っても人か魔物か、動物かぐらいしか分からないけど。

ん?何か人と魔物の反応がある。…あっ人の反応が減った!


「父上!近くに人と魔物の反応があります!」


「そうか!数は?」


「魔物15、人間8です!」


「そうか!加勢するぞ!ヒロトは…先に行ってもらってもいいか?」


「もちろんです!」


だったら早く助けなきゃな!


「ウインド!」


風魔法で自分に追い風を作り、走る。

これは…超ギリギリかな?


走っていると馬車が見えてきた!騎士が馬車を護りながら戦っているのを見ると、馬車の中には貴族か商人が居て、騎士がそれの護衛かな?

よくよく考えると中に居る人は関係ないな。


「僕の名前はヒロト・ウェリング!味方です!加勢しに来ました!」


名前と、敵か味方を言わないと自分も攻撃される。この世界は道で強盗されたりするのが日常茶飯事だからだ。

相手は…トロールとサイクロプス!何でこんな道に居るんだ?…理由を考えても仕方ないな。トロールとサイクロプスは騎士が苦戦しているところから剣の効果が薄いのかもしれない。だから魔法を使いたいけど…トロールとサイクロプスを倒す火力を使うと馬車にも被害が出てしまう…。

なら最近覚えた魔法と月夜の合体技を使おう!


「フリーズソード!」


これは氷の剣だ。だから魔力を纏っており、魔力と魔剣の力で斬れるのだ!しかもこの剣のさらに凄い所は俺の魔力が続く限り斬れた所が凍り続け、簡単に溶かす事も出来る。しかも月夜の力で魔力量が増えているから超強い!


まず1体目!


「せやぁぁ!」


ズバッと縦に真っ二つ。

どうやら今のでヘイトを集めたようだ。これなら好都合。今ので簡単に斬れる事がわかった。


「氷刃!」


風刃と氷刃。氷刃と風刃の違いは氷の刃か風の刃かぐらいの違いしかない。

今ので1体を横に真っ二つにできた。これにより更にヘイトを集めた。

全員が俺に集まってきた。


「ふぅ…行くぞ月夜!」


「風雷一閃!」


頭を飛ばし、横に斬る。そして離れている魔物には氷刃。



「これで…ラストぉぉぉぉ!」


全ての魔物を倒した後に父上や護衛が着いた。


「ヒロト!大丈夫か!?」


「はい。魔物は全て倒しましたし、馬車も守りきれました」


「そうか…!?あの馬車は王族の馬車だ!?」


父がとんでもない事を言っていると騎士と共にドレスを来た白い髪の毛の美少女が歩いてきた。誰かに似ているな?と感じた。


「私はスパニッシュ王国第3王女、ヒカリ・スパニッシュです。ヒロト・ウェリング様、レーガン・ウェリング様。今回の加勢、ありがとうございました。あなた方がいなければ今頃私は生きていませんでした。本当にありがとうございます」


と半泣きになりながら言っている。何とかフォローしなくちゃ、


「いえいえ、人助けは当然ですし、それに貴女のような美しい人を守れて僕としても嬉しいです」


うんうん。フォローにはきっと成功したはずだ。


「そ…そうですか」


何だかモジモジしてる。うーん可愛(ゲフンゲフン

婚約者が居る身分でしかも第3王女に好意を寄せたらただの女たらしになってしまう。それは流石に嫌だからそんな事はしない…はず。


「えーと…ヒロト様?申し訳ないのですが、さっきの魔物が怖くて震えているので私の馬車に乗ってくれるでしょうか?」


父に乗っていいか?と目配せをする。


「乗っていいぞ」


「じゃあ同行、ということですね。では王女様。お手をどうぞ」


手を差し出す。流石に馴れ馴れし過ぎたかなと思ったけど、王女様は手を取ってくれた。とてもお優しいお方だ。

一緒に馬車に乗って離れて座ろうとすると王女様がギュッと手を掴んでいるから離れるに離れれない。


「王女様。離れて座りましょうか?」


「!?いえいえ!隣に座ってください!」


何か必死だな〜。と思うがさっきの光景を見るとこうなるのも仕方ないと思えた。

…手を繋いで座ったはいいがどうすればいいのか分からない。


「えーと、ヒロト様?私のことは王女様ではなく、ヒカリと呼び捨てで言ってください!」


!?とんでもない事を言ってきた。王族に呼び捨てなど殺してくれと言っているようなものだ。

俺が不安そうな顔をしていると、


「だ、大丈夫です!本人が許可したので!」


と言ってくれた。これで殺される事はほぼ無くなったと言ってもいいかもしれない。


「そうなんですか…じゃあヒカリさん?」


「ヒカリと呼んでください!」


「わかったよ。ヒカリ」


「はい!」


「じゃあ僕の事もヒロトと呼んで欲しいな」


「え!ええ!…じゃあヒロト…くん?」


「ありがと」


及第点ということで…


「はい!…何か困った事があったらいつでも教えますね」


とニコニコしながら言ってくれている。…年下って前に聞いたんだが…まあ分からない事が結構あるし聞いておこう。


「折角だし、この国のお金の単位とかについて教えてくれる?」


「任してください!ゴホン。まず基本となるのは銅貨です。これはライ麦パン1個買える貨幣です」


となると、日本円で100円くらいかな?


「次に大銅貨で、ライ麦パンが10個買えてその次が銀貨でライ麦パンが100個買えます」


じゃあ大銅貨が1000円で銀貨が1万円か。


「銀貨の更に上の大銀貨はライ麦パンが1000個買えるぐらいの大金になります」


えぐっ。じゃあ10万円じゃん。それにしても紙じゃないから銅とか銀とか絶対重くなりそう。


「次が金貨になりますね。金貨はライ麦パンが何と1万個買えちゃいます。金貨2枚もあれば1年間豪遊しなければ暮らせちゃいますね」


金貨2枚は200万円だから前世の俺のお小遣い4000日分じゃん。


「大金貨は殆どの平民は目にすることも無いような大金となり、ライ麦パン10万個も買えちゃいます」


うーん…俺も目にするような事は…領主になるまでなさそうだ。


「次の白金貨はライ麦パンを100万個。白金貨の更に上が黒金貨で、主に国と国との戦争などに使われて、ライ麦パンを1000万個も買えちゃいます。これだけあれば一緒遊んで暮らせそうですね。このようにライ麦パンが何個買えるかでお金の単位は変わります」


なるほどなぁー。それにしても黒金貨なんて貴族でもお目にかかる事は無いと思う。


「なるほど。ヒカリ、ありがとう!」


「どういたしまして!」


後は…そうだ!爵位も説明してもらおう!王城に行ったら沢山の貴族に会うはずだから覚えておいて損はないはず!


「ヒカリ。爵位についても説明してもらってもいい?」


「いいですよ。まず下から騎士爵で、領地を持たず、商人よりちょっと偉いぐらいです」


「次に、男爵、子爵、伯爵、辺境伯、侯爵、公爵、大公となっています。今言った爵位の人は、ほとんど自分の領を持っています。上の爵位の人が国王との関係が深くなっています。ちなみに国…というか国王には複数の直轄地があります。これらは貴族に就任した時に渡したりする為です」


へーなるほど。じゃあ男爵って底辺に近い…というか底辺だったんだ。…それなのに婚約者が2人も居ていいのかな?…まあそれは置いといて、


「そうだったんだ。ヒカリ、ありがとね」


「いいですよ。それに私はただの第3王女なのでこれくらいしか出来ないのです」


ただのって…王女なんだけどなー。ってええ!泣いちゃった!後で問題になったらどうしよう…それと女の子泣かしたとか絶対にユーリに怒られる!クリスは多分怒らないだろうけど…。とにかく何とかしなくては!


「ただのなんて言ったらダメだよ!僕に色んな事を教えてくれたじゃないか」


「そ、そうですか。」


「そこまで言ってくださるのですね…ではちょっとしたお話をさせてください。…とある国にひとりぼっちの王女がいました。その王女は、同い年の男の子とほとんどあったことがなく、いい婚約の話も全て断っていました。そんな王女に王子様が現れました。その王子様は魔物に恐れもせずに戦い、勝利しました。そんな王子様に王女様は恋…いえ、初恋をしてしまいました。そんな王女をヒロトくん、もらってくださいますか?」


あわわわ。俺1人じゃどうしようもないんだけど。…いや!男ならはっきりしなければ!


「君は王女なんだよ?だからこんな男爵の息子に嫁いだりしてはいけないんだ」


「うっうわぁーん!」


あっやべ泣かしちゃった。


「だっ、だったらお父様に言いつけます!」


「あぁー!それだけはご勘弁を!」


「だったら私と婚約ということで!」


あっクソ!やられたー!ぐぬぬ。嘘泣きだったとは…

まぁ大丈夫か。国王はきっとそんなこと許さないだろうし。




ヒロトはこの時、1本のフラグが立ったことに気づかなかったのだった。

毎日投稿的な事をしようとしたのに間に合わなかった_:(´ω`」 ∠):_

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