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第10話 今日は6歳の誕生日!

遂に10話まで来ました!これからもよろしくお願いします!(っ'ヮ'c)

「ふわぁぁ」


あくびと一緒に起きた俺だが、今日は珍しく寝起きの俺のところにウンディーネがいない。

なんで?と思ったけれどたまにはこんな日もあるか。と思い、チャチャッと着替える。


「さてと、日課の剣術と魔法の練習をするか」


相変わらずの日常にずっと続いて欲しいなと思う。

そういえば今日は父もいない。ちょっとだけ寂しくなる。


「はぁ…ウンディーネに6歳に上級魔法はいらないって言われて覚えさせて貰ってないけど、使いたいなぁー」


と口にだす。けれどよく良く考えれば子供にそもそも魔法はいらないと思うのだった。

剣術はウェリング領特有の剣術があり、この地域の人しか覚えていない。ちなみに剣術の名前はブラト剣術と呼ばれ、基本は弱いと言われている。しかしそれは大間違いで、何年も鍛えればとても強くなる。そしてこの国の基本剣術は王国剣術とそのままの名前で呼ばれている。

それで思い出したが、この国の名前はスパニッシュ王国と呼ぶようだ。


ちなみに俺のブラト剣術は父にまあまあの出来と言われた。

けれど6歳にしてはよくやっているそうだ。

まぁ6歳にも剣術はいらないと思うが。

しかしここは異世界なので気にしない。


しばらく鍛錬を続けたが、お腹が減ったので、屋敷に戻る。


が、しかし、誰もいない…ショボンとしてしまった。昨日まで王都にいて、昨日の夜中に家についたから人がいないのは寂しい。それにしても6歳児放置は酷いと思う。

そういえば去年の5歳式で言われたのだが、この家は珍しいらしい。

理由は、普通?の貴族は基本的にメイド等を雇うかららしい。母親がご飯を作って洗濯などの家事をするのは普通じゃないらしい。まぁうちの母の方が家事スキルは高い…と思う。(だってご飯が美味しいから)

うちにメイドなんかはいないし、今は母もいなさそうだから自分でご飯を作らなきゃいけない。


「うーん何を作ろうかなー」


家には卵とか小麦粉とか薄力粉とか色々揃っているけど、米がない。文献も探ったがなさそうだった。…外国にはあるかもしれないから諦めない。いや諦めたくない…


10分間の長考で思いついたのが、パンケーキしかなかった。他にも色々思いついたけど、ほとんどお菓子のレシピしか出てこなかった。正直13年しか生きてないから仕方ないね。と思う。


まず、作り方はパンケーキの生地を作るために〜フライパン!

ゴソゴソ


「よっし!あった!」


次に〜…うろ覚えだけど、薄力粉と〜採れたて卵と〜砂糖は高級食材でないから〜牛乳!あった!

最後に〜なんちゃらパウダーを入れ…入れ…どこにあるの?そもそもこの世界にあるのか謎なんだけど。


「あっ!それっぽいのあったー」


膨らましなんちゃらって書いてあるからそのまま使おう。


ホイホイー…適当にやったが大丈夫だろう。

はいー混ぜ混ぜ。手がちっちゃくて揺れる…

フライパンに流し込みー魔法で焼く!

皿に盛り付けたら〜完成!

ちょっと?というか結構黒いパンケーキ?ホットケーキ?どっちかも分からないけど、出来た!

他のお菓子だったら前世の先生のおかげでレシピが分かるから、今回の失敗はいいや。


「いただきます!」


うん…甘くない…

砂糖がないから仕方ない。今度はジャムをつけようと思う。




「はぁー」


ご飯を食べてからしばらく経ったが、一向に帰って来なさそうだ。

家族や精霊がいないからかとても寂しい屋敷だ。


ゴロゴロゴロー

暇だから屋敷の中でゴロゴロする。

ゴツンッ


「いてっ」


勢い余って壁に激突したが、俺は元気です。

ぶつかって思い出したが、8歳になると学校に行かなければならない。学校では、留年は無く、8歳から18歳まで行き続けなければならない。ちなみに学力は数学で言うと、小学6年くらいでしかも大体足し算や引き算に、掛け算割り算などの計算ばかりだそうだ。

あとついでにだが、俺の世代は同い年に王子がいて、一つ下に王女がいる。要するにどちらの世代もいいとこ揃いという訳だ。

王子の性格は真面目で、ちなみに産まれた時から婚約者がいる。しかも美男だからモテるらしい。まだ5歳なのに!そして王女の性格は何と、おしとやかなみたいだ。見ていないから不確定要素が多い。けれど俺には関係ないからどうでもいいな。


学校があると言っても、小学生レベルなので、中学生だった俺からすれば簡単…だといいなと思う。

けれど心配だから勉強して主席で入れるぐらいにしておきたい。


「ふぅー疲れた」


1時間ぐらいしか勉強していないが、体は5歳児なので仕方がない。5歳児と言えばそろそろ俺は6歳になる。

歳が曖昧なのは仕方がない。これには理由があって、貴族は戦場では先頭に立つし、季節感を覚えるためである。


「今年の誕生日プレゼントはなんだろう?」


勉強の休憩に妄想を広げていく。

勉強の道具がいいな!あとおもちゃでもいいな!だって今日みたいな日は初めてだけどつまらなかったからだ。


もうすぐで夕飯時だなと思ったその時に家のドアが開いた。


「「「「ただいまー(帰ってきましたー)」」」」


「おかえりなさい」


皆が帰ってきた。


「さぁさぁ誕生日パーティーの準備するよー」


「えっ?今日なの?」


「そうよ。ああカレンダーを見れないから分からないのね」


と母が元気よく言う。

そこからは速かった。

祖母と母が料理を作り、男は飾り付けをし、パーティーの準備を進めていった。


10分くらい作業して、もう少しで終わる。という所で客がきた。


「こんばんはーお邪魔します」


と挨拶をしながら入ってきた少女がいる。ユーリだ。俺の誕生日パーティーに来るとは思っていなくてびっくり!


「あっ!ヒロトくん!こんばんは、そして誕生日おめでとう!」


「ありがとう!」


女の子と話すのは楽しい…と感じた。


やっとパーティーが始まる。ハイベルク家からは、ユーリとラースさんが来ている。誕生日の挨拶は基本主役の人がやることになっている。


「それでは、今日は僕の誕生日に来て下さりありがとうございました!自分はまだまだ未熟ですのでこれからもよろしくお願いします!」


「それでは!」


「「「「かんぱーい!」」」」


そこから宴会が始まった。


「ヒロト〜これは今年の誕生日プレゼントだぞ」


と父がくれた。あれ?もう酔ってきてる?


「ほらヒロト。開けてみなさい」


と言われたので早速箱を開ける。


「わぁ!」


中には黒の剣が入っていた。かっけぇぇぇ!


「ヒロト。この剣はな、《魔剣》だ」


んんんんん!魔剣!一瞬油断した俺が馬鹿だった!えっヤバいじゃん!文献にのっていたのは魔剣が1大陸を滅ぼしかけた。と、おっそろしいことが書かれていた。


「まあまあヒロト。そんなに危険視しなくていいんだぞ」


そんなこと言われても怖いものは怖いんですけど…


「とりあえず持ってみたらどうだ」


恐る恐る持つ。


「うわっ!」


手に吸い付くように変形した。魔剣…凄い物なのは分かったがこの他の能力が分からない。


「どうだ!凄いだろ!そうそうその剣の名前は《月夜(つきよ)》だ」


月夜…ん?漢字!そういえばこの世界は日本語じゃないよな。じゃあなんで漢字の名前の剣なんだ?ちなみにこの世界の言語は、ミラグ言語といい、ミラグ文字を書く。これは全世界共通だ。…地球もこうだったら良かったのに…そしたら英語の点数が…まあもう死んだから気にしなくてもいいと思う。


「月夜…」


「あっそうそう、ヒロト。その剣の能力は所有者の魔力量を増やすのと、ピンチになるとその剣の力が数倍になり最強になる…みたいだ」


「あとはその剣。もう既にヒロトしか使えなくなっているからな」


「えっどういう事ですか?」


「ヒロトとその剣の相性が良いからだ。さっきヒロトが剣を持った時にヒロトの体格にあった大きさに変わっただろ?」


確かに…じゃあ俺だけの剣っていうことか。


「ヒロトくんすごーい!」


「ははは。ありがとう」


ユーリまではしゃいでいる。


「じゃあ次は私達からね」


そう母が言うと祖母と一緒に何か持ってきた。


「ヒロト。これは8歳から学園に行くからその為の勉強道具だよ」


と祖母が言う。正直魔剣より嬉しい。…そんなこと口に出来ないが。


「ありがとうございます!さっきも勉強していたのですが、これで更に勉強しやすくなると思います!」


「まぁ!勉強していたの、見せてもらおうかしら」


「わかりました!」


そう言って自分の部屋に突撃していく。


「はい!これです」


と言って紙を渡す。


「えっ!ヒロト。これほんとに貴方がやったの?」


と祖母がいう。


「ええ。ほんとですよ?どうかしましたか?」


何がおかしいのか分からない。だって単純に足し算や掛け算、引き算に割り算をやっただけだ。


「ほんとだとしたら学園に行く必要が無くなるぞ。ヒロト、もう1回やってくれるか?」


と父が問題を作り、渡してくる。


「分かりました」


といい、ささっと問題を解いた。


「はい。父上」


終わったので渡すと父が


「これは…ほんとに学園に行かなくてもいいくらいだな」


「そうですな。…ヒロトくん、ユーリに勉強を教えてくれるか?」


「全然問題ないですけど、この問題は全然簡単ですよ」


と正直に言うと、皆がビックリして


「「「「ヒロト(くん)これは簡単な問題ではないよ」」」」


と口を揃えて言う。…そういえばこと世界の学校は小学6年生くらいの勉強しかやらないんだったと思い出す。


「ヒロトくん凄ーい!けど学校に行かなかったら私寂しくなるなぁ」


…ユーリにそう言われたら更に学園に行かなければならなくなった。


「わかったよ。学園にはしっかり行くよ」


「やったぁー!」


とユーリがまたはしゃぐ。


「じゃあ次は私からね」


はい!と渡された。


「開けてみて!」


と言われたから優しく開ける。


「これは…お守りかな?」


「あたり!」


緑色の宝石が埋め込まれている。


「ありがとう!このお守りはずっとつけておくね」


と言ったらユーリが頷く。


「じゃあ私とイフリートからはこれです」


と渡された。


「これは?」


「これは魔力の結晶です。まあ物は試しです。食べてみてください」


…飴みたいだけど大きくね? そんなことを思っていると、無理矢理口に入れられた。喉に詰まったらどうするだ!と考えている内に食べ終わった。


「ヒロト様。これで魔力量がかなり上がりました」


確かに上がった気がする。


「ウンディーネ、イフリート。いつもありがとう!」


プレゼント会が終わり、しばらく宴会状態になっているとハイベルク家の皆は帰っていった。

そのまま誕生日パーティーは終わり、皆お風呂に入って寝た。


「月夜かぁ…カッコイイな」


と考えていると寝てしまった。

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