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「エクスプロージョン・アバブ」
遥か上空の大爆発
僕は知ることはない
遠い所での大爆発
僕には知る由もない
そこにはきっと
目を覆いたくなるほどの大爆発
僕は見ることができない
もしかしたらきっと
耳を塞ぎたくなるような大爆発
僕は聞くことができない
どれくらい離れてるかも
僕には全くわからない
何キロメートル?何億光年?
僕にはさっぱり伝わらない
もし見れたらきっと
誰かに話したくなるほどの大爆発
僕が語れることはない
仮に聞こえたらきっと
死ぬまで心に跡が残るくらいの大爆発
僕が覚えることはない
その大爆発が
見ることができた時には
僕はいったいどうなっているのだろう
その大爆発を
聞くことができたのなら
そこからいったいどうなっていくのだろう




