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キミのカラダ  作者: かな
3/3

カラダ

俺には片手がない。


別に事故にあったとかではない、生まれながらにないのだ。

俺にとってはそれは普通のことだったが周りはどうやら違うらしい。


片手がない俺はイジメの対象だった。


それは当然だろ?

だって皆当然にあるものがないんだぜ、俺が逆の立場でもきっと同じことをしていただろう。


皆平等とはよく言ったものだよ、片手がない以外お前らと何か違いがあるか?


俺の方がお前らより頭いいだろ、サッカー上手いだろ?何で片手がないだけでいじめられなきゃいけないんだ?


母さんはボロボロで帰ってくる俺を見てひたすらに謝る。



『ごめんね、ごめんね』って。



母さんは好きだったがこれだけが嫌いだった。


俺は別に片手がなかったことで困ってない、だって最初からこうだったんだから。

それなのに母さんは悲しむ、『そんな体に産んでごめんね』って、


別に母さんは悪くないのに。



ピーターパン。



この話でどれだけ俺が救われただろうか。








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