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キミのカラダ  作者: かな
2/3

入学式

今日は高校の入学式だ。

いつも入学式は緊張する。

誰だって経験あるだろ?


……『生徒代表、1年3組橘 正夢まさむ』


ようやく俺の出番か…


立ち上がると周りのざわめきが大きくなった。


一歩、また一歩。

俺が歩くたびにざわめきは大きくなる。


それもそのはずだ。

左目に黒い眼帯、口には立派な付け髭を付けているのだ。


目立つ為なら手段を選ばない、それが橘 正夢である。



入学式は困惑と笑いと怒号の中、どこか楽しげに過ぎていくのだった。


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