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短編?の部屋  作者: 柚之木
1/8

罪人

人は二人いれば罪になるのかもしれない。


しっていますか?アナタの罪を

知ってしまった、貴女の罪を


決してマジわることの無い平行線

交わることの無かった貴女と私


出会うべきではなかったのに


青空に機嫌を問いかける

下がった視線は地面と出会う


決めた約束、今日のため

違えた約束、今日のはず


思えば向かうその場所へ


たどり着いたのはワタシ

たどり着くことの無い私


これから手にする幸せな物語

因縁の物語はこの手の中に


出会ったのは影法師


喧々とした人の中、アナタを見つけた

喧騒の波、見つけたのは私


なぜならそれは必然

あってはならない偶然


確かめずにはいられない


ココロが安寧に打ち震える

不穏に体が揺さぶられる


ワタシとアナタの在り処

私の居場所は貴女


もう引き返す事は出来ない


満たされたオモイ

想いが溢れ出して止まらない


喜びの声が幸せをもたらす

喜びの声が全てを終わらせる


ねえ?どうして?

教えてあげる、教えてほしい

これが現実、それが真実?

どう思う?ありえない

こんな現実を残酷と言うのならば

そんな残酷な真実があるのならば



それは






どうしてそんなカオをしているの?

貴女はどうして悦っているの?


夕暮れに染まる交差点

星の始めての輝きが届く路地


三つの影が重なり合う


ワタシの目は見つめている

私は何を見ているの?


宵闇がワタシに追いつく

夜の帳が貴女を迎える


私は影、貴女の影


割れたグラスは戻らない

もしも時が戻るなら


それは叶わぬヒトのユメ

儚い私のこの想い


ワタシの影、アナタは影


二つにワカれた影三つ


ワタシは罪を認めます

そしてアナタを許すでしょう


認めるのは私の罪

決して貴女を赦さない


そして影は一つになった

三つ目の影の罪が深い、しかし周囲の環境も罪ではないでしょうか。

アナタは貴女?それとも貴方?

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