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アーマード勇者育成記 最強強化外骨格チートで異世界蹂躙! 男の娘勇者を育てて神をぶっ殺す件  作者: からくり8


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第182話 俺vsゴリラズ

『遂にやってきたエキシビジョンマッチ最後のカードは絶対王者【黒き城壁】ゴリラズ! 対負けなしの挑戦者チームデス・ウィッシュのリーダーゲイン! 何と王者の決闘を受けるとのことだー!』

「そちらからどうぞ」


 余裕しゃくしゃくだな。


「お前から来いよゴリラ」

「フ……ではせっかくですからお言葉に甘えて」


 ゴリラが天高く跳躍し、拳を振り上げ俺に向かって攻撃を仕掛けてきた。振り下ろされた拳を、俺は右脚で蹴り上げ威力を殺す。


「やりますね」


 ゴリラはそう言うとそのまま後ろへジャンプした。


「今のでわかっただろう。これまでの相手の様にはいかんぞ。とっとと本気でかかってこい」

「その様です……。ですが、遠慮させて頂きます。貴方を殺してしまうかもしれません」

「舐めんなよ、俺を」

「貴方こそ変身なさらないのですか?」

「フン……外着」


 俺の視界に様々なインジケータが表示される。

 着装を完了した俺は胸のコアを叩き割る。


「いでよ、ヘル・イフリート。アインディーネ」


 俺の眼前に赤く燃え盛る火柱がと水柱が発生し、炎を纏った蜥蜴(トカゲ)と水で構成された女性が現れた。


「アインディーネ! 絶対零度を司るお前の真の姿を見せろ! 凍りつく氷塊を纏いフロスティアと化せ!」


 水柱の中にアインディーネが入っていく。一瞬で氷塊となり、凍てついたアインディーネが目を閉じると躰が瞬く間に氷の鎧で覆われた。その姿は、美しい氷の女王だ。

 俺が両腕を伸ばすと、ヘル・イフリートとフロスティアは赤い光と蒼い光の球体となって右手と左手のカプセルへと入っていった。

 右半身が真紅に燃え盛る炎に、左半身が青白い氷の結晶を纏っている。


「さぁ、ゲームスタートだ」

「その様ですねッ!」


 奴が距離を一気に詰めて拳を振りかぶってきた。しかし俺に当たる寸前で動きが止まる。いや、止めざるを得ない。既にフロスティアとヘル・イフリートの影響が出始めているからだ。踏ん張った右足は、凍りついて離せなくなっていた。


「フ……どうした? 殴らないのか?」

「こ、これは!?」

「言ったろ、舐めんなよってな。お前凍死と焼死どっちが好みだ? 選ばせてやる。ちなみに絶対零度は-273℃だ。これ位だったら水の精霊神であるアインディーネでも達成出来る。氷の精霊神フロスティアはその先を往く。-300℃の世界お前に体験させてやろうか?」

「ふざけるなぁ!」


 眼前が暗くなり脳が軽く揺れる。


「いってぇ〜、まさか頭突きをかましてくるとはやってくれる。何故ギアを使わない? 武器でも魔法でも使ってくれていいんだぞ?」

「これは私の矜持だ。貴方には関係ない!」

「ああそうかよ!」


俺は両手を合わせるとそこから白い蒸気を発生させる。

 俺が発生させた濃霧により、俺以外の全員が前後不覚に陥る。


「ひぃいいいいい!?? お兄様私用事を思い出したので失礼致します!」

「えっえぇ!? 急にどうしたの!? 今動くと危ないよ!?」


 エスカが素っ頓狂な声を上げたかと思うとガンッ! という音が聞こえ、エスカがその場で倒れ伏してしまった。

 な、何だが知らんがエスカが壁に激突して気絶してしまった。


「ちょっと待った! 一時中断! 妹が倒れた! 安全な場所に移してから戦いたい」

「いいでしょう」


 俺は彼女の元へ歩いていき、お姫様抱っこし出入り口へ向かう。壁面に彼女を横田わせ、濃霧の中に戻っていく。


「よし、気を取り直して」


 俺はゴリラの側面にまわる。

 駆け出して奴に近づくと俺に向かってテレフォンパンチをかましてきた。俺はリンボーダンスの様に躰を限界まで反らして腕に手足を組み付ける。


「よく俺の位置がわかったな。そこは褒めてやる」

「何をする気です!?」

「腕の骨バキ折ってやる。嫌なら魔法でも何でも使って俺を振りほどく事だな」

「できるものなら──」

「あっそう? じゃあ遠慮なく」


 締め付けを強くする。しかし予想に反して腕は折れなかった。それどころそのまま俺を持ち上られ、ゴリラと目があった。


「どうも」


 俺は無言で右手を離して中指を立てる。


「フ……愉快な人ですねッ!」


 叩きつけられる瞬間に左手を離し、強烈な冷気を発生させ氷柱を作り、相手の腕を固定させる。

 俺はその氷柱から離れゴリラの真後ろに移動し、右腕を回し左手で後頭部を押さえつけ首を固定気道を更に細くさせる。


「お前が筋肉の塊なのは百も承知だ。あ? 寒そうだな。ネックウォーマーで暖めてやるよ」

「グガッ……アアアアアア!!」


 熱々に熱せられたハンダ付けが首に纏わりついているのとほぼ同等だろう。鋭い痛みと熱が同時に襲いかかってくる。おまけに気道は締り脳への酸素供給が絶たれる。これで落ちない奴はいない。


 ゴリラは徐々に腰を降ろす。


「そのまま眠っちまいな。火傷は免れないが今気絶すれば死なずに済むぞ」

「わ……私がこんな所で……私はママの言いつけを守る。私は……王でなくてはならないのだ!!」


 うわ言か。もう終わりだな。俺は締め付けを更に強くしようとした瞬間、ゴリラの躰から赤い蒸気が噴出し、躰が黒く光沢を帯びたものに変わっていく。


「なんだ!? うぉ!?」


 黒い装甲板の様な物が突如炸裂し、俺は吹き飛ばされる。

 俺は着地し前を見やると赤い蒸気がゴリラの周りを囲む様に噴出し続け、やがてそれが収まるとゴリラが徐に二足歩行で俺の前に現れた。

 全身鎧に包まれたその姿は、まさに黒き城壁だった。そしてライトに照らされたその美しい光沢と漆黒のボディはヤルダバオトⅧ式の外格のそれと寸分違わず同じだった。

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