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【高市1強時代に突入】 第51回衆議院選挙総括 【公明党が無党派層に拒絶された】

作者: 中将
掲載日:2026/02/09

筆者:

本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。


今回は第51回衆議院選挙の個人的な総括をしたいと思います。


まずは第50回と比べて寒く、雪すら深い状況下で前回を2%ほど上回る56%の投票率と言うのはそれだけ頑張って国民が投票に行かれたという事だと思います。


組織票が暴走する世界だけにはなって欲しかったので良かったです。本当にお疲れ様でした。挿絵(By みてみん)



質問者:

筆者さんは自民党単独過半数濃厚と言う読みでしたが、

まさかこれまでの過去最高の300議席をも超える単独3分の2以上の316議席まで自民党が伸びるとは思いませんでしたね……。挿絵(By みてみん)



筆者:

そうですね。僕は良くて300前後だと思っていたので、その想像すらも超えた自民党圧勝という感じでしたね。終盤の中国レアアースの輸出規制解除やレアアース採掘など意図しないような政権追い風情報も大きかったと思いますね。


ただ、日本を破壊してきた自民党の逆サイドのサポートポジションに位置していた民主党系統が148議席から21議席と(公明党が立候補者28人全員当選したため)、一つ終焉を迎えたに等しい状況になったという事はある意味歴史的な選挙だったと言えます。


議席割合にすると自維で75%を衆議院を掌握することになるので「高市1強」とも言える状態になったと思います。挿絵(By みてみん)



質問者:

それだけ高市さんへの人気が凄かったんでしょうか? 挿絵(By みてみん)



筆者:

いえ、僕はそうは思いません。

どちらかと言うと「公明党とくっついた立憲民主党」が嫌だったんだと思います。


僕の家は自民党員なので自民党内部の「生の声」と言うのが聞こえてくるんですけど、

「公明党とくっついているから心から応援できない」と言う自民党の方と言うのが前々から結構いたんですよ。


ですから、自民党支持者だったとしても場合によってはそれまで投票に行っていなかった方すらいたんです。


そう言った方々が今回大手を振って自民党に投票に行ったのも要因の一つだと思います。


なんだかんだで自民党支持層が全体のシェアとして一番大きいですから、そこをまとめ上げるかどうかが全てだと思いますね。挿絵(By みてみん)



質問者:

なるほど……。確かに自民党が勝ち続けたこともあって、支持者をまとめるだけで十分ですからね。挿絵(By みてみん)



筆者:

比例の獲得議席数だけを見ると自民81人(実際の比例当選者は67人)、維新の会が16人と自民党だけでは176議席の半数に届かず、自維で過半数越え程度なんです。自維で75%の獲得議席とは大きく異なります。


※比例当選者数は67人であるものの、選挙区で勝ちすぎために他の党に割り振られました。得票数による当選数は81人となります。


このことからも小選挙区が多いことがいかに民意を反映していないことを示す証左だと思います。


比例代表を削るような選挙制度改革と言うのはさらに民意が反映されなくなることを意味するので、


仮に総議席数を減らすのだとしても小選挙区を中選挙区制度にすることは必須であると考えます。挿絵(By みてみん)


(比例代表の割合を増やし過ぎれば政党に候補者が完全依存になり党の力が強くなるとともに”ふざけた政治家”が当選しやすくなるため、それはそれで反対です)



質問者:

確かに比例代表を見ると、いきなり圧勝の雰囲気が無くなりますね……。


でも、マスコミで言われていたような「公明票が乗るから小選挙区は中道が有利だ」という事にはならなかったのはなぜなんでしょうか? 挿絵(By みてみん)



筆者:

改めて語りますけど、高市氏を総理大臣で居させ続けたい! ということよりも中道に政権を取らせてはいけない! と言う思いの方が無党派層には強いのではないかと思います。


やはり選挙直前に出来た「野合」の政党、しかも宗教がこれまでの自民党以上に絡んでいると思われ(比例上位が旧公明党出身者が独占)、あまりにも露骨すぎたようにも思えます。


統一教会問題を追及していた野田氏が統一教会の支援を受けていた写真をすっぱ抜かれたのも皮肉な話でしたね。


選挙ドットコムの終盤の調査では自民党ば無党派層から4割の支持を得ているのに対して中道は1割に過ぎませんでした。

元の政党支持率に違いがあるのに無党派でここまで負けていたらお話にならないでしょう。


立憲民主党と言うのは組織票は連合だけでそれは各選挙区数千票に過ぎず、無党派層の動向次第で当選していたという事実について全く分かっていなかったのが一番いけませんね。

「公明党嫌い」が大きく小選挙区の結果を左右したのだと思います。


普段からの創価学会の「過激な勧誘」が世間から「引かれている」と言うのも大きいと思います。挿絵(By みてみん)



質問者:

世間では中道さんの大敗について「中道の名前の浸透が足りなかったからだ」と「高市旋風が凄かった」と言う話が多いですけど実際のところはどうなんでしょうか? 挿絵(By みてみん)



筆者:

マスコミが僕のような分析をほとんどしてくれないのは創価学会がマスコミ業界に多くタレントを送り込んでいるために「忖度」をしているのだと思います。


「公明党が事実上の戦犯」であることを論点ずらしをして誤魔化そうとしているんです(自民党対象にネガティブな反応を示す芸能人が多いのもこのため)。


冬の寒い中わざわざ選挙に行く方が立憲民主党と公明党が中道になったことについて選挙結果の大勢を変えるほど知らずに支持しなかったとは考えにくいですからね。


正直なところ立憲民主党がそのまま戦った方が少なくとも小選挙区ではマシだったのではないかと思います。


まさか小選挙区勝利数が国民民主党の8を下回る7になろうとは夢にも思わなかったと思います。


立憲民主党出身議員で見たら21人と国民民主党の28人を下回りますから「消滅」と言っても良いでしょう。


野田氏は2012年の民主党時代の大敗のときも代表・総理大臣で安住氏は幹事長代行でしたから、

この2人は絶望的なぐらいに政治センスと選挙センスが無いと言えますね。


実際のところは公明党は自民党から見たら「トロイの木馬」のような役割を果たしたと言えますね。挿絵(By みてみん)



質問者:

立憲民主党出身者が散々なのに対して公明党さん単独だった時代の前回の24人より自らの議員を増やし、28人としましたよね……。


斎藤共同代表さんは沈痛な表情で会見されてましたけど、ある意味「してやったり」と言う感じなんでしょうか……。挿絵(By みてみん)



筆者:

しかし、短期的な今回の選挙に限る利益だと思いますよ。


公明党は前回の衆議院選挙の24人よりは増やすことになりましたが、

「野合」の意味が無いことや「公明党が嫌われている」ということが大々的に知られることになってしまいましたからね。

中道はすぐさま解党し、次の選挙以降では単独で戦って大きく減らすことが予想されますね。

次回は良くて現状の半数の15人、悪くて10人切るぐらいかなと思います。挿絵(By みてみん)



◇伸びなかった中規模政党



質問者:

筆者さんイチ押し政党の一つである国民民主党さんは何とか維持するプラス1程度にとどまってしまいましたね。


それだけ高市さんの人気が凄かったという事でしょうか……。挿絵(By みてみん)



筆者:

選挙中に僕が注目選挙区とした選挙区は全て落としましたが、それでも現状維持できたというのはある意味プラスだという見方もありますよ。


前回が7議席から28議席と4倍に増えましたが、それがバブル的な一時の熱狂による増加で無かったことが証明されたと思います。


103万円の所得税の壁が上がったり、特定扶養控除の引き上げは国民民主党の貢献度は大きかったので、「投票すれば政治が動く」と言う実感が有権者にあったのだと思います。挿絵(By みてみん)



質問者:

なるほど、これでも一定の評価はされたという事なんですね。


もう一つ筆者さんイチ押しの参政党さんは衆議院で見た場合は3議席から15議席と増えましたけど、

去年の参議院選挙ほどの勢いを感じませんでした。


これはどういう事なんでしょうか? 挿絵(By みてみん)



筆者:

まず、参政党は外国人問題など保守層をターゲットにした公約が評価されて得票をしていたために高市政権と公約が丸被りでした。これはランチェスター戦略による差別化の失敗です(少なくとも有権者からはそう思われた)。


その上で野党でありながら「参政党に投票することが高市政権を支えることだ」というまるで与党かのような発言が足を引っ張ったと思います。


それでいて、保守系統の自民党議員のところにも候補者を出すという、行動と発言が矛盾していると受け取られたのだと思います。


保守系統の野党として自民党と全面対決するという姿勢を早くから打ち出していればもっと伸びた可能性があると思っています。挿絵(By みてみん)



質問者:

参政党さんだと戦略ミスも響いたという事なんですね……。


リベラルだとイチ押しなれいわ新選組さんはまさかの8議席から1議席に――しかもその1議席も自民党の比例候補者が足りずに割り振られるという。あわや0議席もあるんじゃないかという惨劇でしたが……。挿絵(By みてみん)



筆者:

終盤に復帰しましたけど、党の象徴である山本太郎氏が病気で休養宣言したのが想像以上に響いたと思います。健康問題がある党首の政党に未来は無いと思った方が多かったのでしょう。


共産党も半分になったように非現実的なリベラル政策と言うのは絶対的にウケないのがトレンドです。

しかし、山本氏の後を引き継いだ方たちがリベラルなことばかり発言したのが大きかったなと思います。


それはれいわ新選組から離れた層の3割ほどが自民党に投票したように、れいわの政策の中で経済政策を一番評価していたという事が分かります。


身近な周りのコアな支持層にだけウケる政策を永遠と並べるという、無党派層に響かないことに無限に時間をかけていたという事です。


今後は戦略ミスの修正や山本氏の体調次第では消滅の可能性もあります。

僕としては「お勧め政党」として挙げにくくなったなと言うのが個人的な感想としてはありますね。挿絵(By みてみん)



質問者:

中道さんもそうでしたが、無党派層へどう響いているのか? そこを理解できないと一気に壊滅するという事なんですね……。


コアな方は身近にいるからそっちに従っちゃいそうになるから難しいところでしょうけどね……。挿絵(By みてみん)



筆者:

選挙をやっている方々は与党は地盤固め、野党は無党派層への好意的な浸透が最善と、戦い方が違うという事をよく知っておく必要があると思いますね。


野党の方が見えにくい無党派の動向を敏感に感じなくてはいけないのでより大変だとは思いますけどね。挿絵(By みてみん)



◇チームみらいは「経団連別動隊」疑惑



質問者:

25年の参議院で初めて議席を獲得したチームみらいさんが11議席と想像以上に躍進したようにも思えます。


これについてはどういう事なんでしょうか? 挿絵(By みてみん)



筆者:

まず、一つポイントとして挙げたいのは今回チームみらい「だけが」消費税減税に後ろ向きだという事です。


消費税反対派からしたらあまり理解できないかもしれませんが、世の中には福祉のために消費税が必要、大企業の犬であるがために消費税が必要――そう考える方が合わせて世論調査では4分の1ほど存在するのです。


消費減税して欲しい4分の3を98%で争奪戦をするよりも残る4分の1を一手に引き受けた方が、比例代表における少数政党の戦略的としては非常に有効であるという事です(小選挙区では勝つことは非常に難しいと思いますけど)。挿絵(By みてみん)



質問者:

筆者さんがおっしゃっていたランチェスター戦略による差別化が成功していたという事ですか……。挿絵(By みてみん)



筆者:

それも全人口に占める割合が一定数以上いる上に、選挙の争点になっていることであることが必要ですけどね。今回は偶然ではありますが両者が重なり躍進に成功したと言えます。


またチームみらいには後は「あの」竹中平蔵氏が後ろについている疑惑があり(過去に代表の安野氏が大臣に相応しいと発言https://news.livedoor.com/article/detail/29330098/)、確かにそれであれば大企業票が一部流れた可能性と言うのもあるかもしれません。


いずれにせよ、データに基づく政策とやらのようですが「大企業が有利になるためのデータ」を集めた政策を実行していく旗振り役になる可能性が高いと思います。


研究データなんて恣意的な有利なデータをかき集めればいくらでも大企業有利になりますからね。挿絵(By みてみん)



質問者:

もし本当にそうだとするのなら悲しいですね……。挿絵(By みてみん)



筆者:

また、粉飾決算で社長が逮捕起訴されたオルツと雇用契約にあったことを記載しなかったことにより近畿ブロックの公認取り消しになったり、党幹事長がネット番組で社会保険料をどの部門をどれぐらいどうやって下げるのかと言う問答に対してしどろもどろになっているところが話題になっていたり、一時的な伸びで次回には半壊している可能性が高いとは思いますけどね。


伸びれば間違いなく日本を破壊する新興勢力の筆頭と言って良いでしょう。

現状では怪しいところがあるとは言え国民民主党や参政党の方がまだマシと言うのが僕の判断です。挿絵(By みてみん)



◇今後の展望



質問者:

自民党単独で3分の2ともなると参議院で法案が否決されても衆議院で単独で再可決できますので「なんでもできる」状態になったわけですが……どういうことになると思われますか? 挿絵(By みてみん)



筆者:

そうですね。立憲と公明が参議院で中道にまとまってしまえば憲法改正も可能ですが、それには少し今回の選挙結果からハードルが高いのかなと思います。


高市政権は何かしらを言い訳にして政策が出来ないという事では無いので、

財政法4条廃止して真の積極財政を実現して欲しいですね。


それにはまずはPB黒字化の廃止は絶対必須です。本当なら26年度の予算から廃止を前提とした予算に組み替えるぐらいの気概を見せて欲しいところですけど官僚がそれこそ過労死しますからね(笑)。


6月の骨太の方針でPB黒字化目標など悪しき目標が無くなるかどうか? がまず注目だと思います。


結局のところ国債を自在に発行できなければ予算の奪い合いで不毛な話になりますからね。挿絵(By みてみん)



質問者:

「野党再編」と言う意味ではどうなるんでしょうか? 挿絵(By みてみん)



筆者:

中道が解党になることはほぼ間違いないと思うので、その受け皿が国民民主党なのか、立憲民主党に戻るのか、はたまた参議院で自民党の切り崩し工作に合うのかは分かりませんけど、


求心力が崩壊した参議院の立憲民主党は工作合戦の「草刈り場」みたいな状態になると思いますよ。挿絵(By みてみん)



質問者:

不思議なのが筆者さんが嫌いな自民党さんが大勝したのに平然とされていることですが……。挿絵(By みてみん)



筆者:

比例代表の動向を見ると自民党以外に投票した方が4割強いらっしゃると思うのでその方々は酷く落胆していると思います。でも僕はポジティブに捉えています。


どのみち立憲民主党が残っていたところで逆側から自民党を応援、増税援護射撃していただけなので消えてくれたお陰で政界再編が進むでしょう。


中規模な政党が伸びることが最善だと述べていましたが、次に良い状況と言うのが自民党が大勝して中道が壊滅する今の状況でした。


最悪の状況は、自民と中道が維持されて「仲良く手を繋いで憲法改正」と言う状況だったので、中道が内部がゴタゴタになってくれる可能性が高い今の状況には次善の状況として評価しています。挿絵(By みてみん)



質問者:

しかし、これで高市政権は次の参議院選挙まで安泰という事ですか。挿絵(By みてみん)



筆者:

この議席状況だと任期満了付近まで衆議院解散は無いでしょうからね。ほぼ全員が高市氏に音がある状況ですし高市長期政権になるのは間違いないでしょう。


ただ別に僕は自民党が良い政治をしてくれれば文句を言わないわけです。


しかし、この30年、紛争が起きている国レベルでしか経済成長できていない、震災復興は進まない、実質賃金は4年マイナス、上手くいってない人は「自己責任」の4字熟語で一蹴と言う深刻な状況です。


この状況を打開するためにはこれまでの企画から突き抜けた政策を実現できないと抜本的には変えられないでしょう。


ただ、大企業からの献金や組織の大変革ができていない状況で本質的に変われていないと僕は評価しているわけです。挿絵(By みてみん)



質問者:

高市さんはスローガンとして「日本列島を、強く豊かに」としましたが、私たち庶民が豊かになるとは限りませんからね……。挿絵(By みてみん)



筆者:

そこは本当に危惧しなくてはいけないです。日本列島に存在する大企業上層部と外国人が豊かになるだけでは意味が無いですからね。


高市総理は日曜討論を欠席され、「国論を2分する法案」が何か分からずじまいですが、まずはそのお手並み拝見と言ったところですね。


悪いところがあれば続々と指摘していきますよ。皆さんも「白紙委任状」だけは高市政権に渡さないようにしてくださいね。


という事で今後もめげずに、むしろやる気をみなぎらせて政治・経済について個人的な意見を発信していきますのでどうぞご覧ください。挿絵(By みてみん)

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