第二話 復讐へ続く獣道
四ヶ月振りに更新
待たせてサーセンww
かかってきた電話の内容は、復讐の手助けをするということだった。申し分ない内容であったがここで疑問が浮かんだ、何故俺の復讐心を知っているのか、何故俺の手助けをするのか
まず相手の名前がわからない以上、不安が残ってしまう。だから俺は電話で相手の名を聞いた・・・
しかしその答えは
『知るにはまだ早い・・・それに必ずと言って良いほど俺の名を知ることになる』
といった答えであった。
・・・気が狂っているのか? といいたい気持ちを殺し俺は冷静に支援の方法を聞いた。
まず金銭的な支援に不安は残りそうにない、そして情報に対しても任せろとのことだった。
しかし犯人は自分で探せとのことであった。
そして電話が切られここに至る。
不安は残るがやるしかない・・・殺された友のためにも・・・。
さて・・・まず何から取り掛かろうか・・・。
「掛川さん」
と不意に岡野から声がかかってきた
「なんだ?」
「今回は流石に危険ですから、このお守り持っていってください・・・」
「ああ、有難う。危険な調査になると思うが元気にしていてくれよ。帰れる日は帰るからな。」
「・・・はい、いってらっしゃい。」
「ハハ、行って来るよ。」
こんな些細な会話がこんなにも貴重になるとは思わなかったな・・・
新婚当時はこんなこと当たり前だったのにな・・・ハハ・・・
まぁ感傷に浸っている場合でもない。俺は一刻でも早く復讐しなければならない・・・例えそれが無意味なものだとしてもだ・・・・。
まずは殺人現場から調べてみるか・・・
まずは手島の殺人現場からだ・・・
手島・・・あいつ俺の事、骨だの馬鹿言ってたが本心は良い奴だったのにな・・・
現場は手島の部屋・・・マンションの一室だ・・・。
手島が机に向かっている所を狙撃されたのこと、弾の規格は7.62mmと狙撃ポイントのマンションの屋上で発見された薬莢で判明した。
使われた銃は PSG-1、M24 辺りか・・・
狙撃ポイントから手島のマンションまで2600ft程、約800mある。
精度的に考えるとPSG-1か・・・
さて・・・ここで疑問が色々とある、まずは何故薬莢を残すのか、薬莢を回収した方が犯人側にとっても有益である。そこでわざと落としたという疑問が残るだろう・・・
しかし手島の遺体を検査したところ7.62mmは確実とのことであった。
そして二つ目の疑問
PSG-1程の銃であったら持ち運ぶ時に人に見られるであろう。マンションであったらすぐに車に乗り込めばなんとかいけるがそれでもそこのマンションは50階建て、住民が見ないはずないだろう・・・
そこで住民という可能性が出てくる。
しかし警察が住民の部屋を調査したが怪しい物はなかったとの事・・・
何もかもが謎に包まれたまま今日は調査を終えた・・・・
そして帰り道・・・
「かけがわさーん」と鈴木(女)が話しかけてきてしまった。
正直こいつとは話したくない・・・理由は色々とあるがな・・・
「かけがわさん、こんなところでなにやってるの?」とまた鈴木が追い討ちをかけてきた・・・
「まぁ色々とな・・・」
「かけがわさんもたいへんね」
「あの、そろそろ家に帰りたいので・・・」
「あら・・・かけがわさん、そんな遠慮してるから骨ばっかりになっちゃうのよ?」と鈴木は気持ちわるい笑顔を浮かべながら返してきてしまった。
「五月蝿い奴だ・・・この骨は自前だ・・・」
「まぁ・・そんな事言っちゃって・・・可愛い人ね」
・・・早急に帰りたい・・・帰りたい・・・I want to back home・・・・
まぁ・・・待て・・・ここは冷静になれ・・・ Be cool Be cool
「どうしたの? かけがわさん? かおいろわるいよ? ほねみたいないろしてるよ?」
「具合が悪いんだ・・・帰らせてくれ・・・」大丈夫だ・・・これで帰れる・・・
「あらそう・・・ちゃんとにくくいなさいよ?」と遂に鈴木は身を引いた。
やっと危機が去った・・・。 やっとこれで我が家に帰れる・・・・
そして愛しい岡野にも・・・。
早く終わらせなきゃな・・・この復讐劇も・・・。
終わりっすwwww
鈴木(おんな)の登場で修羅場だな