第一話 終わりの始まり
え? ねーよwww
・・・この世界は無に満ちている。この街を歩いてる奴は感情も何もない、ただの肉片・・・
俺もこの奴らと一緒だった・・・。この俺の空っぽな感情を満たしてくれたのがあの人・・・いや彼女の「岡野 幸子」だ。 あいつは空っぽな俺に対して何の変哲も無く接してくれた。
遅れたが俺の名は掛川 翔太だ。皆からはボーンとからかわれているが・・・そんな事はどうでもいい
なんせ俺には岡野がいるからな・・・
「どうしたの掛川さん? なんか考えているようだけど・・・?」岡野がふいに言った。
「ああ。すまんすまん少し考え事をな・・・少しな・・・」
「掛川さん! あの時誓ったでしょ? 互いの悩みは互いに解決し合うって・・・」
「いや。本当になんでも無いんだ、気にしないでくれ・・・ 心配してくれてありがとな・・・」
「当たり前でしょ・・・」
「そうかそうか、一本とられたなこりゃ・・」
こんななんでもない日常・・・ただ過ぎていく毎日、毎日の繰り返し・・・このままでよかったかもしれない、なんて思ったのはずっと後・・・
事の発端はなんでもない日常から始まる、そう・・・悪魔は日常に潜んでいた。
朝・・・ 「岡野、起きてるか?」・・・と掛川は優しく言った。
「ええ、気持ちいい朝ね」すぐに岡野の笑顔が視界に入ってきた。
「(朝はブラックコーヒーから始まる・・・なんて佐野は言っていたな・・・、佐野・・・いい奴だったのに殉職だなんて・・・)」
「掛川さん!!」とふいに岡野から声を掛けられた、
「なんだ?」と普通に返したのだが岡野の顔を見て普通なんかじゃいられなくなった。 岡野の顔が震えているのだ。
「どうかしたのか?」
「手島さんが・・・手島さんが死亡したって・・・他殺で・・・」
この一言から俺と岡野の日常は変わって言った。
次から次へと死に行く友、そういえば佐野も他殺だったな・・・とふいに思い出し迷宮入りになった事も同時に思い出した。佐野の時の凶器はライフルでの遠距離射殺、今回の連続殺人の凶器もライフルからの遠距離射殺だ。
俺は確信した。佐野と友を殺したのは同人物だと。そして復讐を晴らす事もな・・・
しかし復讐するには準備が必要だった・・・準備をしようとした時に一本の電話が来た。
「はい、もしもし掛川ですけど?」
「掛川君かい・・・? 復讐するんだろう? 私にも協力させてもらえないかね?」と不気味な声が電話を通して聞こえてきた。 本来なら電話をぶち切るが今は違う、俺はこの博打にかけてみようと思った。
復讐というなの博打をな・・・。
(第一章 完 )
この後掛川の復讐劇が・・・ってのはあるかないか皆さんのごそーぞーにおまかせしまウィッシュwwww