表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
史上最強の4匹  作者: カイワレ大根
31/52

31話 凛花の友達

凛花たちの前にあるのは以前真司や宗司が訪れたあの武器屋だった。


「ここは?・・・」


それは愚問だった。看板、店先の品物、展示品、それらすべてがここが何か、何を扱っているのかを教えてくれる。

しかし凛花は、現実味が無いのか、あるいはそうとは認めたくないのか、無意味な質問を口にしていた。


「見ての通り、武器屋だよ?」


アイナメはさも当然のように答えた。この世界の人からしたら常識なそれは、異世界の凛花にとっては多少刺激が強い。


「え、欲しいものって、え?」

「この前たまたま見かけちゃって、一目惚れだったんだ」


そう言ってアカネハナは意気揚々と店の中に入っていく。その後を追うようにしてアイナメが。凛花も、店前で狼狽えていたが、いつまでもそうしているわけにも、二人とはぐれるわけにもいかず、友人の後を慌てて追いかけた。


「はぁー・・・」


店の中は外からは分からなかったが、とんでもなく広かった。そして所狭しと様々な武器が綺麗に展示されている。その圧倒的光景に、凛花は思わず息を漏らした。


「私たち以外にも、、、」


お客は凛花の思った以上にいた。それも、荒くれ者や任侠者、狂った人ではなく、大半がその辺にいるような会社員、主婦、学生などだった。


「あった!これこれ」


そんなハツラツとした声が聞こえてきた。少しにぎやかな店内でも、その声は聞き取りやすい。

凛花がそちらを振り返れば、案の定そこにはアカネハナがいた。

―――一丁の拳銃を片手に掲げて。


「え、それ、、、」


普段目にする機会はほとんどない、あっても創作物の中だけなはずの拳銃は、銃口がこちらを向いていなくても凛花に緊張感を走らせるには十分だった。


「可愛いでしょ?」


それはピンク色で、リボルバー型の、銃の全長が高校生の女子の手のひらに収まるサイズのものだった。

にこにことそれを掌に載せてアカネハナは凛花に同意を求めた。

しかし、凛花はどう答えてよいか分からず、たじろぐ。


「えっと―――」

「凛花に聞いても困らせるだけでしょう」


声をかけたのはアイナメだった。凛花をかばったアイナメだたが、その手には鞭が握られていた。何かのプレイ用ではなく、殺傷能力のある、一本鞭が。


「・・・ごめん、迷惑だったかな?」


申し訳なさそうにアカネハナが呟いて、うなだれる。もし彼女が犬の獣人ならば、尻尾と耳が大きく垂れ下がっていただろう。


「いや、別に、迷惑ではないけど」

「凛花の話を聞く限り、異世界は平和で、武器の使用どころか命のやり取りすらほとんどない世界らしいよ。いきなり見せたら狼狽えるでしょう」


凛花の心情をアイナメが限りなく代弁する。実際凛花が拳銃を見た時は、「怖い」「危険」ということしか頭になく、あまり深くは考えていない。


「そっか。でも、それだとここから大変じゃない?」


理解すると同時に、アカネハナは凛花の今後を憂いた。しかし、凛花はなぜ自分がその感情を向けられたのかがわからない。


「この世界は、魔獣とか、呪霊とか、妖とか、そういう人間の命を狙うものが多いからね。時には人間だって人間をねらうし」


殺人鬼とかね、とアイナメは凛花に警告する。それを聞いて、凛花は恐怖に身震いする。


「で、でも、それの対策とかはしてあるんでしょ?警察とか、将軍さんから聞いた話だと結界とか、そういうのがあるから平気なんじゃないの?」


凛花のその言葉を聞いて、しかし二人は唸る。


「結界はね、意味ないよね」


そしてアカネハナはそう宣う。

そしてそれに、アイナメも同意する。


「大体そういうやつらって、生殖行動もできるけど、基本生物から漏れ出た魂力みたいな力や、星の力がたまってできるから、どこに生まれるかは完全に運なんだよ。あとは、狡猾なやつとかだと、結界を利用したりするし。守るはずの結界が、閉じ込めるためのものになったり。そのうち近代の歴史の授業でやるかも」


その言葉に、アカネハナは強く頷く。


「それに、結界があるからって油断して、弱くなって滅んじゃった村も昔は結構あったみたいだよ」


アカネハナは困り顔で凛花に告げる。

そしてやはり凛花はだいぶ、いやかなりのショックを受けた。


「私、無事に帰れるかな、、、?」


消え入りそうな声でそうつぶやく凛花を、二人はどこか切なそうな、悲しそうな目で見つめる。


「ま、まあ、将軍の名のもとに無事に帰ることはできるだろうけど、自衛のための技術身に着けて損はないんじゃない?」


アカネハナは凛花を元気づけるために、なるべく明るい声で、凛花の肩に手を添えながら助言する。


「・・・私も、武器持った方がいいのかな」


凛花の提案に、またしても二人はいい顔をしない。


「どうだろう。どれもこれも、遠くから術や力を撃ったり、固有回路だって持ってるし」

「凛花はまず、力を十分に使いこなす方が先じゃない?」

「そうだね。武器買ったら、武器使う練習もしなきゃだし」


そう言って二人は、暗に武器は無意味と告げた。そのことに気付いた凛花は、困惑して二人に尋ねる。


「じゃあ、二人はなんで武器買うの?」


二人は珍しく、同時にきょとんとした顔になって、そして同時に手に持つ武器を凛花に見せびらかし、こう宣った。


「「だって、可愛いでしょ?」」


凛花は今日一、困惑した。

やはりまだまだ、凛花は異世界には慣れていない。


気に入った武器を購入した二人は、今度はぶらぶらと街をさ迷い歩いた。

流石に武器をプレゼントされても凛花は嬉しくないので、そのは遠慮した。

そして今は、その代わりのものを探しているのだ。


「国から支給されるやつって、かなり質素で味気ないでしょ?何かいいものがあったら、遠慮なくいってね」


先頭を歩くアカネハナは首を回して凛花に振り向き言った。

あの寮、生活困窮者や障碍者から、単純ななまけもの、そして凛花のような異世界人まで、様々な人が住んでいるあそこは、ベーシックインカムの対象外の代わりに注文すれば、様々な物資が手に入る。しかしそれは国が指定したデザインであるため、実用性以外ほとんど考えられていない。

もちろんそれでも元の世界の感覚からしたらものすごい優遇であり、働かない人が増えるのではないかという懸念は凛花の中でずっとあり続ける。

しかしこの国の人間は向上心と強欲にあふれているらしく、学生労働ですら、なくなることはない。


「そう言われても、、、」


街の中には様々な店が立ち並んでいた。がしかし、それは初見の凛花にはわからないものも多くあった。そもそもあれらは何屋なのだろうか。元の世界でも、店の看板やたたずまいだけでは何を扱っているのか判断できないものもあったが。


「ん?もしかして、あれって、、、」


凛花の眼に入ったのは、一際大きな敷地を占有する建物だった。高さは3,4階くらいはあるだろうかその建物は、その広い駐車場とも相まって、それが何のための建物なのか、凛花にも容易に想像がつく。


「あれは集合店だね。あそこに行った方がいいもの見つかるかも」


凛花の後ろを歩いていたアイナメが提案する。そしてそれに、凛花もアカネハナも同意した。

中は凛花の予想通りで、いくつもの小さな店が連なっていた。また、外の店とは異なり、店の中まで見やすくなっており、何を取り扱っているのか、凛花にも一目で理解できた。

そこは凛花にとって魅力的な場所だった。いや、凛花だけでなく、多くの人にとっても魅力的だろう。

右を見れば今まで見たことのない服が、装飾品が。左を見れば、決して派手ではないが、普段使いすればせ活が便利になるであろう雑貨が。

それ以外にも、食事処、遊び場、映画館、書店、魔道具、呪具、家具。様々だった。


「ねえ、あそこいかない?」


そう言ってアカネハナが指したのは先ほど連ねたうちの一つ、遊び場、要するにゲームセンターだ。

凛花への贈り物よりも自分の欲望を優先させたか、あるいはさらに3人の中を深めようと、緊張を解くために選んだのか。あるいは両方。

そんなアカネハナの提案に、仕方ないなと、アイナメは微笑みながら息を吐く。


「どう?凛花」


そしてアイナメは、凛花に尋ねる。


「うん、いいよ」


もともとゲームは嫌いでもないし、断る理由もない。そもそも凛花は、この3人でいることに、少しばかり心の安らぎを感じている。そして凛花に、行く当てはない。

ならば凛花が笑顔で同意するのは当然というか、必然だった。


「おー!!」


そこに着くなり、そう感嘆の声をあげたのはアカネハナ。

そこは高、低、重、様々な音色が鳴り響く。そこは凛花たちの世界と変わらない。

その雰囲気に、懐かしさすら覚えた凛花だったが、そこに備え付けられた装置を見れば、その感覚も消え失せる。


「これ、どうやって使うの?」


凛花の目に留まったそれは、一瞬、格闘ゲームのように見えたが、ボタンが一つもない。あるのは一対の手形のみだった。


「格闘戯だね。換金したら、それで遊ぶ?」


凛花の問いに、アイナメはそう答える。そして凛花は、ゲームセンターについたら換金しなければならないという、当たり前の事実を今思い出す。


「おーい、早く早く」


アカネハナがそう呼べば、アイナメは凛花のそばを離れ、ある機械に向かって歩いていく。

特にすることもない凛花は、申し訳なさそうにアイナメの後をついていく。


「あれ、凛花も来たの?」


意外な人物の登場に、アカネハナは若干の驚きを表す。


「う、うん。一応。でも、私・・・」

「そんな心配しなくても、もちろん私たちの驕りだよ。最初に言ったでしょ?」


どこか歯切れの悪い凛花に、アカネハナは明るく答える。

そして凛花が気まずそうに、しかし明らかにほっとする様子を見て、アカネハナとアイナメはその機器のほうを向く。

そしてアカネハナの横、アイナメの前に、全く同じ魔法陣が出現する。


「え?」


呆然とする凛花を置いて、アカネハナとアイナメはかざした右手をそのままするりと魔法陣の中に入れる。そして数秒後、二人は魔法陣がら右手を抜いた。その直後、魔法陣も消滅する。

二人の右手には、何やら板のようなものが握られていた。


「あれ?アイナメ、それ」

「あ、これ?この前たまたま手に入って」


アカネハナの指摘に、アイナメが見せびらかしたのは、板についた、一つのストラップだった。

凛花の眼には、それがただの小さいハムスターのキャラクターのように見えた。頭についている小さい角を無視すれば。

それはどうやら、とあるアニメのキャラクターらしかった。それも、かなり人気の。


「くぅっ、いいな~」

「飲み物勝ったらたまたま当たって。あげようか?」

「いや、それはいい」


恨めしそうなアカネハナにアイナメは提案したが、打って変わって急な淡泊な反応に、凛花は一瞬、何が起きたのか分からなくなった。


「あはは、そっか」


そんなアカネハナの態度に、アイナメは笑って流し、そのままストラップのついた板を、機械にかざす。すると電光掲示板が光った。

画面を何やらポチポチと触れると、下の方からジャラジャラと音がする。

見れば小鉢に、小さな円形の金属片が溜まっていった。


(そこは、ステータス画面とかじゃないんだ)


ファンタジーの世界では、少なくとも凛花の知る創作のそれでは、魔法があれば、すべての電子機器が、動力が〈魔動〉に置き換えられていた。がしかし、この世界では、変換効率、輸送効率、貯蔵効率などの要因で、様々なエネルギーが適材適所に使われている。

彼女らが持つカードは、電気で管理されている自身の財を引き出すための鍵。凛花の世界ではデビットカードと呼ばれている。


「じゃあ、まずあれしない?」


小鉢に満ちている、この国の通貨とは違う、一様な柄の入った硬貨を携え、アカネハナは二人を誘った。

彼女の指した先には、やはりボタンのない、クレーンゲームがあった。


「いや、さっき凛花が格闘技をやりたいって―――」

「いや、あれが何か知りたかっただけだから。あまり格闘系は得意じゃないし」


凛花が嗜んでいたのは矢印や太鼓を用いたリズムゲーム、もしくはすごろくのマスが、人生のイベントを参考にした、運に頼るゲームがほとんど。アクション系は、せいぜいがターン制のものを触ったことがある程度だ。


「そっか、じゃあ、あれでもいい?」


アイナメの問いに凛花は首肯し、それを確認した二人は凛花を連れてクレーンゲームの前に屯した。

景品は模造宝石がついた数々の金色に、銀色に輝くアクセサリーの類。そんな小さなクレーンゲームの、本来コントローラーがあるべき場所には、一対の手形があり、その中心に、円のマークがある。


「円形、ってことは魔動だね」


円なら魔力、炎形なら魂力、雫形なら体力、コントローラーなら電力、という具合だ。


「じゃあ、まず凛花、やってみる?」


アカネハナに勧められ、凛花は手形に手の平を合わせる。それを見て、アイナメはコインを投入口へ入れる。


「がんばれ!」

「いけるよ」


二人は凛花の横で、景品を見ながら、あるいは凛花を見ながら応援する。

しかし凛花は、二人の応援に緊張していた。魔力は流すことはできても、そのムラは大きい。まして初めて触った機械。

当然アームは、ガタッガタッとぎこちなく動く。しかもその動きは、右に言ったり、前に言ったり、下に下りたり、と思えば右に言ったりと、とても制御できているとは言えなかった。

アームがある一定の高さまで下りれば、凛花の制御を外れ、機械的にスプーンのような手を広げ、空をつかみ、元の場所へと戻る。


「あ、あ~、ごめん。考えが足りなかったよ」

「そっか、そういえば初めてだよね」


合点がいったように二人が気まずそうに納得し、凛花は気恥ずかしそうに頭をかく。

と不意に、凛花の足元に感触があった。下を見ると、小さな女児が凛花の足に触れ、その周りには、二、三人の児童がいた。


「次があるよお姉ちゃん」

「頑張れお姉ちゃん」


己よりも明らかに小さな児童に哀れまれ、凛花は顔を赤くしながら下を見る。


「あ、ありがとう。お姉さん頑張るね」


恥ずかしさをどうにか抑え込み、自身の足に触れる女児を撫でながら宣言した。


「おーい。こっちに『おいしい木の実』があるよ」


次の瞬間、向こうで手を振る、この子らの友人であろう児童の呼びかけに応じて、凛花の周りの児童は笑みを浮かべて駆けだしていった。『おいしい木の実』とは、この世界の駄菓子の一種である。


「あ!転んじゃうよ!」


アイナメの忠告が聞こえたかは定かではない。それほどまでに、児童のはやる気持ちは高かった。


「あはは、いやー、難しいね。次誰やる?」

「ん~、いや、次も凛花で」


凛花が恥ずかしさをごまかすように聞けば、アカネハナは再び凛花を指名した。


「え、でも」

「大丈夫。私が教えるから」


躊躇う凛花に、アイナメは言った。二人に笑顔を向けられて進められれば、凛花はそれ以上拒むことはできない。


「じゃあ、、、」


遠慮がちに再び凛花が手形に触れると、その後ろからアイナメの両手が凛花の両手に覆いかぶさる。

その瞬間、香しい匂いが凛花の鼻をくすぐる。花のような、と形容したいところだが、異世界、香水や柔軟剤も元の世界とは違う、あるいは人間の組成そのものから違うのか、今まで嗅いだことのない、しかし同性ですら、思わず呆けてしまいそうなその匂い。

凛花は、まるで初恋のような錯覚をし、身をこわばらせる。


「そこまで緊張することはないよ。別に失敗しても責めないし」


そんな凛花に、アイナメは普通の友人として接する。アイナメのほうは、凛花に身を寄せた時に、「女の子のにおいだね」程度にしか認識しておらず、凛花の緊張の原因は、失敗したときの自分たちに責められたり、がっかりされるのが怖いのだろうと考えていた。


「それに緊張してたら、さっきみたいに変な動きになるよ?」


そういうとアイナメは全身に魔力を流した。

凛花は、不思議なことに、教室の午後の授業中、背後から照らされる陽光のような、そんな温かさを感じた。


「やり方教えるから。肩の力抜いて、全身に魔力流して」


アイナメの魔力のおかげか、凛花はリラックスしながら、全身に魔力を流した。

この世界の人間には、『固有回路』という、エネルギーを通すための道がある。その道は、まるで筋肉を動かすがごとく、開閉、伸縮させることができる。そしてそれによって、魔素を体のいたるところへ流すことができる。まるで呼吸するかのように。といっても流せるのは、あらかじめ体に蓄えられている魔素だけだが。


「そしたら左手からゆっくり魔力を吐き出して。そしたら右に動くから」


凛花は、言われるがまま、ゆっくりと魔力を左手から流した。

そして、その魔力に反応して、ゆっくりとアームが右に動く。途中、アイナメが追加で魔力を流したり、逆に吸い取ったりしていた。


「そこで止めて」


アイナメの指示に従い、凛花は魔力を流すことをやめる。


「次は右手からね。そしたら奥へ行くから」


先ほどと同じように右手から魔力を流し、ある位置まで来たら、それをやめる。


「次は両手同時に。そしたら下がるから」


両手で同時に流している間、アームはゆっくりと下降を始める。そして中間まで来た辺りで、アイナメは止めるよう指示した。


「場所が悪いから、もうちょっと右にしよう」


そう言って、アイナメが自身の左手から魔力を流す。凛花にも、右手を通じて、アイナメが魔力を流していることが分かる。アームは、少しだけ右にずれた後、停止した。


「よし、それじゃあもう一回両手から魔力流して」


どうやらこちらのゲームは元の世界より良心的らしい。再び凛花が魔力を流すと、下降しきったアームはその手を開き、いくつかのアクセアリーを掴んで、元の位置に戻る。

カランコロンという音と共に、それが下の取口に落ちた。


「やったじゃん!」


アカネハナが二人を労う。

凛花は、取口から戦利品であるそれらを掴み取った。


「わぁ、綺麗」


凛花が見とれたそれは、玩具の類ではあったが、やはり、綺麗なことには違いない。

それが凛花の手のひらの上に、3つ。腕輪、耳飾り、首飾り。


「はいこれ」


そのうちの二つ、耳飾りと腕輪をアイナメとアカネハナに渡す。


「え?いいの?ありがとう」

「ありがとう」


二人は感謝を述べ、凛花からの贈り物を受け取る。そしてその場でつけて見せた。


「こっちこそ。これは二人から貰ったようなもんだし」


そう言って、凛花は首飾りをつけて見せた。


「それでいいの?何ならもっといいの買えるよ?」

「いいの。楽しかったし」


これで終了かのような凛花の発言に、二人は一笑する。


「何言ってんの。まだまだ遊ぶよ」


アカネハナは凛花の手を引き、店内の端から端まで連れまわし、アイナメはそんな二人の後を追いかける。

3人の姿はまさしく、「友達」であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ