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50話 魔法具師の養成と魔法学校

ゴラン王国に魔法具師の養成学校を作りました。魔素物理で稼働する生活必需品を広めようとの考えです。ドライヤ、レンジ、洗濯機、携帯通話器など、戦争前には身近にあったものです。


「ここに、電気で動いていたドライヤーがあります。これを魔法で動かせるようにしましょう」


手元にある資料には、魔素と魔力と魔法の3つの要素が揃って初めて、発現すると書いてあります。


「まず、魔素はこの世界に充満しています。魔力は、魔素を力に変えてファンを回し制御します。そして、魔力を発現させるための呪文が必要です」


「魔石に、魔力の制御文を書き込みます。これによって、誰もが呪文を唱えれば、ドライヤーが動きます」


 制御文はプログラムのようなもので、呪文に従って、ON,OFFや風の増減を達成します。


「できた人は、こちらに提出してください」


ドライヤは風を送ることと熱を出すこと、ON,OFFや風の増減の制御のみで、簡単な魔道具となります。魔石は、ゴラン商会から購入となります。魔石一個で、約半年は使用できます。


冷蔵庫は、ちょっと難しいですね。洗濯機はON,OFFと回転があれば良しとするならば簡単な部類です。それでも便利になるので、簡略したものが普及しました。自動で脱水、乾燥まではちょっと難しいです。携帯通話の魔道具開発は、まだまだ先です。


各地の魔道具養成学校や研究所が建てられました。しかし、手作りのため、たくさん出回るには時間がかかります。魔石もゴラン商会から無尽蔵に供給されるものではありません。



人々は、生活に必要な魔道具を使用するには、魔法が必要であると理解しました。しかし、その魔法の行使には正確な発音とイメージが必要であること、発現の順序なども知っておかないと、正しく機能しないことも理解しました。そして、それらを知るには、学校での魔法授業を欠かすことができません。中途半端に聞きかじった知識で、魔道具を動かそうとすると、それは大切な魔石の破壊につながるのです。


魔法の授業は小学生の高学年からになります。中学校では、多くの生活魔導具が使えるようになります。そして、そこから先は希望者が魔道具師、魔法師へと進んでゆきます。


私ララ・ゴランは、携帯通信機の開発研究所を訪ねてみました。通信は光(電磁波)を使用すれば、遠くに届きます。あるチームでは魔石に言葉を乗せる研究を、あるチームでは魔石から電磁波を発する研究をしていました。また、あるところでは交換機の機能をどうやって達成するか議論していました。


ララ・ゴランが率いていた、移民星では通信機器が普通に使われていました。しかし、その技術をホーソン人に開示するつもりはありません。それは、今のホーソン人には理解できないので。

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