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49話 あなたも魔法使いに

ホーソン星に魔素が少しづつ行き渡ってきました。


ここは、ゴラン王国の会議室です。宰相のペドロ・カガク、A地区の大統領ユーリ・サナダ、B地区の大統領マリア・サラン、C地区の大統領ガラム・タンク、第一副総裁のカトリーヌ・ゴラン、第2副総裁のルーカス・ゴランとララの7人が座っています。


「ホーソン人に魔法を教えようと思います。100年戦争の時のようなことがないように、制限はかけます。まず、生活魔法になりますが、候補はありますか? 」


「例えば、火種を作る、身体洗浄する、畑を耕す、作物の生育をよくする、治癒するの5つを広めてはいかがですか? 」とマリア・サランが手を挙げた。


「神ヤシロで教えるのは如何でしょうか? 神からの恩恵という形ならば、ホーソン神もサクラ神も喜ばれると思います」


 サクラ神に伝えて、神ヤシロの巫女さんに伝授してもらうことになりました。ただ、魔法が発現できるのは、戦争前に生まれた人は10人に一人ぐらいだと、あとでわかったことです。



巷の掲示板に『あなたも魔法使いに』を載せました。今日は、そのお試し会を、神ヤシロの広場で行っています。


「私は、このやしろの巫女のイロリ。あなたは魔法の素質があるかしら? さあ、試してみましょう。両手を空にあげて、『私に魔素をください!』って、10回唱えてね。恥ずかしい時は、小声で良いですよ。」


「手のひらに、『ピリピリ』と感じたら、あなたは魔法の元になる魔素を集めることができます」


「それでは、私が、こちらのろうそくに火を点してみます」


3本の蝋燭を燭台から外して、何の細工もしていないことを、身振り手振りとスタッフに確かめさせます。そして、大行しく『火を点せ!』と唱えました。そうすると3つの蝋燭に火が点ったのです。


「如何ですか? 皆さんは、まだ魔素を集めただけです。その魔素を使って火を点す呪文が必要です」


このあと、風で火を消したり、水をかけて消すなどを、2回繰り返して終わりにしました。


週一回のお試し会には多くの人が集まってきました。口コミで広がってゆき、町のあちこちで空に手を挙げる人を見かけるようになりました。出来たよーって、成功話が神ヤシロに多く寄せられました。




さて、次は治癒魔法です。子供は、よく転んで膝小僧をすりむいたり、打ち身をしたりで、痛い目に結構あいます、そこで、治癒魔法を広めることにしました。


そこで、巷のまじないや、言い伝えなどを調べてみると、ありましたね。

『痛いの痛いの飛んでイケー!』と唱えると、打ち身や転んで痛むとき、不思議と痛みが軽減されたそうです。

止血のまじない、目のカスミを取るまじない、力が増えるまじないなどなど。しかし、科学的に根拠がない、効果が分らないなどで、巷では気休めみたいな扱いになっていました。


確かに、口ずさむだけでは発現しません。魔素を集めて、魔力を込める必要があります。そのためには訓練が必要だし、その前に素質も必要です。


昔々は、魔素が少しあって、多くの人が使えていました、それが次第に少数の人になり、そして単に『まじない』になってしまったらしいです。そして、今までは誰も使えない状況だったようです。


学校でも教えることにしました。ゴラン政府による教育課程に、『魔法』を入れました。ゴラン政府が作成したテキストに従って、教育をします。魔素とは、魔力とは、魔法とは何かを教えます。それから、戦争以降に生まれた子供たちは全員、魔法が使えます。


魔素は、至るところに存在します。そして、魔力は個人の能力で、魔素と魔法の間を取り持ち制御する力です。魔法は制御の形をイメージして唱えられるものです。例えばカップに水を満たしたいときは、それをイメージしながら、『水よカップに満ちよ!』と唱えるのです。魔力が少ない人は、カップに半分だけとかあり得ます。魔力を貯めておく媒体として『魔石』と呼ばれるものがあります。

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