36話 先住人との接触
私がゴラン屋敷で、寛いでいると、
「ララ様、ソムリと言う方が面会を求めています。ただ、それがフワフワ浮いた方で、この星の先住民だと申しております」
うん、来たか。調べは付いています。いつ来るのか楽しみにしていました。
「応接室に通してください」
応接室に入ると、そこには5歳ぐらいの子供が5人座っていました。
いずれも、人型ですが半透明で、一心不乱にお菓子とジュースを飲んでいました。
まあ、子供です。半透明なのですが、お菓子がどこに入ったのかなんて気にしてはいけません。
私が入って行くと、慌てて口にしたものを嚥下して、畏まった。
「お待たせしました。ララ・ゴランです」
「今日は突然、お伺いして申し訳ございません。私たちは、古からこの星に住んでいる者です。見える人からは『妖精とか妖怪とか言われております』。私は、ソムリと申します」
「サクラ様より、近々この星の生物が壊滅するとの情報を得ました。我々も避けて通れないと覚悟を決めております。ララ様が管理されておられる、この地に避難させてもらえないでしょうか? 」
「是非、避難してください。歓迎します。もとよりホーソン人の戦争に、巻き込まれるのは可哀そうですね」
「「「ありがとうございます」」」
古くから、この星に定住している妖精族、わらし族、森人族、エルフ族の代表でした。
東国の北部の片隅にアウセラ王国という小さな地域があります。人口は50万人ほどです。北側は海に面し3方向は切り立った山になっています。そう、競馬場で見合った、あの第3王子のカラムヂの母国です。実は彼らは、この壊滅を回避できる唯一の人々です。そして、7000年前にこの星に移住してきたトパーズ族なのです。なぜか、移住の事実をナナミ・サクラは知らなかったのです。
私は、ゴラン王国の王女として、訪問を打診しておりました。なぜ壊滅を回避できるのか、その理由を聞くためにです。それは私たちと同じ魔素による結界であることがわかりました。この地は、北の端であるために、ホーソン星を包む塵が薄く、太陽から魔素が届くようです。ホーソン人には知られていない魔法の国でした。
「やあ、ララちゃん。久しぶり」とカラムヂが声をかけてきました。
「先日は、失礼しました。今日はゆっくりお話をしたいと思いまして、寄らせていただきました」
(実は恋バナの展開です。積極的なララとタジタジなカラムヂ。詳しくはまたの機会に・)




