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34話 ゴラン王国の防御結界

前のカルミア王国の時代は、東西両国に資源を横流しするなど、うまく取り入って、どちらからも攻撃されないように、均衡を保っていたようです。さらに、マネーロンダリングや密輸の手助け、麻薬の売買など裏の稼業もやっていたと調査結果です。何といっても、9割が砂漠で、耕作地が少なく貧乏な国でしたので。


ゴラン王国は公明正大がモットーですから、法を違えるやつらを徐々に掃除することになります。そうするとですね、それまで、うまい汁を吸っていた輩が、黙っていられなくなってきました。馬鹿なやつらが嫌がらせや、酷いケースでは侵攻してくることも考えられます。


あれほど、攻撃が返されると注意したのに、東国が空の弾道ミサイルを撃ってきました。姑息にも同時に東国から緊急連絡があって、軍部のミスで撃ってしまったと伝えてきたのです。対岸から撃たれたミサイルは、方向転換して、放たれた基地に戻っていって、着弾しました。ゴラン王国は、即刻この状況を全ての国々とメディアに公表しました。もちろん、ゴラン王国の国営放送が大々的に行いました。


それを見た国際社会の目は、


「東国だからね」


「ゴラン王国の嘘だよ。そんな技術があるわけない」


「被害が無くてよかった」


そのようなことから、東西を結ぶ民間機や船舶などは、ゴラン王国を大きく迂回するように、世界に通達しました。もし、守らない場合は強制的に迂回させますよ! って。


「お父様、結界だけでなく、警告や先導役を担うアオシを少し母船から調達してはどうですか? 」


「それ良いね。飛空艇があれば海上もカバーできるね。モモコも2000体ほど呼ぼう」



10日ほどして、アオシが10000人、モモコが2000人、母船から降りてきました。

アオシ達は、500人が町の治安用に配置され、100人が海上巡視、さらに100人が空域の巡視に向かいました。残りの300人は、国土開発のロダン兄さんにあずけられました。


西からジェット機5機が飛来してきました。空域監視隊が出動した。並行して飛びながら、


「このまま、直進するとゴラン王国の領空に入ります。方向を変えてください」


3回の警告に従わなかったため、魔力を使って強制的に方向転換させました。基本、攻撃はしません。このことは東西の国も理解しているようで、それにしても、ちょっかいが多すぎます。

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