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17話 神主のヤヨイの話

「ホーソン星の神の名は、アラン・ホーソンとナナミ・サクラの二柱ですじゃ。

アラン様は、この星に生命が生まれたころから、おられるとのことですが、お会いすることもありませんし、神託などをお受けすることもありませんのじゃ」


「ナナミ様は、6万年前にこの星に来られたそうです。

そう、今回のララ・ゴラン様と同様に、移民星を率いて来られました。

私たちも、遠い旅路の果てにたどり着いたと言い伝えがございます」とイロリ。


「この星の生命、輪廻、霊脈、魔素などは、アラン・ホーソン神が作り上げたものです。

闇の精霊と呼ばれるものや魑魅魍魎もアラン・ホーソンから生まれたものです。私たちから見たら負のエネルギーではありますが、陰と陽が必要不可欠と考え、ナナミ・サクラも一方的に駆逐することはしませんでした」


「私たちは龍人を祖とする一族で、昔からホーソン神とサクラ神を祭っておりますのじゃ」


私たち一同は、社の奥に案内された。そこには、直径1メートルほどの大きな透明の球がおかれています。そして、その上部には青く光る木が生えていました。


「この木は世界樹と申しまして、ホーソン星の霊脈を表しております。この社は2000年前に建てられており、その時の光珠は、この倍ほどあったと言われております」


近年、ホーソン神のへの信心も減少して、光珠も小さくなったそうです。

世界樹が光珠に下ろした根が霊脈を表しており、ところどころ緑の光が点滅しています。その点滅しているポイントがホーソン神の『神ヤシロ』であるらしい。


「それはそうと、先ほどの『浄化』の祝詞を教えてくださらんか? 」


「『ホーリーレイン』ですね。良いですよ。あなた方お二人でいいでしょうか? 」


「おぉぉ!ありがたい。他の者には、我々から伝授いたしますゆえ。よろしいでしょうか? 」


「問題ありません。よろしければ少し補助する者を用意します」


近在に住む龍人の末裔を集めることになりました。

10日後に、伝授と補助として5人向かわせました。


「さて、霊脈の話を、も少し伺いたいのですが? 」


ホーソン神が、生命を育むための魂や魔素を、この世界に巡らすために、霊脈を作ったそうです。6万年前に来られたサクラ神はその霊脈の上に神ヤシロを立てて、ホーソン神を祀ったのです。そして、ホーソン教を広めました。教義の一つとして、鳥居の右側には『生あるものは魂を捧げよ』、左側には『生無きものは魂を望め』と刻まれています。これは、悪しき心を持つものはここに跪き、良き心を持ち帰れとも解釈されています。


さて、2時間ほどの時間を過ごして、お暇することにしました。

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