表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/55

11話 ララ、未来を予測する

ここは、移民星にある会議室のひとつ。

ララ・ゴランとナナミ・サクラ、研究所長のクロー・アマミヤと研究員のアズミ・アマミヤの4人が大きなモニターを見ながら話し込んでいます。


「いやー、難しいですね。一応100万ケースのシミュレーションを行いましたが、壊滅は避けられませんね」とクロー。


「生き残りがあるケースはありますか? 」とサクラ神。


「そうですね。5つほどあります。その一つは、大きなシェルターを作って、そこにホーソン人を誘導するケースです。ただ、誘導には時間がかかりすぎますし、シェルターにも限界があります。一番効果があるのは、やはりおっぴらに侵略することですね。そして、大量破壊兵器やそれにかかわる人や組織を取り除きます。完璧です」


「そうですか。まあ、この星の人たちが望んだ未来ですから、全滅しても仕方ないのですが。生き残りは最大でどのくらいになりますか? 」


「52万人です。解析した私も少なくてびっくりしました。幸いなことに、この数が生き残れば、種の継続は可能ですね」


「うーん。やはり全滅してもらった方が良いのでしょうか? ナナミはどう考えますか? 」


「10億人が52万人ですか・・・。また、一からやり直しですね。ララちゃん協力してね」


星の神様は、基本は監視者です。

どうこうできる力はありません・・・。と言うことになっています。


基本は魂の輪廻を司り、魂の進化を導くことが、神様の役割です。

しかし、昔100年戦争の後、ホーソン神と人々の間で交わされた、『生まれ変わる魂は真っ白にしてほしい。育てる過程で善に導くことを誓います』との約束から、この星の魂は進化しないことになっています。


それなのに、今回も過去の過ちが繰り返されようとしているのです。


人々は次第に神に祈ることも忘れ、魂は導きを必要としていることも忘れているのです。

お門違いも甚だしく、自己の欲求を『お願い』と言って、お祈りする輩が多くを占めるようになりました。崇め奉り感謝されてこそ神です。欲のお願いは、魑魅魍魎をはびこらせ、霊脈をも齧り倒して、細くなってしまいました。


まあ、限界ですね。そして、今は壊滅へ少しづつ近づいているのです。

シミュレーションの内容はあまりにも悲惨なので、ここでは語れません。


パラレルワールド管理局からは、手助けしても未来は変わらないので、手出し無用と言われています。

しかし、この青い綺麗な星は欲しい!。


あ!!、そうだ。



パラレルワールド管理局をお呼びしました。


「こんにちは、パラレルワールド管理局のゲランと申します」


「文明係のアッカです。よろしくお願いします」


「率直に申しますが、私たちが住むための惑星改造は許可いただけますか? 」


「む・・・。大丈夫です。壊滅の阻止が主でなければ問題ありません。前例は沢山あります。」


「ただし、現存の文明・文化・人を著しく棄損しない範疇でと言うことになります」とアッカが補足。


「ありがとうございます。では、早速計画を練ってみます」


(著しく・・ということは、まあ適当でと解釈しましょう)


「ああ・・、一時はどうなるかと思いましたが、ちょっと安心しました。ララちゃんよろしくお願いします」とナナミ・サクラが胸をなでおろしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ