表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界 エルミシア  作者: 風雷坊
17/32

17 ドラゴン

イーサンとリアナがエレメンタリアの力を手に入れた直後、

ダンジョンの奥深くから轟音とともに巨大な影が現れます。


それはダンジョンボス、炎を纏ったドラゴンの姿でした。

ドラゴンは獰猛な眼光を放ち、その鱗には炎が揺らめいています。


咆哮とともに巨大な炎を吹き上げ、ダンジョンの壁を揺るがせます。

「イーサン、私たちの力を試す時が来たようです!」

リアナが言います。


イーサンは決意を込めた表情で頷き、剣を握りしめます。

彼らは団結し、ドラゴンに立ち向かう覚悟を決めたのです。


ドラゴンが地を踏みしめながら迫ってくる中、

イーサンは剣を炎に包み込みます。炎の刃が鮮やかに輝き、

彼の周りに熱気が漂います。


リアナは素早く矢を装填し、弓を引きます。

矢の先にも炎が宿り、燃え盛る矢が待機しています。


「覚悟を決めろ、リアナ!」イーサンが叫びます。


二人は一斉に攻撃を開始します。

イーサンが剣を振り下ろすと、炎の刃がドラゴンに突き刺さります。

炎がその体を焼き尽くすように燃え上がります。


同時にリアナが弓を放ち、炎の矢がドラゴンの体に突き刺さります。

炎が爆発し、ドラゴンの鱗を焼き尽くします。


しかし、ドラゴンは怒りに燃えており、

炎を纏った爪や牙で反撃してきます。


イーサンとリアナは巧みな身のこなしで攻撃を避け、

再び炎の一撃を繰り出します。


激しい戦いが続きます。

ドラゴンの攻撃は猛烈で、イーサンとリアナは一瞬たりとも油断

することなく闘います。


彼らの身には炎が燃え盛り、

エレメンタリアの力が全身を包み込みます。


最後の一撃が放たれる瞬間、イーサンとリアナは共に力強く叫びます。


「エレメンタリア!我らに力を与えよ!」


その叫び声がダンジョンの壁を揺るがし、

空間が鮮やかな光に包まれます。


イーサンのペンダントが輝き始め、

赤い宝石から強烈な光が放たれます。


光はリアナの弓に伝わり、

弓の弦が張り詰められる音が響きます。


彼らの体はエネルギーに包まれ

力強さと決意に満ちたオーラが放たれます。


イーサンの剣には炎が舞い上がり、剣身が燃えるように輝きます。

彼は剣を一振りし、炎が刃先から猛烈な勢いで放たれます。


リアナは弓を引き絞り、エレメンタリアの力が矢に集中されます。

彼女の手から放たれる矢は風を切り、

迅速かつ正確に目標を追い求めます。


そして、剣と矢が一斉に敵に向かって飛び出します。

炎の刃と鋭い矢が螺旋状に舞いながら、

ダンジョンボスに直撃します。


敵は炎に包まれ、矢によって貫かれ、咆哮とともに倒れます。

イーサンとリアナは息を切らしながらその場に立ち尽くし、

敵の倒れた姿を見つめます。


彼らの共同の努力とエレメンタリアの力が勝利をもたらしたのです。

彼らはほっと胸を撫で下ろし、互いに力強い微笑みを交わします。


「やったね、イーサン!」リアナが喜びに満ちた声で言います。


イーサンも笑顔を浮かべながら返答します。


「おめでとう、リアナ!我々の力が証明され

たよ。この冒険はまさに共に乗り越えるべきものだな。」


彼らの連携と信頼は試練を乗り越えるための強力な武器となりました。

エレメンタリアの力は彼らの意志と結びつき、

戦いに勝利する力を与えてくれたのです。

読んで頂き、ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ