表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

貴方と私は人生の共犯者

作者: Amia


川辺で泣きながら自殺しそうな男の子に女の子が手を差し伸べる


男の子の手には刃物 血まみれ 涙まみれ

声をかけられた男の子は驚いたままの顔で見上げて少女を見る


少女は不安そうながらも凛とたっていた


『あんたの人生、肯定してあげる』嫌になるほどに生きたくしたげる。


突然そう言われる。そこから2人の人生は_


周には弟がいる、その弟とある日喧嘩して弟は家から飛出てしまう。


そして事故を起こし亡くしてしまう。

親からも責められ学校ではそれが原因で避けられ虐められてしまう。


もういっその事、死んでしまった方が身のためだ。周はそう思った。弟の為にも_


少女は、いつも否定してばかりだった、夢もない、現実派だった、


そんなふとした言葉で人を傷つけてしまう、たった1人の親友を傷つけた時、その歯車は狂った、親友は自分の言葉のせいで自殺したのだ、


この少年を助けるのはエゴかもしれない、でも、それでも、何かが、きっと。


真白の母は仕事が忙しく早朝まで帰ってこない

真白の父は海外で仕事をしている為不在



『な、何ですか..急に..』


『だから、アンタ、死にたいんでしょ?だからアンタの人生肯定してあげるって言ってんの。』


『は、はい..?』


『とにかく、名前は?』


『...天沢周』(あまさわあまね) 『周ね、私は朝宮真白 』(あまみやましろ)


『私達、これから周の人生の共犯者ね。』


『ちょっと、!さっきから勝手に話進めないで下さいよ..肯定とか共犯者とか何なんですかほんと..ほっといて下さいよ!』


『...とりあえずさ、今は死にたいって気持ち、無くなってるでしょう?』


『え..』


『死にたいって考えた気持ちって何かしらの事が起こると15分で消えるって言うじゃない?』


『だから、何も考えずにとりあえず私に着いてきて』『....』周は不安そうな顔でムクリと立ち上がり真白に着いていく_


『ここよ、さ、入って』


『真白さん、ここって..?』 そこには大きな豪邸が目の前に立ちすくんでいた


『私の(ハウス)

『真白さんってお金持ちなんですね..』

『全部親のおかげでしょ、私が凄い訳じゃないわ、あと呼び捨てでいいわよ。』

『..分かりました。お邪魔します』


真白の家は暖かく暖炉がパチパチと燃えている

『暖かい...』

『私の部屋はこっち、着いてきて』__



真白の部屋には大きな窓 、真白の体じゃ有り余りそうなベッド、サイドテーブル、大きな本棚があった。大きな窓からは綺麗な夜景が垣間見える。


『凄く広いね…本棚が沢山あるけど本が好きなの?』『....ええ、昔から、他の国からも集めているの』


『真白らしい部屋だね』

『⁉️ ..そうかしら..?』『うん』


『..とにかく、本題に移りましょう、そこに椅子があるから座って』

『ありがとう』


『周はどうして死にたがっていたの?』

『それは..まだ..言えない..』周は泣きそうな顔で詰まりながら言葉を話す


『そう..そんな簡単には言えないものよね、でも私、周に死んで欲しくないのよ』


『どうして..?さっき出会ったばかりじゃないか』


『どうして..か、私のエゴなのかもしれない、でも何か、周には生きていて欲しい、ってそう思ったの、』


『何だそれ..おかしいの(泣き笑い』

『..!周、やっと笑ってくれた』


『..真白君もだよ』2人の顔が微笑む。


『さっきは共犯者、なんて言ったけど私達、友達ね』『とも、だち..嬉しいや、こんな感覚久しぶりに感じたから..』



「真白の心の中 ..周は今どんな過酷な環境に追い詰められているのかしら..」

『人から笑顔を奪うなんて、そんな権利、誰にもないはずなのにね..』


『え、真白なんか言った??』『いいえ、何にも無いわ。』


「周は、周だけは、絶対に、絶対に助け出してみせるわ......」


『あ..もうこんな時間..僕家に帰らなきゃ..』


『あ、そうね、もうこんな時間か..周今日はありがとう、また明日ね』

『明日!?毎日会う気..?』

『当たり前でしょ!周を生きさせる為にも毎日会わなくっちゃ』

『..また明日、真白』『また明日、周』__



『ただいま..』

『周!!どこ行ってたの、こんな時間までほっつき歩いて、アンタが街をうろつくだけで噂が経つのよ!どうして..どうしてあの時×××と喧嘩したのよ!今頃..今頃なら!!あんたなんか疫病神よ!』


『っっ..ごめんなさい..すぐ部屋に戻りますから..』


『ママ、落ち着いて、周が家に居ない方が気が楽だろう。周、早く部屋に戻りなさい。晩ご飯は部屋の前に置いておくから、部屋から出るな。』

『..はい、分かりました..。』


『うっ..うっうぅ..うぇっ、ごほっごほっ.. 僕が、僕が×××を殺したんだ、僕は殺人鬼で、誰からも望まれてないんだ..なんで..何で神様は僕を生かしたんだよっっ..!!!』『....真白っ....。』



『周、無事に帰れたかしら..急な事だったから連絡先も聞けなかったわ..』

『今日も結局1人なんだし、さっさとご飯食べて寝よ....』


『おはよう..』

『朝から顔を見せないでよ!!さっさとご飯食べて学校でも何処へでも行って!』


祭壇には×××の写真と×××のご飯。テーブルにはお母さんとお父さんのご飯。僕のご飯は玄関に置いてある。本来なら、本来なら....4人で食べるはずのテーブル。今は..2つしかない。


僕はさっとご飯を食べ学校に向かった_



教室を開けると教室の空気が凍る。さっきまで聞こえていた話声も静まり、みんなが一斉に僕を無視する。


<僕って生きてるのかな、>


そこからは苦痛な学校生活だ、ただ授業を受け、コンビニで買ったパンを一人で食べただ片隅に、1人、ずっと、ずっとずっとずっとずっと一人。


先生も僕の話を無視するしみんなが気まづそうに僕を見る。僕を腫れ物みたいに。

早く帰りたい、そう思いながら授業を受けた6時間目_

やっと、やっと終わった、早く帰ろ..


家..家に帰らなきゃいけないのか..また叱られるかな、....あっ、真白..真白に会う約束があった.. それを思い出しただけで、僕の心はなぜか軽くなった。


僕は足早に学校を出て真白の家に向かう

<真白..っ真白..!>


『真白っ..!』

『周!来てくれたのね、嬉しいわ』

会えた、また会えた。約束はホントだったんだ。

そしてまた真白の家に入っていく_



『周!明日土曜日でしょう?2人で出掛けましょう!自分探し?って言うのかしら、周が自分を見つけて、楽しむのが目的よ!』


『お出かけ..うん、行く、どこに向かうの?』


『うーん..神社やパワースポット巡り!って言うのはどう?パワースポットなんかに行ったら何か見つかるかも』


『パワースポットかぁ..行ったことないから、いいかも。』


『よし、じゃ決まりね、明日の10時集合ね!』


『分かった、また明日ね!』


<お出かけなんて..何年ぶりだろ..神社..か..×××とも受験合格の為に祈りに行ったっけ....。>


『よし、時間ピッタシね!じゃ、行きましょう!』『う、うん』


<真白の私服だ..初めて見るから新鮮だな..ってこれってデート、、ってやつなのか?まさか、そんな訳ないよな..>



『じゃーーん!!最初のスポットはここ!ここで縁切りやお祓いが出来るわよ!』


『..』


『??どうしたの?げんきない?』


『ううん、そんな事ないよ、真白』


『よし、じゃ手を浄めに行きましょうか!』


『うん…』_



『真白!それ逆!作法と違うよ!』


『えっ!!あっほんとだ..私とした事が..滅多に来ないから忘れてた..』


<真白って意外とクールそうに見えて抜けてる所あるのか?>


『次!次はここのパワースポット!』


『何これ..!?今すぐ悩み事が消える絵馬5000円?!』


『っ..胡散臭!!!』


『あははは、!!真白、それ絶対嘘だよ、ちゃんと調べてきた?おっかしー..!!』


『っっ!!ほんとね、おっかしーわね!!』


_2人で大笑いしただけで、何も見つけられなかったけれど、けど__


『あ、そうだ周、連絡先交換しましょう?毎回私の家集合だと不便だろうし』『うん、いいよ』



<これで真白と..連絡できるのかぁ..>

「これで周を助ける方法がなにか見つかるかも..」


「ただいま..」

「..あんた、最近楽しそうな顔してるわね、ねぇ、あんたが何で楽しそうな顔をして×××が死んだの?ねぇなんで?なんでなんでなんでなんで」


「ごめんなさい..ごめんなさぃごめなさ..」「ママ!落ち着いて!こっち来て薬飲んで、周は早く部屋に行きなさい!」


「..ごめんなさい。」


僕は誰のために生きてるんだろう、誰の役にも立たない、罵れて生きて..なんで..?なんで喧嘩なんかしたんだよ..俺は..×××に謝っても謝っても報いきれないよ..ごめんな、ごめんな......兄ちゃんが生きててごめんな..


....真白からLINEだ..


「ちゃんと帰れた?今日は楽しかったね!また色んなところ、周と行きたいな」

なんで..僕なんかの傍に真白は居てくれるんだろう....こんな生きてる価値も無いやつに、なんで真白は、僕を助けてくれるの?


「真白、今日はありがとう、なんで真白は僕なんかと一緒に居てくれるの?」


「周を助けたいからよ、それに..助けないと、あの子に許されないから」


あの子....?誰だろう、今は聞かない方がいいのかな、真白の過去って、なんだろう____


周..貴方と私は似てるのよ、だから共犯者なの、だから助けたいの、貴方を助けて私は救われた気になるの、許して..周..許して..優里....


_真白の過去_


貴方は!優里は現実を見なさすぎなのよ!夢を追うために引っ越すなんて!それにっ今の優里じゃ絶対に叶うわけないのにさ!!!!!


その瞬間、優里の瞳が揺れる

「..あっ」


優里が駆け出していく、私は追いかけるのを、辞めた..

優里はカウンセラー志望だった、

でも優里は脆くて繊細で、他人の悩みを一緒に考えて悲しくなってしまう、そんな優しい人間だった、私は、私は優里に傷ついて欲しくなくてそう言った、

でも..


「そろそろ謝りに行かなきゃ..少し言いすぎたよね..」

探すが優里はいない、どこにも居ない


「まさか....」


急いで屋上に駆け上がる

勢いに任せてドアを開けると

そこには優里の靴があった


「優里..優里ぃぃぃぃぃぃぃぃぃい」

私はその場で泣き叫んで嘔吐した

私が、私の言葉で優里を殺したんだ、優しい子だってわかってたのに、それを自らの手で殺したんだ、あの優しさを、繊細さを

自分が嫌いで嫌いで堪らなくなった


その後は親のお金のおかげで私はニュースに乗ることも無く、誰にも知られること無く無事に中学を卒業した

これは!!私の..力じゃない..親の..力だ。

親の力で消し去られて憎悪と吐き気が一気に襲ってくる

その日は誰にも知られずに人知れず1人泣いた_




「っしろ..」「ましろ..」「真白!!」

「!?」「どうしたの?ぼーっとして..大丈夫?」「あっ、周大丈夫..ちょっと昔の事を思い出してただけだから..」


やっぱり真白には言えない過去があるんだ..僕も真白を助けたいのにな......


「今日はどこに行く?」

「そうだなぁ..真白の好きな所行こう」

「っ?それじゃ解決の意味に..」

「いいの、真白の楽しんでいる所見てたら嬉しいから」

「っっ..!そっか」




意外だ......真白は意外と可愛いものが大好きらしい..真白が楽しそうに服を選んで試着していくところを見て、待っている

いつも僕と会う時はカジュアルな服しか見なかったから意外だ....


「どう..?」とカーテンから出てきた真白は..


とても可愛らしかった..僕はぽっと顔を赤らめそれを隠すために逆方向に顔を向ける


「..?周..?....やっぱりいつもの服の方がいいかな」と着替えようとする彼女を僕は引き止める


「に、似合ってるよ!いつもと違うから驚いただけで..とても可愛いと思い..ます..」顔が赤いだろうか、恥ずかしい..


「..ありがとう!!じゃあこれ買うね」とまたカーテンに消えていった真白


可愛すぎるに決まってるじゃないか....

そういえば、いつも真白ってリボン付けてるような......



「お待たせ」 そこにはいつもの真白が居た

「おかえり」


「なんでいつもカジュアルな服しか着てないの?似合ってるのに」

「恥ずかしいから..。誰にもバレたくないし、性格に合わないから」

「..でも周には、見せたいと思ったの」と真白が微笑む

「たまには着てきてね、僕にだけ」


そして真白は夜ご飯に激辛店に僕を連れて行った。真白キャラに合わず激辛好きだったの..!?!?!?!?!?


「う..辛い..み、水..」嘘だろ?これで1辛?ええ..手羽先がこんなに辛くなることある!?信じられない..なのに真白は10辛のチキン食べてる..1人で..12個も..ええ..そんなか弱い女の子が..嘘だろ


「もぐもぐ.. 周、それ要らないの?なら頂戴!」「う、うん」結局僕は普通のオムライスを食べて二人で帰った


真白の知らない所を沢山知れたな..嬉しい。




_真白のリボン事情_

親友の子がいつも作ってくれていてリボンが好きだったのでいつもつけている、たまに気分転換としてお店で買う事もある




さて、始めましょうか

プルルルルル....

「はい、白銀です」

「貴方に依頼したい事があるの」

「何です?」

「天沢周という少年の事について調べて欲しい、周の弟の事故の真相について」

「..なるほど、少々お時間頂きますよ、御依頼ありがとうございます」

「ん、また結果分かったら教えて」

「はい、必ず」


白銀は信頼出来る....何かいい証拠があればいいけど....


「あの真白さんがここまで熱心になる相手、気になりますねぇ..フフフ」

「紅茶でも飲みながら調べますか」


「周、明日カップルごっこしない?」

「か、かかかカップル?!」

「ごっこよごっこ、きっと楽しいわよ」

「そうだね、やろう」

最近お母さんから暴力まで振られるようになったし..丁度いいよね........


「周!!!なんで生きてんのよ!なんなの?!街中でお前と女の子が一緒に歩いてるって知り合いから聞いたのよ!なんなの?!アンタ!死ねよ!!!!」と夕食が僕に投げられ、ビンタされる、

お父さんがお母さんを別室に連れていったから、それ以上は大丈夫だったけど......


お母さん..僕に..そんなに死んで欲しいんだね................真白と居る資格も無いよね..次で..最後にしよう..真白にも危害が及ぶかもしれない....からっ..........っ....


「周ー!!!」

「..真白」

「..?元気ない?」

「ちょっとだけだから心配しないで」ふと頭に手が触れる

「よしよーし、大丈夫だよ、周、私がついてる」 僕はまた軽く頬を赤らめる


「早く行こう..真白。」「う、うん、行こう!」

僕は、僕は君を壊したくないんだ、大切な君を_


「ここ!!ペアルック!プリクラ!ね?カップルっぽいでしょ?」

「..確かに、でも僕プリクラ始めてで恥ずかし..」「い!い!のー!!ほら、早く行くよ!」と無邪気な真白に連れられる

「出来たー!!!!」



「周、なかなか可愛く撮れてるじゃん笑」

「うっ..プリクラの進化について行けない..」

「真白も、珍しく髪解いてるね」

「まぁ、たまには..ね、」


真白はとても楽しそうに笑っている、あぁ、今日で..今日で最後、終わりなんだな..この笑顔とも..........僕は真白が、好きだ


「あのさ、真白。」

「なぁにー?周」

「今日で、今日で..お別れしよう」

「....えっ?」

言った、言ったぞ..これで、これでいいんだ。


「じゃあさ、最後に周の家に行かせて?」

「だ、ダメだよっ!君を巻き込みたくない!」

「言ったでしょ?私達もう共犯者なんだから、やり残したことがあるの、それが終わってからにしてくれる?」

「っっ....わかった..」こうなる事を避けたかったのに..!!真白!!!



_数日前_

「白銀、何かわかったの?」

「はい、この事故、本当はただの事故ではなく犯人が無差別殺人を考えていてそこに居た弟さん、天沢類さん。それで巻き込まれたんです、だから周さんは全く悪くなかったんですよ、元々類さんは狙われていたんですから..」

「なるほどね、ありがとう、重要な情報だわ」

「真白さんは、周さんの事が大好きなんですね」

「は!?」

「では、御依頼ありがとうございました」

ツーツー..

私が..周を..好き?


フフフ、無事に事が終わるといいですねぇ、真白さん、そして、その恋も_



「明日、周の家行くね、近くの公園集合で」

「分かった、話って何?」

「着いたら言うよ」

「分かった、また明日ね、おやすみ」

「おやすみ、周..」


_次の日_

「周!おはよう、早速行こうか」

「うん..」

無言のまま二人で歩いて周の家に歩く


「ここが僕の家」

「立派なお家だね」

「どうぞ..」

「お邪魔します」

「こんにちは、周の友達の朝宮真白です、今日はご両親にお話があって来ました、よろしくお願いします」


「これが噂のっ..。どうぞ、入ってください。」「どうぞお入りください」

「ありがとうございます」

「周も早く入りなさい!!」

「はい..」

「......」(真白)


「で、お話というのは?」

「天沢周さんの弟さん、類さんの事です」

3人共 「!?!?」

「ま、真白!僕弟の名前..」

「ごめんなさい、調べさせてもらったの」

「調べたって、何をよ..」

「あれは全部周が悪くて!!」


「違います!!!!!!あそこでは無差別殺人が行われていてそこに居た類さんにトラックで突っ込んで殺したんです。」「これは計画的犯行です、周さんは一切悪くないんですよ、なのに家族である周さんをずっと憎んで妬んでそんな辛いこと周にしないでください!周も人間です!周は貴方達の家族ですよ!類さんもそんな事しても帰って来ないし嬉しくないはずです!貴方達が周の幸せを奪わないでっ!!!!!」


「っっっ....」

「そう、だったの..そうだったの?類..類..う、う、ぅぅぅぅぅごめんね、ごめんね、類も周も、お父さんも、全部私が間違って皆を不幸せにしてたの....」


「違うよ母さん、僕類と喧嘩したことは今でも本当に後悔してるんだ、だからまた3人で..やり直せないかな。」


「貴方に散々酷いことをしておいて周はやり直そうと言ってくれるの....?」


「うん、だって、僕の母さんだもん....」「うぁぁぁぁぁぁ..ごめんね、ごめんね周、ありがとう....」


そこにはもう、憎悪の家庭ではなく、清く優しい3人がいて、抱き合って泣いていた


(微笑む真白)


「今日はありがとうね、真白ちゃん、これからも周と仲良くしてあげてね」「頼みます」

「はい!勿論です」



_公園にて_

「真白、ありがとう..君のおかげで生きていたいって思えたんだよ、そして君のおかげで救われた、感謝してもしきれないよ..」


「そんな事ないわ..私も周に救われてたの、私ね、昔親友がいて、でも私はいつも現実派で、その優しい子の夢を否定して私の言葉でその子を殺したの..その子は自殺してしまった、だから周の笑顔に、周が救われた事に私が救われて居たのよ、私のエゴに付き合わせてごめんなさいね、じゃあ..」


「真白!!まだ、僕と一緒に人生生きてくれませんか!共犯者じゃなく、共存してくれませんか!真白が好きです!」


「..!!! 私も、周と生きてたい、私も周が大好き!」

2人は無事、結ばれましたとさ



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ