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1:2度目は違う世界で

中学生の時に書いてた小説のほうが語彙力あった気がします。

セテス暦1878年、バレンガン侯爵領の、カイル・ノア・バレンガンに男児が生まれた。上に兄を二人、姉が一人の兄弟を持つ4人目の赤ん坊は父親譲りの赤銅色の髪に母親譲りの深い青緑の瞳を持って生まれてきた。しかし、順調だったのはそこまで。彼は産声を上げなかったのだ。予定日より一月も早い出産になってしまったため、母のマリアは祈るように産婆を見る。逆さまにして4度目の痛々しい叩く音が聞こえて、やっと産声を上げたときには泣き崩れてしまった。その安心からか気絶するように眠りにつき、さらに慌ただしくなるなか、赤ん坊は元気に泣き続けた。


















とまあ、その時の赤ん坊こと、カインである。カイン・ノア・バレンガンとして生まれ…転生してきた。正直何言ってるかわからない?そうかそうか、そうだよな、聞いて驚け。


俺もわからない!!!


大学卒業に向けて就活を終えて卒論必死でやってたら死んでたもん。いやふざけんな。死ぬほど勉強したわ。あとちょっとだったのに。いやまあ死んだもんは仕方ないけどさ。ただの人間が生き返るとか無理だよね。


それより今日は俺の3歳の誕生日だ。この世界では3歳まで元気に成長したら、とりあえずお披露目がある。魔法によって(ほぼ(多分きっと)何でも治せちゃうものがあるらしいけど、生まれたばかりの赤ん坊は耐性があまりないから下手に治癒魔法なんて使えない。治癒するといっても、人間の元の再生能力も使うから消耗が激しいんだって。自分の限界を知らない子供には使えないんだと。3歳でもガキじゃんって思ったけど貴族なだけあって3歳でもそれなりに勉強したからこんなもんなんかね?


あ、そうだ、さらっと言ったけどこの世界魔法があるんだぜ。知ったときは興奮しすぎて赤ん坊の体力なめきって騒いだら1週間ほど寝込んだわ。体力無さすぎて草。でも今日が楽しみでしかたない。だいたい3歳までに属性が定着するし、ある程度知識もあるから、3歳の誕生日を祝福して、そのあと神殿のお偉いさんに属性と魔力を鑑定してもらうらしい。鑑定ってスキルだよな。超ほしい。






「カイン様、お時間です。参りましょう」


おっと、いつのまにメイドさんきてた。いつも気付いたら後ろにいるんだよな。気配隠すとかカッコいい。気配に敏感な人間になりたいよね。そこにいるのは知ってるぞって言ってみたい。あ、耳ついてないけど俺にとってのメイドは猫耳じゃなくて見た目一般人な癖して戦闘メイド(カッコいいじゃん?)だからいいの。メイドさんに夢持ってたいから何も聞かないの。あ、そろそろ始まるらしい。行ってくる!

外国人の名前考えるの難しすぎませんか。

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