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それが慰めでも

作者:

音に耳をすます 音には心が宿っている


奏でる人 聞く人の内に巣食う心と呼応して

様々な色合いを見せてくれる


音は時に記憶を運んでくる

強く根付いていた気持ち 忘れられない思い


言葉や文字より速く そして正確に脳へ伝達させるその色褪せない思い出の数々

この強い思いを一人でも多くの人達へ伝えようと 人は楽を奏で表現する


奏者は音を駆使して演じることにより

聞いてくれる人達と思いを共有する術を身に付けた


誰よりも多くの人に 何よりも強く

それは自己満から始まったただの自己中心的な独奏だったかもしれない


けれど他人がその音から何を拾い 何を拾わなかったかまでは

奏者の知るところではない


それが感動でも それが慰めでも


奏者が望まずとも人は勝手にその音から独自の解釈を当てはめて

勝手に納得し 勝手に救われていく


だからいつまでも音は好まれ廃れない 永遠に愛され続けていく


時代に合わせ 人に合わせ

いろいろな形へ変わりながらも


奏でる理由 演じる思いはいつまでも変わることなく

多くの人達へ向けて 伝えられていく


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