表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多種族娘  作者: 暁のネコ
2/9

2

旅に出ると決めてから二日後の朝


「えー、だめー」

「ダメよ。あっちじゃ目立つわよ。その髪も」

「いいもん。それに髪はどうしろと」

「ルカよ、わしにも言っているのか?」


朝餉のとき母さんから「その格好でいくの?」と聞かれた。

私は落ち着くから着物のまま行こうとしていた。横に伸びている髪は生まれつきだからどうしろと……。


「あ、そうだ!試着してもらおうと思っていた新作があるの。それを着てきなさい」

「合えば何個か持ってく」


母さんは着物や和風な小物を作ることが趣味だ。私の幼少のころから3分の2は母のお手製だ。


◆◇◆◇


母の私室


「これ着て」

「は~い」


着せ替え人形中


「お似合いですよ」

「ええ」


そして、雪女と毛上臈もいる。


「なんで、いるのさ」

「だって、千歳様は旅に出られてしまいます。顔も当分見られません」

「雪女の言うとおりです」

「そっか。てか、母さんこれでも普通に目立つよ」

「まあいいじゃない」


新作は着物風ワンピだった。


「あと、これを」

「え!」


渡してきたものは制服風の洋服だった。


「あってそんじゃないわよ」

「ありがとう!」


親子(父抜き)の旅前の団らんだった。


◇◆◇◆


最終的に上は着物、下はスカートにニーハイ、下駄という服装になった。


「いってらっしゃいませ。千歳様」

「道中お気をつけて」

「約束守れよ。千歳」

「わかってるよ。父さん。皆も少し間行ってくる」

「はい/おう」


私は妖刀 夜明と名刀 桜吹雪を持って旅に出た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ