登場人物
【彼女】
主人公。非常に静かで地味子。頼られたらなかなか断らないイエス人間。厄介事を押し付けられる性格。結構苦労人。という性格から一変。
彼を尊敬する一方で、誇ってもいる。彼と話していくことで次第に自信に溢れる性格になる。一方で高慢とも思える性格も見え隠れするようになる。うわべだけの友達も多く、フレンドエネミーのような、嫉妬の感情で付きまとわれる事も。
彼女は打算的というよりも、関心が薄いだけ。しかし、それはある意味救いである。というのも本質は彼と同じで、否定されたらあっけなく壊れるメンタルの弱さを持つためだ。本当の友達の少なさが、心を守っていると言える。本編では親から怒られて、それがきっかけにあっけなく心を壊した。
因みに彼は、言う。心を壊したというよりも、己のクズ度合いを認識させられた事によって本来の自分が露呈しただけ。
【彼】
生前は理性的な性格。常に自分を戒め律する。怒ることなど皆無と言っていいくらい。彼にとっては、戦闘が唯一自分をさらけ出せる瞬間である。一方で反動もでかく、ひとたび戦えば、気合いや闘志の溢れた振るまいをする。
また、極度のナルシストであり、感情を出さない、禁欲的、他者を決して傷つけない性格を自分で好いている。無意識に相手を傷付けてしまう事がよくあったらしく、「無言は金」という言葉を本気で思っている節がある。また、「勇怯の差は小なり、責任の差は大なり」、という言葉から、振る舞いさえ気を付ければどうにかなるとも思っている。しかし、自分が壊れていくのを実感した場合、もしくは壊れる自分を隠しきれずにまともに振る舞えなくなった場合、あっけなく死を選んだ。
彼の言う友達は、大半が対等ではない。対等と思っている友達は、学校では一人だけ。自分はクズ野郎という自覚はある。誰もが理想の自分というものを持っている、一方で誰もが理想の自分を振る舞えれていると言えば、そんな訳は無い。その事で結構苦悩したっぽい。ナルシストのさがである。
本来は子供っぽいところがあり、調子に乗りやすく、周りが見えない性格。
【友達とか】
【彼の初恋相手】
主人公が不良集団から助け出した女子生徒。主人公にとって不良集団というのは、魔物を相手にするよりもこわかった様子。その為、仲間意識が芽生え、更には彼の事も認識してもらっている。【初恋相手】は主人公を慕っているようで、二学年にあがると同時にイメチェンしている。一方で、同じ時期に主人公も悪いイメチェンをしており、筆者にとっては比較として重要キャラクターにおいている。他にも主人公の孤立と【初恋相手】の充実とか、色々描写に書いてく予定。
【地味な男子生徒】
本編に未登場。彼の生前の友達であり、彼の「俺によく似ている」という言葉は出ている。彼の生前では自殺している。
主人公が、自分の駄目なところを見つめあった上で作った友達。主人公の成長を書く際に、絶対に必要になる重要なキャラクター。この地味な男子生徒も、自分をクズだと思っている。
【彼の生前の友人】
彼を含めた5人グループ。クラスメイトが死んでいくなか、それだけ結束が高まってたっぽい。尊敬の反面、彼はそれを苦痛に感じていた。主人公は、別の意味で苦手意識を持っている。
【リーダー?】
本編では八幡とかいう名前だったと思う。多くの女子生徒から慕われている。女子生徒との絡みもあって、主人公とは仲が悪いよう。ただ、彼女が腕を失いながらも助けてくれた事に戸惑いが隠せない様子。利き腕を失って、汚く惨めに食事をとってる彼女を見るたびに罪悪感を持ってるっぽい。
【ザキザキ】
笹崎とかいう名前。彼女が初めて突き合った相手。付き合うではなく、ど突き合い。生徒達に恐怖を知らしめさせた奴。関わりはある。
【聖女】
井口、名前だけ本編に出てきている。生前では彼に好意を持ってた。彼はそういった面しか見てこなかったため、認識の違いがある。今世においても、彼が魔物から助けたこともあり、彼は聖女(笑)さんに惚れられている。おかげで主人公に嫉妬しては理不尽なことでなにかと絡んでくる。主人公は苦手意識というよりも、こわいと思っている。