vsルキ
「待たせたな。いよいよ決勝だ!」
翌日のコロシアム。
俺もルキも、すでに舞台に立っている。
「絶対、負けないから。」
「あいにく、こちらにも負けられない理由があるんだ。」
昨日、話は結局保留にした。
タケルにも直接話を聞きたいからだ。
(それが出来るのは、チャンピオン戦のみ。)
この国に滞在中の平穏の為にも、ゴードンに近い人物に事情を聞きたい。
「それでは、試合……開始!」
意識を眼前のルキに戻す。
彼女は、ナイフをぶら下げたワイヤーを何本も下に垂らすと、振り回す。
魔法を使っているのだろう。
物理法則を無視した動きで、ワイヤーはルキの周りをドーム状に取り囲む。
その姿はまるで、
(結界だな。ルキの攻勢防御術って訳か。)
高速で動くワイヤーは、小中規模の魔法ならば防いでしまいそうだ。
また触れたら最後、絡めとられて身動き一つ出来なくなるだろう。
(とりあえず、ルキを守るワイヤーをなんとかしないとな。)
まずは、雷の矢。
金属であるワイヤーを通して感電を狙う。
が、絶縁処理済みのようだ。
10発射っても反応なし。
火の矢、氷の矢。
熱しても、冷やしてもワイヤードームに変化なし。
地の矢。
岩の塊など砕け散るのみ。
水、風の不定形すらも、霧散し消えた。
「6属性も扱えるなんて驚いたわ。でも無駄みたいね。降参しなさい。それとも、魔力が切れるまで攻撃する?」
「いや、俺にはまだ光と闇がある。」
全8属性適応。
俺の発言にルキのみならず、コロシアム中がざわめく。
(光と闇は、使い勝手が悪いからやりたくなかったが仕方ない。)
俺はルキに向け、ロビンの弦を引く。
能力一覧
天職:レンジャー 技能:射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方C
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D




