ラーナの頼み事
今、俺が滞在しているマシボノは、国王ゴードンの手によって、出るに出れない籠となっていた。
「やつは治安の悪化を放置し、人さらいも放っている。」
一度奴隷の首輪を付けられたら、奴隷商人か買った主しか外せない。
もう、まともな人に買われるのを祈るしかなくなるのだ。
「話は分かりました。しかし、その話が本当である証拠はあるのですか?」
「この話は全て、やつの護衛タケルから聞いた。」
国王の威の元である虎の名に、さすがに驚く。
「私も驚いたよ。協力を呼び掛けた情報屋が護衛と対面する場を用意したからな。あの子の無事も、彼女が保証した。…次の船出までだがな。」
(何者だ?その情報屋。)
同僚さんは、ゴードンに捕まっているらしい。
「ゴードンの討伐を頼みたい。本来なら、私自身が行うべき事なのだが、もう私には近付く手段がない。」
ラーナさんの申し出は、予想の範囲内だった。
ゴードンさえ押さえれば、事態は大きく動く。
「何で俺か。何で今か。受ける受けないの前にこの二つに答えて下さい。」
「あっ、はい。情報屋が貴方も来訪者だと。それに、実際に見て、貴方の方が強いと思ったから。なぜ今かと言うと、トーナメントを制した人は、コロシアム内で一泊してチャンピオンに挑むそうだ。その間、面会禁止。これは、コロシアム職員から聞いた。」
(大事な出演者に万一がないように。かつ、もしもの時に弱体化させやすいってのもあるか。)
このルールを決めたのもゴードン。
何もないとは思えない。
「お礼なら、何でもする。どうか、受けてくれないか!」
ラーナさんはそう言って、深く頭を下げる。
能力一覧
天職:レンジャー 技能:射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方C
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D




