決勝トーナメント
翌日になり、
「待ちくたびれたか、小僧ども!今日から決勝トーナメントだ!」
コロシアムには今日も実況の声が響く。
「最初の対決は、こいつらだ!巨漢対巨漢。肉体と盾がぶつかり合うぞ!」
(攻撃を全て跳ね返した大盾をその肉体一つで貫けるか…か。)
勝負は一方的だった。
武道家がいくら殴っても、いくら蹴ってもその盾は揺らぎもしなかった。
そのうち、武道家の体力が切れて試合は終了した。
次は、俺とヤコンだったが、
「降参します。」
ヤコンのリタイアで俺の勝ち。
(肩透かしだな。ルキもうるさいし、引っ込むか。)
控え室でも、ヤコンはルキに説教されていた。
「おめぇらの不満も最もだ。次は大丈夫!剣対魔法の分かりやすい対決だ!」
リングではすでに、剣を構えた剣士と水の魔球を浮かべた女エルフが試合開始を待っている。
(互いの距離が勝負を決めるな。)
俺の予想通り、開始と同時に剣士を距離を詰め、エルフは魔球で近寄らせない。
距離を保つエルフ有利と思った。
だが、戦況は一変する。
「どうした事だ!?魔法が届かなくなったぞ?」
剣士が左手に取り出したナイフが、触れる魔法を尽く消し去っている。
手札が尽きてきたのか、エルフは剣士に突進する。
それもただの突進ではない。
「水の膜を前面に張り、風の力で加速しているぞ!これは、すごい!」
破魔の力があるであろうナイフでは力不足。
ただの剣では水の壁は破れない。
「両者、激突!!剣士の顔を隠す兜が宙を舞う!」
両者を覆う土煙が晴れていく。
そこには、美女を押し倒し、馬乗りになるエルフの姿。
ここで、女剣士が降参。
エルフの勝利となった。
ルキと速足男の対決は、ワイヤーで足を止めた上でのタコ殴りで、ルキの勝ち。
(完全に八つ当たりだ。近寄りたくない。)
こうして盾男と俺、エルフ魔法使いとルキが、明日対決する。
能力一覧
天職:レンジャー 技能:射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方C
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D




