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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第4章 南へ
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海の悪魔

「追い詰めたぞ!ハスタ!」


ショウとハスタが戦っているうちに、マスラ、ジョーグ、ルキの三人が合流した。


「僕とお前の実力は互角。三人が加われば、お前に勝ち目はない!」


ショウの断言も最も。

だが、ハスタに動揺は見られない。


「うん。このままだと負けるね。でも決着は、まだ早い。」


言うが早いか、ハスタの周囲を光が覆う。


「くっ。」

「眩し!」


光が晴れたその場所に、ハスタは立っていなかった。


「どこに行った!?」

「探せ!」

「ハスタは小舟に乗っている。右側だ!」


だが、高所に立つ俺には見えていた。

ショウ達、ラフブリッジ海賊団が右側に集まる。


「いた。逃がすな!魔法攻撃、撃てっ!」


小さく脆い小舟ごと消し飛ぶと思われたその時、ハスタを庇うようにその巨体は海から現れた。


「クラーケン…。」

「海の悪魔だ!」

「そう!俺のクラちゃん。じゃ、またねー。」


イカの怪物はハスタの小舟を抱えると、高速で戦域を離脱した。


(リブラ、クラーケンのヒレに魔具がついていたな。)

(ご想像の通り、テイミングの効果を持つのでしょう。それも、クラーケンを操るほど強力な。)


突然のクラーケン登場に下が固まっている間、俺は【遠視】で得た情報を検討していた。

ショウの指示の元、下も次第に落ち着きを取り戻していく。


「こちらの死者5名、重軽傷者は治療済みです。」

「敵側の死者は30名ほど。重傷者の応急措置も行い、捕縛済みです。ハスタに力で支配されていたとのこと。」


ショウ達は、戦後処理に奮闘している。

俺は邪魔にならないよう、さっさと客室に戻った。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方C(up)

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D(evol)、黄金率D、漁師D

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