海戦
海賊達にとっては因縁の相手だろうが、俺にとってはただの敵。
でしゃばらずに身を守る事だけ考えていた。
(恩も情もあるから、勝つように手を貸すのもやぶさかではないけどね。)
そして再び、意識を船首方面に戻す。
「初めまして。僕が当船船長、ショウ・ラフブリッジだ。仲間が世話になったようだね。」
「ふーん。なるほど。良いよ、相手してあげる。」
「取っ捕まえて、マスラ達の前に転がしてやる。」
両船長の啖呵を合図に、両方の船が接近していく。
その間も、矢が魔術が、互いの船に降り注ぐ。
「衝撃に備えろ!」
船同士がぶつかり、軽く揺れる。
「白兵戦だ。切り込め!」
「「「「うおおおぉぉぉ……。」」」」
武器を手に、ぶつかり合う海賊達。
あちこちで火花が散り、怒声が飛ぶ。
(兵対兵は互角か。おっ、6人の実力は高いな。)
マスラは密集地にあえて突っ込み、効率的な動きで敵の全てを沈めている。
ジョーグは真っ先に敵船に乗り込み、誰よりも多く切り伏せている。
ルキはと言えば、ワイヤーで飛び回り、投げナイフの雨霰。
守りを固めるのは、ヤコンとガイリ。
ヤコンがハンマーを叩きつけたと思ったら、次の瞬間には体の倍はある剣を凪ぎ払う。
ガイリはその攻撃をかわしつつ、討ち漏らしを丁寧に処理していく。
アイファが歌えば、味方の勢いが目に見えて上がっていく。傷が消えていくところを見ると、応援と同時に治癒魔術も行っているようだ。
(6人がいればもしももないな。むしろ弱すぎる。数で押す作戦にしては、少々少ないような。)
見るからに頭のきれそうなハスタという男が、こんな初歩的ミスを犯すだろうか?
能力一覧
天職:レンジャー 技能:射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方D
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、遠視B、黄金率D、漁師D




