黒船
ラフブリッジ海賊団の船に乗って、二週間。
「そろそろ陸地が見えてくる頃よ。」
航海士長ルキがそう太鼓判を押した時だ。
「黒船が来たぞ!」
見張りの声が船内に響く。
緩んだ雰囲気が一転、はりつめる。
(魔物や海賊が来た訳じゃ無いのか?)
一人訳も分からず、甲板に出る。
(あれが黒船か。)
言葉通り、真っ黒に塗られた船が、こちらの船に近付いてくる。
船首に立つ男を先頭に数多くの海賊が見える。
(【遠視】してみるに、こちらと同規模ってところか。)
つまり、相手も強力な海賊のようだ。
「ヤッホー。マー君、ジョー君、お嬢。元気してた?」
船首に立つ、おそらく敵船長が気安く話しかけてくる。
だが、その言葉に親しみは一切感じられない。
「三人を名指ししたって事は、話に聞く大海賊の関係者か?」
「うす。裏切者ハスタ・ジョア。キャプテン・ジェイクを暗殺して逃亡した男です。」
俺の疑問に答えてくれた海賊は、話を続ける。
曰く、
マスラ達より長く所属していて、敵にも味方にも恐れられた残虐な男
マスラとジョーグが独立、全海制覇も目前のところで裏切り
大海賊の元、安定していた海が一気に戦国時代
マスラもジョーグも敵討ちをしかけるが、返り討ち
「聞いたよ。ぽっと出の海賊の下に付いたんだって?あの人以外に従うなんて幻滅だなぁ。」
「何とでも言え。俺達はお前を倒すためならなんでもする。」
「船長の器は師匠以上。それに、俺達も遊んでいた訳じゃない。」
「ハスタ。あなたは、私達ラフブリッジ海賊団が倒します。」
俺の出る幕は、なさそうだ。
能力一覧
天職:レンジャー 技能:射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方D
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、遠視B、黄金率D、漁師D




