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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第4章 南へ
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翌昼、出発

「近くに来る事があれば、遠慮なくまた来なさい。」


アムル家を出発するのは、翌日の昼。

夕食後、鍛冶屋に連行されて武器を一振り造りあげた。

ハルバートと呼ばれる武器だ。

人格は付いてないが、ぎっしりと付加しておいた。

タタラのサポートがあったとはいえ、夜遅くまでかかってしまった。


(それで、寝て起きたらこの時間だからな。ハジメはもう出発したか。水晶渡しっぱなしだ。)


メイドさんの主人変更は、夕食後すぐ行われたようだ。(その時、俺は鍛冶場。)

昨晩はお楽しみだったのを他のメイド(昨日飲み物こぼした人)に聞かされた。


「いい。すごくいいよ。このハルバート。」

「気に入ってくれたのなら、光栄です。しかし、その顔は人前でしないように。せっかくの二枚目が台無しですよ。」


うっとりと眺め、時々頬擦(ほおず)り。

昨日手渡してからこの調子だ。

道具は正しく使ってこそと、言っておいたが多分大丈夫だろうか?


「大きいなったら、お嫁さんになってあげましょうか?」

「俺には勿体ない話です。より相応しい方に言ってあげて下さい。」


すっかり遊び相手になってしまった。

あまり一緒にいなかったが、なぜ気に入られたのだろうか?


「こちらがハルバートの代金でございます。昨日は渡す前に休まれたので遅くなりました。」


俺付きだった若執事から皮袋を受け取る。

許可を貰い、中を確かめると10リルリン(1千万リン)入っていた。


「こんなには受け取れません。」

「貴方が気に入ったから色をつけた…じゃ、理由にならないかしら?」


夫人に限らず、使用人に至るまで「受け取れ。」と顔に書いてある。

しょうがないから、「差額は貸しから引いておく。」とし、受け取った。




(計算はあるだろうが、ギルベルト殿といい、まともな貴族しか会ってないな。)


俺は再び旅の空。

南へ、ただ南へ。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方D

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、遠視B、黄金率D

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