翌昼、出発
「近くに来る事があれば、遠慮なくまた来なさい。」
アムル家を出発するのは、翌日の昼。
夕食後、鍛冶屋に連行されて武器を一振り造りあげた。
ハルバートと呼ばれる武器だ。
人格は付いてないが、ぎっしりと付加しておいた。
タタラのサポートがあったとはいえ、夜遅くまでかかってしまった。
(それで、寝て起きたらこの時間だからな。ハジメはもう出発したか。水晶渡しっぱなしだ。)
メイドさんの主人変更は、夕食後すぐ行われたようだ。(その時、俺は鍛冶場。)
昨晩はお楽しみだったのを他のメイド(昨日飲み物こぼした人)に聞かされた。
「いい。すごくいいよ。このハルバート。」
「気に入ってくれたのなら、光栄です。しかし、その顔は人前でしないように。せっかくの二枚目が台無しですよ。」
うっとりと眺め、時々頬擦り。
昨日手渡してからこの調子だ。
道具は正しく使ってこそと、言っておいたが多分大丈夫だろうか?
「大きいなったら、お嫁さんになってあげましょうか?」
「俺には勿体ない話です。より相応しい方に言ってあげて下さい。」
すっかり遊び相手になってしまった。
あまり一緒にいなかったが、なぜ気に入られたのだろうか?
「こちらがハルバートの代金でございます。昨日は渡す前に休まれたので遅くなりました。」
俺付きだった若執事から皮袋を受け取る。
許可を貰い、中を確かめると10リルリン(1千万リン)入っていた。
「こんなには受け取れません。」
「貴方が気に入ったから色をつけた…じゃ、理由にならないかしら?」
夫人に限らず、使用人に至るまで「受け取れ。」と顔に書いてある。
しょうがないから、「差額は貸しから引いておく。」とし、受け取った。
(計算はあるだろうが、ギルベルト殿といい、まともな貴族しか会ってないな。)
俺は再び旅の空。
南へ、ただ南へ。
能力一覧
天職:レンジャー 技能:射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方D
加護:九十九神 技能:人格投与S、擬人化S、具象化S
能力:縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、遠視B、黄金率D




